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#10 速きこと鬼の如し【書評】鬼速PDCA

◾️要約

 PDCAは物事を前に進めれるフレームワークである。定量化したゴールを設定し、ブレイクして、KPIを設定して回していく。やるべき事Doが明確になったらさらにtodoにブレイク。立てたKGI/KPI/KDIに対してどうだったか、成功、失敗ともに原因を明確化する。その上で調整案を検討する。これがPDCAサイクルである。


◾️感想

 インパクトのあるタイトル。鬼速、として進めるためには常に自分を追い込むことが必要だと思う。言うは易しだから、実行できることで突き抜けた存在になれるんだな。

◾️オススメ

 フレームワークを探している人に。

◾️要約(詳細)

◆1章 前進するフレームワークとしてのPDCA
 フレームワークとしてのPDCAは対象を選ばない。仕事や人生、趣味なんにでも適用できる。それを正しくやると物事を前に進めれる。またレイヤーの違うPDCAや同じレイヤーでも別の観点でのPDCAを回すことで人生そのものの目標に対して前進することができる。

※目標に対して計画を立てて進めるのは結構やれるけど、終わった際に振り返り、A(アクション、アジャスト)につなげていくことを習慣化することはなかなか難しい。

◆2章 計画初級編:ギャップからの導き出される計画  
 定量化したゴールを設定し、何が足りないかブレイクしてひとつずつKPIを設定して回していく。とてつもない遠くのゴールでもその手前くらいは結構すぐ行ける。

※とてつもない・・・は、自分に制限をかけているのは自分であり、それを取っ払って挑戦すると、結構良い線行けるってこと。(ほんとか?)

◆3章 計画応用編:仮説の精度を上げる[因数分解]
 PDCAを速く深く回すには因数分解、つまりそれが何と何でできているか、ブレイクしていくことが必要。1段目はMECEで実施し抜けをなくし、それ以降は楽しみ!?ながら5段をめどに実施していく。ツールを使って楽しみながらやる。習慣化することがポイント。

※売上をこれだけ伸ばすには、この業界でこれだけ、この業界でこれだけ、第一クォーターで、、、というように、ですね。

◆4章 実行初級編:確実にやり遂げる[行動力]
 やるべき事Doが明確になったらさらにtodoにブレイク。それが着実に進んでいるか、不要なdo todoがないかチェックし、進めていく。

※やるべきことをやるだけさ、だからうまくいくんだ(ボブ・ディラン)

◆5章 実行応用編:鬼速で動くための[タイムマネジメント]
 時間がないがタスクが多いときの対応としては捨てる→入れ替え→圧縮の順で対策を検討する。

※まず先に捨てれるものを考える!時間は有限!

◆6章 検証:正しい計画と実行の上に成り立つ[振り返り]
 やりっぱなしも振り返りしないも×。しっかり立てたKGI KPI KDIに対してどうだったか、成功、失敗ともに原因を明確化する。精神面に原因を求めない。

※なかなかできないのはなんでだろう。次の実行が進んでいる(並行でやっている)からかな?、検証期間を計画に入れておけば良いのかな?

◆7章 調整:検証結果を踏まえた「改善」と「伸長」
 しっかり前工程のインプットを基に調整案を検討する。変える場合の過程、プロセスを示し、居場所を見失わないようにする。

※PDCAのAはactionではなくadjust(リーン開発のパスカルデニス氏)

◆8章 チームで実践する鬼速PDCA
 これまでのポイントをチームで回すためにツールを使うのがよい。コーチングすることでメンバに考えることを促し、メンバの成長を促す。

※一人でできることは限られているし、続けることも難しいから。最初はリーダが見せなきゃと抱え込み過ぎないようにしよう。


◾️アクション

 サイクルを回し切ること、PDCAそれぞれを詳細化、可視化する。途中で止めたり、なあなあになっちゃうことがほとんどなので。。。

◾️読みやすさ

 やるべきこと、ベストプラクティスが並べられていて読みやすい。

◾️ハッシュタグ

#鬼速PDCA
#PDCA
#ビジネス書
#書評
#ブックレビュー

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