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「紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人(歌田年)」#読書

『ミステリーを読むことは人生の勉強になるし、人間の勉強になる。小説(人生といってもいい)に必要な最低限の要素で構成されているため、内容も文章もが明晰でわかりやすく、ムダがなく、メリハリがきいている。犯罪が起こる。そこには必ず犯人がいて、動機があり、解決に乗り出す人間がいて、探索がなされ、謎解きがあり、告白があり、結末を迎える。そのように原因から結果までが太い脈絡で結ばれ、その中に、いつ、どこで、誰が、何のために、何を、いかに行ったかが明示されている。つまり人間の営為が単純化され、わかりやすい形で、しかも平易な文章で記されている』

以前に読んだ本に書かれていましたが、ただただ面白いだけで読み終えてしまいました。

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