記事一覧
「頭のいい説明『すぐできる』コツ(鶴野充茂)」#読書
ビジネスでは、「相手が答えやすいよう」に質問する必要がある。
カウンセリングなどでは望ましいとされる「オープン・クエスチョン」ではなく、「クローズド・クエスチョン」を考えるという作業は、相手の潜在ニーズを考えることにほかならない。
つまり、相手から直接答えを聞く前に、相手が選択する答えを考えること。
「紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人(歌田年)」#読書
『ミステリーを読むことは人生の勉強になるし、人間の勉強になる。小説(人生といってもいい)に必要な最低限の要素で構成されているため、内容も文章もが明晰でわかりやすく、ムダがなく、メリハリがきいている。犯罪が起こる。そこには必ず犯人がいて、動機があり、解決に乗り出す人間がいて、探索がなされ、謎解きがあり、告白があり、結末を迎える。そのように原因から結果までが太い脈絡で結ばれ、その中に、いつ、どこで、誰
もっとみる「頭のいい人が話す前に考えていること(安達裕哉)」①#読書
就活の罠? 正解は無いし、数値化が必ずしも客観的であるとも言えない。
『企業の採用面接では結局、面接官の好みや、第一印象によって合否を決めてしまうのがほとんど』
『民間企業の発表している数字は、自分たちの事業に有利な、恣意的な調査をしている可能性がある』
「あっぱれ!日本の新発明(ブルーバックス探検隊)」#読書
世界を変えるイノベーション!「ものづくり大国」日本の開発現場は、まだまだアツい!
「磁気冷凍」「なぜヒト型ロボット」「300℃でも触れるレンガ」「地熱じゃなくて地中熱」「いまだにわかっていない、接着剤がなぜくっつくのか」「暗黒シートが必要なわけ」「主体感を感じさせる自動運転」「空気を資源に」
世界の「標準」を覆すおもしろさと、幾多の逆風を乗り越えて地道な研究を重ねている姿に感動。
「客観性の落とし穴(村上靖彦)」#読書
数値や客観性は真理ではなく、一つの見方にすぎない。
数値化や客観性がますます進み、人間らしさや経験の豊かさが失われがちな現代社会において、社会や心の客観化から脱却し、人間らしさを取り戻すためには、自分の感情や経験を言葉にしてみることが重要。
「情報の文明学(梅棹忠夫)」#読書
物質とエネルギーの産業化から、精神の産業化へ。
一世を風靡した、A.トフラーの『第三の波』(1980年)の20年近く前に書かれたということに驚く。
1960年代初めで、「近代工業なんて、生産方式としては粗雑なものにすぎない。フィードバック機構をもたず、おおまかなあてずっぽうで、原料とエネルギーの直接的浪費において、画一的な製品を大量生産方式でつくってほうりだしている。ひとりひとりの個別の要求や
「あなたが知らない科学の真実(スチュアート・リッチー)」#読書
権威ある心理学研究100件のうち、再現に成功したのはたった39件!? 科学の信頼性を根底から揺るがす「再現性の危機」に迫る真実の書。
新聞紙上でも、「研究力の指標となる引用上位10%の論文数で日本は下落傾向」と騒いでいるが、引用数が本当に研究力の指標といえるのか、どこまで精査されたものなのか、今までは考えもしなかった。
学生に「就活ではいろんな事を言われると思うが、鵜呑みにせず、なぜそうなのか
「メーカーの仕事(山口雄大他)」#読書
需要予測・商品開発・在庫管理・生産管理・ロジスティクスのしくみ。
「メーカービジネスにおいて、個々の専門機能のレベルを高めることは重要だが、近年では企業の競争力の差は、むしろその機能の連携にある。相互にそれぞれのミッションや課題を知るとともに、全体を横断的に考えるための知識やスキルが必要。そういった俯瞰的な視野を持つ人材がいっそう求められる」
ジョブ型雇用がもてはやされ、総合職とは「総合的な雑
「『いい会社』はどこにある?(渡邉正裕)」#読書
「ワークライフバランス」は、生涯を通してバランスがとれていたらいいのであって、ハードワークするのも悪くない。
問題は、「する」のか、「させられる」のか。
『いい会社』を見つけるための12の条件──
【条件1】年齢に関係なく仕事を任されるか
【条件2】自律的に仕事内容を選択できるか
【条件3】専門能力が身につくか
【条件4】内外で多様なキャリアパスを描けるか
【条件5】労働負荷が自分にとって適度
「行動経済学BEST100(橋本之克)」#読書
行動経済学を学ぶと、人間の思考のクセに気づくことができ、自分の行動や考え方をよりよいものに誘導できる。
頑張るのではなく、そういう状況に身を置くことによって、自然と良い方向に進む。
他者への理解も深まる。
そして何より、人の不合理さが面白い。
「グローバル メガトレンド(岸本義之)」#読書
10の社会課題について、わかりやすく書かれており、ビジネスチャンスを探り、ビジネスで地球と世界の未来を救う、若き起業家たちへの希望の書。頭の中が整理でき、何より学生に読んでもらいたい。
①地球温暖化と環境問題
②有限な天然資源をどう活かすのか
③人口問題と少子化・高齢化
④移民とメガシティ化という人口移動
⑤所得格差は解消するのか
⑥ビジネスのグローバル化がさらに進む
⑦国家間のパワーシフトが進
「世界は贈与でできている(近内悠太)」⑥#読書
『現代に生きる僕らは「意味の欠如」を恐れる。ダイレクトに贈与の意味を求める』
自分の仕事は人の役に立っているのか、誰かに喜んでもらえているのか、自分の存在に意味があるのか不安になる。
それで悩んだりもするのだけれど・・・・
『「仕事のやりがい」「生きる意味」の獲得は、目的ではなく結果』
「世界は贈与でできている(近内悠太)」⑤#読書
『「君の好きなとこの不合理」長所をいくつか述べた後に一見ネガティブな特徴を挙げる。それを含めて、そこに愛が示されている。ひたすら合理的な理由だけを列挙するほど、愛のメッセージから遠ざかる』
ビジネスの世界と似ている?
合理性で組立てたビジネスモデルに、不合理な要素を加えることで、他社から真似されない、その企業ならではのビジネスモデルになる。
「世界は贈与でできている(近内悠太)」④#読書
『この世界は、安定とは真逆の、ぎりぎりの均衡を保ち、かろうじて昨日と同じ様な今日がくる』
当たり前の日常は、当たり前じゃないということ。今を全力で。
『現代に生きる僕らは、何かが「無い」ことには気づくが、何かが「ある」ことには気づけない』
「世界は贈与でできている(近内悠太)」③#読書
『贈与は差出人の意図にかかわらず、受取人に一方的な負い目を与える』
『僕らがつながりに疲れ果てるのは、相手が嫌な奴だからではない。「いい人」だから疲れ果てる』
確かに、少しだらしないくらいの人の方が「愛されキャラ」なのは、そのためかもしれないですね。
「世界は贈与でできている(近内悠太)」②#読書
『欺瞞さえなければ、相当ひどい親であっても子どもを追い込むことはない』
仕事でも、グレーゾーンだなと思うことを指摘されてもイエローカードだが、それを隠蔽していたらレッドカードになる。
「あなたのためを思って言っている」ということほど嘘くさいものはないと思っていたが、今の仕事では、ほんとうに学生のために頑張れるので嬉しい。