向井節郎【中小企業診断士xキャリアコンサルタント】

【資格】中小企業診断士/キャリアコンサルタント/日商簿記1級/第2種情報処理技術者 【…

向井節郎【中小企業診断士xキャリアコンサルタント】

【資格】中小企業診断士/キャリアコンサルタント/日商簿記1級/第2種情報処理技術者 【活動】経営コンサルタント/ビジネスプラン/マーケティング/就職支援/業界・企業分析/簿記講師/財務分析/管理会計/DX推進/働き方改革/業務効率化/製造業39年/VE/ものづくり/生産管理

最近の記事

「頭のいい説明『すぐできる』コツ(鶴野充茂)」#読書

ビジネスでは、「相手が答えやすいよう」に質問する必要がある。 カウンセリングなどでは望ましいとされる「オープン・クエスチョン」ではなく、「クローズド・クエスチョン」を考えるという作業は、相手の潜在ニーズを考えることにほかならない。 つまり、相手から直接答えを聞く前に、相手が選択する答えを考えること。

    • 「紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人(歌田年)」#読書

      『ミステリーを読むことは人生の勉強になるし、人間の勉強になる。小説(人生といってもいい)に必要な最低限の要素で構成されているため、内容も文章もが明晰でわかりやすく、ムダがなく、メリハリがきいている。犯罪が起こる。そこには必ず犯人がいて、動機があり、解決に乗り出す人間がいて、探索がなされ、謎解きがあり、告白があり、結末を迎える。そのように原因から結果までが太い脈絡で結ばれ、その中に、いつ、どこで、誰が、何のために、何を、いかに行ったかが明示されている。つまり人間の営為が単純化さ

      • 「頭のいい人が話す前に考えていること(安達裕哉)」①#読書

        就活の罠? 正解は無いし、数値化が必ずしも客観的であるとも言えない。 『企業の採用面接では結局、面接官の好みや、第一印象によって合否を決めてしまうのがほとんど』 『民間企業の発表している数字は、自分たちの事業に有利な、恣意的な調査をしている可能性がある』

        • 「あっぱれ!日本の新発明(ブルーバックス探検隊)」#読書

          世界を変えるイノベーション!「ものづくり大国」日本の開発現場は、まだまだアツい! 「磁気冷凍」「なぜヒト型ロボット」「300℃でも触れるレンガ」「地熱じゃなくて地中熱」「いまだにわかっていない、接着剤がなぜくっつくのか」「暗黒シートが必要なわけ」「主体感を感じさせる自動運転」「空気を資源に」 世界の「標準」を覆すおもしろさと、幾多の逆風を乗り越えて地道な研究を重ねている姿に感動。

        「頭のいい説明『すぐできる』コツ(鶴野充茂)」#読書

          「客観性の落とし穴(村上靖彦)」#読書

          数値や客観性は真理ではなく、一つの見方にすぎない。 数値化や客観性がますます進み、人間らしさや経験の豊かさが失われがちな現代社会において、社会や心の客観化から脱却し、人間らしさを取り戻すためには、自分の感情や経験を言葉にしてみることが重要。

          「客観性の落とし穴(村上靖彦)」#読書

          「情報の文明学(梅棹忠夫)」#読書

          物質とエネルギーの産業化から、精神の産業化へ。 一世を風靡した、A.トフラーの『第三の波』(1980年)の20年近く前に書かれたということに驚く。 1960年代初めで、「近代工業なんて、生産方式としては粗雑なものにすぎない。フィードバック機構をもたず、おおまかなあてずっぽうで、原料とエネルギーの直接的浪費において、画一的な製品を大量生産方式でつくってほうりだしている。ひとりひとりの個別の要求や使う状況の違いというものをいっさい無視して」は、ほんとうに凄い。

          「あなたが知らない科学の真実(スチュアート・リッチー)」#読書

          権威ある心理学研究100件のうち、再現に成功したのはたった39件!? 科学の信頼性を根底から揺るがす「再現性の危機」に迫る真実の書。 新聞紙上でも、「研究力の指標となる引用上位10%の論文数で日本は下落傾向」と騒いでいるが、引用数が本当に研究力の指標といえるのか、どこまで精査されたものなのか、今までは考えもしなかった。 学生に「就活ではいろんな事を言われると思うが、鵜呑みにせず、なぜそうなのか自分でしっかり考えて、腹落ちしたことだけを参考にしようね」と言っているのに、自分

          「あなたが知らない科学の真実(スチュアート・リッチー)」#読書

          「メーカーの仕事(山口雄大他)」#読書

          需要予測・商品開発・在庫管理・生産管理・ロジスティクスのしくみ。 「メーカービジネスにおいて、個々の専門機能のレベルを高めることは重要だが、近年では企業の競争力の差は、むしろその機能の連携にある。相互にそれぞれのミッションや課題を知るとともに、全体を横断的に考えるための知識やスキルが必要。そういった俯瞰的な視野を持つ人材がいっそう求められる」 ジョブ型雇用がもてはやされ、総合職とは「総合的な雑務をやる仕事」で市場価値は低いといわれているが、ゼネラリストも悪くはないよ。

          「『いい会社』はどこにある?(渡邉正裕)」#読書

          「ワークライフバランス」は、生涯を通してバランスがとれていたらいいのであって、ハードワークするのも悪くない。 問題は、「する」のか、「させられる」のか。 『いい会社』を見つけるための12の条件── 【条件1】年齢に関係なく仕事を任されるか 【条件2】自律的に仕事内容を選択できるか 【条件3】専門能力が身につくか 【条件4】内外で多様なキャリアパスを描けるか 【条件5】労働負荷が自分にとって適度であるか 【条件6】勤務地を選べて家庭生活と両立できるか 【条件7】組織カルチャ

          「『いい会社』はどこにある?(渡邉正裕)」#読書

          「行動経済学BEST100(橋本之克)」#読書

          行動経済学を学ぶと、人間の思考のクセに気づくことができ、自分の行動や考え方をよりよいものに誘導できる。 頑張るのではなく、そういう状況に身を置くことによって、自然と良い方向に進む。 他者への理解も深まる。 そして何より、人の不合理さが面白い。

          「グローバル メガトレンド(岸本義之)」#読書

          10の社会課題について、わかりやすく書かれており、ビジネスチャンスを探り、ビジネスで地球と世界の未来を救う、若き起業家たちへの希望の書。頭の中が整理でき、何より学生に読んでもらいたい。 ①地球温暖化と環境問題 ②有限な天然資源をどう活かすのか ③人口問題と少子化・高齢化 ④移民とメガシティ化という人口移動 ⑤所得格差は解消するのか ⑥ビジネスのグローバル化がさらに進む ⑦国家間のパワーシフトが進む ⑧個人へのパワーシフトが進む ⑨ライフスタイルの多様化が進む ⑩生産性向上と

          「グローバル メガトレンド(岸本義之)」#読書

          「世界は贈与でできている(近内悠太)」⑥#読書

          『現代に生きる僕らは「意味の欠如」を恐れる。ダイレクトに贈与の意味を求める』 自分の仕事は人の役に立っているのか、誰かに喜んでもらえているのか、自分の存在に意味があるのか不安になる。 それで悩んだりもするのだけれど・・・・ 『「仕事のやりがい」「生きる意味」の獲得は、目的ではなく結果』

          「世界は贈与でできている(近内悠太)」⑥#読書

          「世界は贈与でできている(近内悠太)」⑤#読書

          『「君の好きなとこの不合理」長所をいくつか述べた後に一見ネガティブな特徴を挙げる。それを含めて、そこに愛が示されている。ひたすら合理的な理由だけを列挙するほど、愛のメッセージから遠ざかる』 ビジネスの世界と似ている? 合理性で組立てたビジネスモデルに、不合理な要素を加えることで、他社から真似されない、その企業ならではのビジネスモデルになる。

          「世界は贈与でできている(近内悠太)」⑤#読書

          「世界は贈与でできている(近内悠太)」④#読書

          『この世界は、安定とは真逆の、ぎりぎりの均衡を保ち、かろうじて昨日と同じ様な今日がくる』 当たり前の日常は、当たり前じゃないということ。今を全力で。 『現代に生きる僕らは、何かが「無い」ことには気づくが、何かが「ある」ことには気づけない』

          「世界は贈与でできている(近内悠太)」④#読書

          「世界は贈与でできている(近内悠太)」③#読書

          『贈与は差出人の意図にかかわらず、受取人に一方的な負い目を与える』 『僕らがつながりに疲れ果てるのは、相手が嫌な奴だからではない。「いい人」だから疲れ果てる』 確かに、少しだらしないくらいの人の方が「愛されキャラ」なのは、そのためかもしれないですね。

          「世界は贈与でできている(近内悠太)」③#読書

          「世界は贈与でできている(近内悠太)」②#読書

          『欺瞞さえなければ、相当ひどい親であっても子どもを追い込むことはない』 仕事でも、グレーゾーンだなと思うことを指摘されてもイエローカードだが、それを隠蔽していたらレッドカードになる。 「あなたのためを思って言っている」ということほど嘘くさいものはないと思っていたが、今の仕事では、ほんとうに学生のために頑張れるので嬉しい。

          「世界は贈与でできている(近内悠太)」②#読書