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江戸時代も少子化&子ども手当支給?歴史は繰り返しているみたいです

こんばんは、ひらっちです。お盆休みが終わってしばらく経ちましたね。僕はお盆期間中もほとんど休んでいなかったのでいつものペースですが、取引先の業務が始まり、色々とバタバタしておりました。やっと今シーズンの収穫物の納品が終わり、農業の方はひと段落といったところでしょうかね。

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

現在、『マイナビ農業』で不定期連載中! 農業にご興味のある方はぜひこちらもご覧ください! 

■日本は江戸時代にも「深刻な少子化」で消滅寸前だった?

あらためまして、ひらっちです。今日は「少子化」「子ども手当」をテーマに書いてみたいと思います。

目下、深刻な状況に陥っている日本の少子化。新型コロナの感染拡大を受け、結婚の数なども減っており、「今後の日本はどうなるのか…」と不安を抱いている人(特に若者)は多いような気がしますが、いかがでしょうか? 

「何かを変えない限り、日本はいずれ存在しなくなるだろう」

あの「テスラ」のイーロン・マスク氏が、Twitterにこんな投稿をして話題になったのも記憶に新しいところです。

2021年に生まれた日本人は約81万人。亡くなった数は1.8倍近い約144万人。この1年で60万人以上の人口が減っています。60万人といえば、国内の大半の都市の人口よりも多い数字です。それなりの都市の住民がすべて消し飛ぶ現象が今後も毎年のように続いていく。そんな危機的状況です。

もちろん僕も「今後の日本は大変だなぁ~」と思っている一人です。ただ、この「日本の少子化」は、どうやら現代だけの問題ではないようです。

先日、日経新聞にこんな記事を見つけました。

なんと、江戸時代にも、少子化に悩んでいた藩がとても多く、その対策として、100年間も子ども手当の支給を続けていた地域があったというのです。

■江戸時代の子ども手当も、所得制限が設けられていたそうです

経新聞の記事によれば、当時の日本は「人口減」が大きな課題だったようです。江戸時代に突入以降、世の中が安定し、急激に人口が増えましたが、1700年ごろに3000万人に達して以降、人口が停滞することになりました。

そこで支給されたのが、江戸時代版の「子ども手当」というわけです。

ちなみに1786年の二本松藩(現在の福島県)では、11歳未満の子どもが2人以上いて一定の所得基準を満たした家庭に対し、4月と10月に米1俵、お金、衣類が支給されていたそうです。所得制限が設けられているあたり、なんだか現代の子ども手当にも通じるところがあって面白いですね。

江戸時代の少子化はその後、養蚕業などの新たな産業が発展したことから、人口は幕末にかけて回復に向かったと考えらています。

少子化は、現代社会特有の問題だと思っていましたが、300年以上前にすでに経験済みだったんですね。しかも、その解決策が「産業発展」だったというのは、なかなか示唆に富むお話だな、と思います。

■まとめ

皆さんは、新聞記事を見てどのような感想を抱きましたか? 「少子化対策に経済発展? いやいや、もう経済発展なんて無理でしょ?」とお考えの方もいるかもしれません。僕も、これまでの大量生産・大量消費を続けて経済をひたすら回す資本主義は、ちょっと曲がり角に来ていると感じています。だって、さすがに無茶だもんね。

だからといって、完全に経済発展を諦めるというのも、それはそれで行き過ぎかなという気もします。

このnoteでは、過去にも「資本主義」をテーマに色々と記事を書いてきました。これまでの資本主義を継続すべきか? それとも時代は「脱・資本主義」なのか? その答えは、世の中の事柄がすべてそうであるように、未来から過去を振り返ってみた時にしか分かりません。

ただ、片方にすべての軸足を置くのではなく、うまくバランスを取ることは可能です。お金中心の社会からうまく果実を得つつ、お金以外を軸にした社会にもコミットして日々の生活を守る。つまるところ、やっぱりそんな生き方がベストなのかなぁ~なんて個人的には思います。


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