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「情報の文明学(梅棹忠夫)」#読書

物質とエネルギーの産業化から、精神の産業化へ。

一世を風靡した、A.トフラーの『第三の波』(1980年)の20年近く前に書かれたということに驚く。

1960年代初めで、「近代工業なんて、生産方式としては粗雑なものにすぎない。フィードバック機構をもたず、おおまかなあてずっぽうで、原料とエネルギーの直接的浪費において、画一的な製品を大量生産方式でつくってほうりだしている。ひとりひとりの個別の要求や使う状況の違いというものをいっさい無視して」は、ほんとうに凄い。

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