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目的と手段がどれだけ合致しているかをしっかり考える(オープン社内報)

はじめに

木曜日の夜に、
弊社のベンチマーク企業となっている
ホワイト企業大賞も受賞したGCストーリー
自律分散組織のセミナーを受講しました。
組織開発において沢山のヒントをもらえました。
しかし、本日はそのお話ではなく、
その2次会で盛り上がった話をシェアしたいと思います。
たまたま一緒に2次会にいったメンバーが、
EO (Entrepreneurs' Organization)のメンバーでしたので、
ネタ的にEOネタで盛り上がってました。

テーマはEOにおける「ファミリー」のとらえ方でした。
そしてそのテーマから深堀できたことで、
目的と手段がどれだけ合致しているかを
じっくり考えるべき。
ということを学びました。
というシェアです。

EOにおけるファミリーの位置づけ

EOでは「ファミリー=メンバーの家族」
をとても大事にしています。
これはグローバルレベルでの共通認識で、
起業家は「家族」を大事にすべし。
フォーラムという人生の5%を掘り下げる勉強会でも、
起業家は家族との体験から学ぶべし。
という強いメッセージが発信されています。
EOではファミリーをかなり上位にて
コンテンツ構成しているという事実があります。
よって、グローバルレベルで、
ファミリーラーニングイベントなどが活発です。
もちろん日本でも盛んです。
パートナーの学びの場や、
子どもたちの育成の場などが良くあります。
昨年度の私の会長期でも、
ファミリーを優先的に考えるイベントを行いました。
フォーラムで得た賞金を
基金とした子どもイベントの開催や
チャプターの年度予算を使った
クリスマスイベントなど。
ファミリーラーニングには、
潤沢な予算を付けて動いていました。
参加したメンバーの満足度も高く、
みんな喜んでいたことを記憶しております。
ということではじめに、
EOでのファミリーに対するスタンスをまずは説明しました。

EOのファミリーコンテンツは目的に沿っているか?という問い。

「ファミリー」への取り組みをEO公式で行うこと。
前述のクリスマスパーティなどのコンテンツ。
これはEOの目的に沿っているのか?
ファミリーケアという手段は、
その目的に沿っているのかという問いです。

起業家が潜在能力を最大限に発揮するのを支援する

EOパーパス

これがEOのパーパスです。
起業家が潜在能力を最大限に発揮するために、
家族がどれだけ重要なのか?
家庭が安泰だと、
起業家もいろいろなことに集中できるので、
仕事もプライベートも安泰となる。
シンプルにそう考えれば、
目的・パーパスには、
沿っているといえます。
しかしながら、
メンバーの中には独身の人も、
子育て終わった人も、
離婚した人も、
親がもういない人もいる。
もっというと、
そんなEOの支援などなくても
勝手に家族円満な状態ができている人もいる。
「ファミリー」のEOの取り組みが、
果たしてどこまで目的に沿っているのか?
というよりも、
目的と手段のゾーンがどれだけ重なっているのか?
という問いかけのほうが正しいですね。
たしかにここまで考えたことはなかったです。

「EOの目的」というよりは「人」としての常識なのでは?という深堀

この問いをさらに深堀していきます。
そもそも、
そんなことはEOとして公式にやることではなく、
人としてあたりまえにやっておけ。
的な考えはできないのか?

例えば、
学校のスクールミッション(校訓)で、
「あいさつができる子になろう」
みたいなもの。
これって、スクールミッションとして
わざわざ掲げるものか?
先日岩手県の教員研修で、
講師の先生がそんなことをつぶやいていました。

親から生まれて、
パートナーができて、
子どもが生まれる。
これは人としての循環。
この事に感謝し、
この事に向き合う。
これは人として当たり前のことであり、
あえて、EOとして公式にするものなのか?
こういった問いの深堀がありました。

たしかに、
多くの人にとっては、
家族は大事であるし、
日々の経営の忙しさにかまけて
家族ケアができていない人が多い。
だからその支援をEOとしてお膳立てする。
この考えと構成は理にかなっているが、
そういったニーズと比較するとどうか?
考えたことがあるだろうか。

例えば、
ビジネスを学びたいメンバーのニーズや、
自己探求を行いたいニーズや、
専門化とつながりたいニーズと、
何がより目的に沿っているのか?
プライオリティが高いのか?
このことをもっともっと協議したほうがよい。
と感じました。
いずれもすべて目的には沿っていることは前提で。

思考停止=ガイドラインに沿うだけではダメ

私は当たり前のように、
EOのガイドラインに沿って活動していました。
EOはファミリーを大事にする組織だ。
ここをぶらす事はEOをぶらす事にもなりかねない。
ある意味思い込み=固定観念があったのかもしれません。
家族が喜ぶことはメンバーのためになるし、
副次的に、地球の宝である子どもに
沢山の体験をさせることにも価値があるし、
だからやってるんだよね。
と思い込んでいたわけです。
0ベースでよくよく思考すると、
ガイドラインに沿って考えるだけがすべてじゃない。
様々な声を拾って、
その行動がどれだけ目的に多くはまっているのか。
これを考えるべきだと思いました。

まとめ

EOのおけるファミリー向けのコンテンツ。
これはとても意義深く、尊いものです。
EOの中で、やるべきだと私は思います。
その一方で、そうではないと感じる人もいるかもしれない。
そういう仮説を持つことが重要なのだと。
それよりも優先すべきこともあるかも?
と思考を疑うことも大事です。

目的という本質に対して、
しっかり考えるということ。
安易に感覚や慣例に流されずしっかり思考せよ。
これを怠ってはならないなと思いました。
EOはメンバーから莫大な会費を預かって活動しています。
その会費の使い方。
それは目的ベースの手段か?
目的に沿っていたらどれくらいの層をカバーしているのか?
他にもニーズ(潜在能力最大化の手段)は沢山ある。
その優先順位はどうか?
これについては特に考えなきゃいけないなと。

①テーブルにコンテンツ案を上げる。
②エビデンスをベースにロジカルにデータを。
③ディスカッションを尽くして結果を導き出す。
④決めたからには全員で全力投球!

こんな感じで動けるとよいかなと思います。

EOのみならず、
今後の人生において非常に勉強になったディスカッションでした。
会社でもこういう視点で物事を考えよう。
とてもナイスな時間でした。
気づきを与えてくれた皆様ありがとうございました。
感謝。

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