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心の鍛錬(オープン社内報 #100)

はじめに

オープン社内報は、
社員へ私のインプットをシェアするため、
世の中の方々へもお裾分けすることで、
私のアウトプットの精度を上げる目的で実行しています。

オープン社内報を習慣化し、
今回は100話目となりました。
ご愛読賜り誠にありがとうございます。

記念すべき100話目ですが、
特別な出来事はないため、
普段と変わらずインプットのシェアをしたいと思いますw
今日のテーマは「心の鍛錬」です。
柔道日本代表の吉田さん、篠原さんのお話、
元SONYの平井さん、セガサミーの里見さんのお話、
聞いてきましたので、
それぞれから受けた学びをシェアします。
心の持ち方。整え方。
色々な角度で気づきがありました。

礼に始まり、礼に終わる

武道の精神を柔道チャンピオンのお二人に聞きました。

一番は「礼に始めり礼に終わる」ということ。
すなわち、相手を敬うこと。
日本の古くからの伝統武道の教えは、
相手がいることが前提の道であるということ。
人は一人では生きられない。
相手がいるからこそ仕事がなりたつ。
相手がいるからこそ練習ができるし強くなれる。
フランスでは柔道人口が100万人を超えた。
これは日本の競技人口よりも多い。
理由は礼節を教えるためだという。

吉田さん、篠原さん談

人は一人では生きられない。
生きていくため、成長していくため、
人に対してのリスペクトは必須。
その入口と出口でしっかりと相手に敬意を払う。
武道のここは本当に素敵な部分です。
私も昔、柔道をやっていましたが、
改めて再認識いたしました。

会社の中でも、
家庭の中でも、
外部に出ても、
「礼に始まり、礼に終わる」
相手に対する敬意。
「心」の中に常に入れておきたいことです。

心技体の優先順位

同じく柔道家お二人より
いくつかの事例を聴きました。
武道の基礎である心・技・体で優先順位をつけるとしたら?
「心」が一番大事だろうというシェアでした。

吉田さんは、
バルセロナ五輪で金メダルをとったが、
アトランタ五輪では一回戦敗退した事実があります。
心の動きとしては、
バルセロナ大会では、
これ以上の準備はないというくらい練習に打ち込み、
ここまで練習したのだから絶対勝てるという心があった。
しかし、
アトランタ大会では、
金メダル取れるくらいの準備はこれくらいかな。
という心だったと話します。
この心の違いが敗因だったと。

篠原さんは、
シドニー五輪で銀メダル。
見事な内またすかしという技でポイントをとったと思われたが、
審判の誤審で相手にポイントが入ってしまった。
その時、その試合で篠原さんは、
試合中、「なんで俺にポイントがはいってないのだ?」
と考えながら戦っていたという。
心・技・体で最も大事なのは、
「心」だったと語ります。
仮に「ポイントを取り返す努力をする!」
という心だったら、
きっと勝てた。心が弱かったから負けた。
そう話していました。

「心」を強く持とう。
心さえ折れなければ、
技と体は活かされる。
私の経験でもそうだなーと思いました。
コロナで大変だった時期も、
心が折れかけたけど、
心を前に向けたら道が拓けた。
そんなことを思い出しました。

新しい心をつくる

もう一つは、心をつくるというお話です。
要するに、今も心を鍛えているということ。

篠原さんは、
ロンドン五輪の監督を務めていましたが、
金メダルは0個。
その時の指導法を振り返ると、
自分が受けてきた指導法でやっていたといいます。
THE熱血系指導。
しかしこれは、
今の時代に合っていない。
非合理的で倫理観もない指導法。
これに問題があったと後から振り返ると思うと話します。

その後、日本が成果を出し始めたのは、
選手と対話をベースとしたから、
自分にはできなかった指導ができたからと話していました。

吉田さんも同様にこうお話されていました。
科学トレーニングなど、
昔にないトレーニング方法が確立されて、
合理的なものがある。
しかし、始めは微妙な気持ちだったと話します。
自分たちが知っているトレーニングは、
終日練習づけ・やった分を自信に変換するトレーニング、
これを行うことがベストだと思っていたのだけれども、
選手の意見やコーチの意見を尊重し、
指導方針を切り替えたといいます。

両者ともに、
時代に合わせたコミュニケーションをとりはじめています。
しかし、やり方は一つしかしらない。
その概念がモヤモヤした気持ちを産みますが、
自分たちの心をつくっていることを披露してくれました。

私も、同じく、
自分が通ってきた道が正しいのかな?
と思う一方で、
多様な価値観が世の中にはびこっている事実から
モヤモヤするときもあります。
しかし、ベストな道を知っているのは、
私だけではないし、
聴くこと(傾聴)を大事にしたいと思いました。
聴くというテクノロジーを使うには、
まずは自分自身の概念(心)をつくる必要がありました。
共感できるお話でした。

Motivational Leadership

別のセッションで、
元ソニーCEOの平井さんのお話。

社員のモチベーションを上げるため、
リーダーはモチベーションリーダーになろう。
というお話でした。

端的に5つの要素があり、
①リーダーの在り方(EQ)
②幹部(IQ)
③MVVの確立
④事業の戦略
⑤現場の声(傾聴)

二人の柔道家の話しとも共通する内容もありました。
①~④はある程度見えてきた気がします。
大事なのは⑤です。
人は人と共に生きている。
だから、
まず私自身が心から気持ちをもって話すべきだし、
相手の主張も敬意をもってきく。
特に、現場の声をきくことが大事ということ。

色々と私には
出来てないこともあると思います。
理解を深めよりよくしていこうと「心」に誓いました。

おわりに

心の鍛錬というタイトルでまとめました。
プロフェッショナル達の言葉重みがありました。
日々の実践フィールドの中で、
しっかり「心」をつくっていこうとおもいます。
和を重んじ、仲間と共に、ハッピーな未来創造を。
わっしょい!

100回ありがとうございます。
感謝申し上げます。

※サムネイル写真は、ジェラート屋さんのモンブランフェアです!
来週から始まります!お店情報は以下です。
是非お越しいただければ幸いです。

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