【今月のオススメ本】📚エッセンシャル思考 -前編-
この記事では、中田敦彦さんなどが取り上げて話題になった本、「エッセンシャル思考」をご紹介します。
💬エッセンシャル思考とは...?
世の中には多くのチャンスがあり、かつ魅力的な話も少なくありません。一方で、自分の人生を変える「本当に重要な出来事」には滅多にない。エッセンシャル思考はより「多くのタスクをこなす技術」ではなく、
エネルギーと時間を最も効果的に配分し、重要な仕事で成果を挙げる為の思考法
とされています。
↑上記の画像をご覧下さい
⏪左側...
どちらも同じだけのエネルギーを持っているが、左側は「あらゆる方向」に努力が引き裂かれている為、どの方向にも少しずつしか進めていません。
⏩右側...
一方で右側は、努力の方向は「一点に集中」しています。そのおかげか大きな成果を得られやすいとされています。
要するに、エネルギーの使い所を「必要最低限」の1つに集中することで、重要なことにおいて「最大の成果」を挙げることができるのです。
💬選択肢が多すぎる人生...
経済の発展と共に多くの「選択肢」が生まれ、その数に圧倒されています。私たち「何が大事で何がそうではないか?」を見分けられなくなっているのです。これは心理学で「決断疲れ」と呼ばれる状態。
自分の人生を正直に生きることは「不要なことを定め、排除していく」事なのです。それは仕事で雑用を断るだけでなく、時には魅力的なチャンスも切り捨てることも必要になる。
要するに、
☑️タスクを減らして「人生をシンプル」にし、本当に重要なことだけに集中する
これが「エッセンシャル思考」の根幹の考え方です。
本書について以下のパートに分けています。
今回は前編として「1-2」のパートをご紹介します。
-前編-
✔️_1.瑣末な事の中から重要なことを見極め、「自分自身の選択」を取り戻す
✔️_2.本質的な問題を特定し、「最小限の進歩」を重ねる
-中編-
_3.絶対にイエスだと言いきれないのなら、それはすなわち「ノー」である
_4.「本質的な目標」を決める
-後編-
_5.言いたいことを「最大限かつ効率的」に編集する
_6.「悪い癖(習慣)」を無くすために
また、以下のリンクから是非チェックしてみて下さい↓
✅_1.瑣末な事の中から重要なことを見極め、「自分自身の選択」を取り戻す
読者の皆さんに一つ質問です。
哲学者のウィリアム、ジェームズは、「自由意志の最初の一方は、自由意志を信じることだ」と述べました。要するに「自分自身の選択を自分の手に取り戻す」という事です。
選ぶことを放棄した人は、無力感に捉われる。「他人の選択」にだんだん支配されるようになり、自分の選ぶ力を手放してしまっているのです。これが非エッセンシャル思考の考え方。
💬例えば...
・店に行けば、素敵な商品と美味しそうな食べ物が並んでいて「どれも捨てがたい」
・親や学校の先生から用事を頼まれると、「ノー」を言う権利なんて自分には無いと感じてしまう。
日々そうした状況に置かれていれば、「選ぶこと・考えること」を放棄してしまうのも無理はありません。
☑️多くの選択肢を検討し、最善の選択を自分自身で決断しよう
エッセンシャル思考を実践する人は、そうでない人より「多くの選択肢」を検討します。
非エッセンシャル思考の人はあらゆる話に反応し、何でもとりあえず手をつけてみる。しかし多くの事に手を出すにも関わらず、全て「中途半端な結果」しか得られないのです。
💬私たちはどう行動すればいいの...?
多数の瑣末なことから重要なことを見極めるには、「誰にも邪魔されない時間」が必要不可欠です。新しいアイデアは、自分の時間(余白の時間)をどう過ごすかに大きく左右される。
・じっくりと考える余裕
・情報を集める時間
・遊び心
・十分な睡眠
その上でどう行動するか選択する必要があります。
私たち日本人は、眠る時間や休憩時間を削ってまで「忙しく動き回ること」が優先します。しかし本当は、「暇な時間、立ち止まる時間」こそが生産性を高めるための特効薬なのです。
🗒私の場合...
・自分にとって「不利益な選択」は9割拒否する
・難しい選択は「心に余裕」がある時に決断する
・「本音」で話すようにする(無愛想に振る舞う)
⇨「興味がないこと、やりたくないこと」に対し、ハッキリと拒否する
✅_2.本質的な問題を特定し、「最小限の進歩」を重ねる
まず以下の画像をご覧下さい↓
「一体どんな努力が成果を生みやすいのか?」と私たちは注意を払う機会はあまりありません。もし意識していても、簡単で手頃な作業に気を取られてしまいがち。例えば「売上を伸ばすために営業人員を増やす」「商品を良くするために開発者を増やす」といった具合です。
☑️目指すことを明確にする
「今の努力によってどんな目標を達成したいのか?」を明確にする。
例えば、「今月4日木曜日までにレポートを15ページまで作成し、顧客にメールで送信する」と数値目標に置き換えてみる。
⇨「時間」と「やるべきタスク」が明確なため実行しやすい。
☑️ボトルネックを特定する
目指すべき目標が決まれば、次は「達成する時に妨げになる問題点」を特定します。それは「情報が足りない」「疲れている」など様々です。
これらを挙げた上で「最優先に解決すべき問題を特定し、リスト化」しましょう。
目標を達成するために「問題点に片っ端から手を付けようとする人」がいるが、肝心のボトルネックが残っていたら意味がありません。
💬完璧よりも「終わらせること」を最優先する...
「完璧を目指すよりまずは終わらせろ」という言葉があります。これは適当に物事をこなすという意味ではなく、粗末なことに捉われずに「本質」をやり遂げるという意味です。
☑️目標達成の為に「必要最低限」意味のある仕事は何か? 考えてみよう。
ここでは「早く小さく」行動する人と、「遅く大きく」行動する人に分けて考えることができます。
👟早く小さく行動する人
「出来るだけ早い時期」にタスクに着手し、「小さな積み重ね」によって目標を達成するということ
⇨例えばプレゼンの資料作成を、2週間前に「毎日10分間」取り組むことで余裕を持って終わらせる
🚶♂️遅く大きく行動する人
「目標達成のギリギリのタイミング」で、タスクを完了させる人のこと
⇨例えば「課題提出1日前」になり、徹夜してタスクを何とかこなそうとする
徹夜で作成した課題と、毎日少しずつ余裕を持って取り組んだ課題。どちらが効率が良く、また質が高いか実際に体験してみると良いかもしれません。
私の経験上、毎日少しずつ課題に取り組むと、心の余裕もそうですが「取り組んでるタスクを客観視しやすい」というメリットもあります。
🗒私の場合...
・1日の自分の行動を振り返り、「成果を生まない行動」を取り止める
⇨記事を寝る前に書くと効率が悪いから止める。など
・Noteは3週間先まで「書く記事の予定(タイトルなど)」を決めておく
・目標を月ごとに明確にし、「余計なタスクをリスト化」する
自分が今抱えている目標や締め切りを思い浮かべ、「今すぐできる最小限の準備、最短のルートはなんだろう?」と考えてみよう。
🌟オススメ文献
以上、お読み頂きありがとうございました。
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