見出し画像

【育休→育業へ】あなたはちゃんと「仕事<育児」の優先順位になってますか?

おはようございます、ひらっちです。今日はちょっと涼しくなるのかな? 最近はとにかく暑すぎましたねぇ~。でも、畑にいると結構涼しかったりします。やっぱり地球温暖化というより、都市化の問題の方が大きいんでしょうか。これだけアスファルトやコンクリートに囲まれていたら、そりゃあ世の中暑くなるよね。。

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

現在、『マイナビ農業』で不定期連載中! 農業にご興味のある方はぜひこちらもご覧ください! 

■「育児→育業」へ変換。確かに「休み」ではなく「仕事」だよね

あらためまして、ひらっちです。今日は「子育て」「時間の使い方」をテーマに書いてみたいと思います。

先日、こんなニュースを目にしました。

東京都では、「育児のために仕事を休む」という否定的なイメージがある「育児休業(育休)」に代わる愛称を募集し、9000件近い応募の中から「育業」を選んだそうです。さすが小池さん、この手の名前を付けるのが大好きですもんね。クールビズは大成功でした。逆にウォームビスは不発でしたが…。

新聞記事によれば、2020年度の厚生労働省の調査では、男性の育休取得率は12.7%にとどまっているそうです。一方の女性は81.6%。特に国が決めるものではないと思いますが、男性の育休が低迷しているのは明らか。こうした状況を打開しようと頑張っているというわけです。

ちなみに今回、東京都では「育業」の普及策の一環として、来月から男性の育休取得率が高い企業を「TOKYOパパ育業促進企業」として認定する制度を始めるそうです。都のホームページなどで先進的な取り組みを続ける企業を紹介するほか、中小企業向け制度融資で、信用保証料の一部補助を得やすくなる仕組みも導入。このあたりは男性の育児休業をウリにしたい企業にとっては追い風と言えるかもしれませんね。

■あなたの人生は、何週間だと思いますか?

最近は忙しくてあんまり読書ができていないんですが、昨日はちょっと時間ができたので、こんな本を読みました。

『限りある時間の使い方』という本です。帯に「ひろゆき氏絶賛」とあるのが、彼の論破芸があんまり好きじゃない僕としてはアレですけど(笑)、時間の使い方をテーマにした本としては、なかなか面白い一冊だと思います。今後売れていくんじゃないかな?

さて、ここで質問です。

今日からまた新しい1週間が始まりますが、あなたは一生で、何週間を過ごすと思いますか? 

答えは「4000週間くらい」。

どうですか? 意外に長い? それとも短い? 感じ方は人それぞれだと思いますが、いずれにしても重要なのは、あなたの時間は「無限」ではなく「有限」だと認識することです。

巷には「時間術」の本が溢れています。この本の著者も、自身を「生産性オタクだった」と振り返っていますが、多くの人は一つひとつのタスクを効率化し、できるだけ詰め込もうとする。

確かに最初のうちはできるかもしれない。ただ、極限まで効率化し、無尽蔵に詰め込もうとすれば、当たり前ですが、いつか限界がきます。

自宅の片付けを考えてみてください。キレイに整頓したり、うまい収納方法を編み出したりしても、自宅に置けるモノの量にはいつか限界に来ます。

片づけであれば、トランクルームを別途借りるといった方法があるかもしれません。けれど、自分の時間はそういうわけにはいかない。だって、人間は誰もが平等に、1日24時間しかないわけですから。

■生産性を追い求めるという、罠。

『限りある時間の使い方』の著者は「生産性とは、罠なのだ」と喝破しています。そして、重要なのは「すべてをこなそうという誘惑に打ち勝つこと」だと言います。

僕自身もそうですが、あれも、これもしたい。だから、できるだけ効率化を図り、すべてを押し込もうとしがちです。でも、それではどこかで限界が来る。あなたはどうですか? 効率化を追い求めるのではなく、すでに「何かを捨てる」「あきらめる」フェースに差し掛かっているのではないですか?

『限りある時間の使い方』の中には、こんな一文があります。

効率ばかりを求める文化に慣れてしまうと、手間を省きさえすれば何もかもが実現できるような気がしてくる。でも、それは嘘だ。

世の中は「あれも、これも、すべてを効率的にうまくやろう」という情報であふれている。メディアもこぞってそういう人を取り上げるけれど、それがホントにいいことなのか?と時々疑問に思います。その最たるものが「仕事と育児」です。

仕事は、残念ながら、あなたの代わりはいくらでもいます。大丈夫。そういうもんですから。別にあなたが無能なわけじゃない。それが個人事業ではなく会社組織であることの意味だからです。あなたがある日突然、会社からいなくなっても、意外に、というか残念ながら、なんとか回っていくものです。

でも、子どもに対して「親の仕事」ができるのは、世界であなただけ。オンリーワンの仕事なんです。そんな仕事って、世の中にありますか?

他人でも代替できる仕事と、あなたしかできない仕事。どちらの優先順位が高いかは、明らかですよね。

「育業」という言葉を浸透させて、育休の取得率を上げていこうという取り組みには大賛成です。というか、言葉がどうこうというよりも、個人の問題の方が大きいかな。もちろん個人の価値観次第だけど、仕事を犠牲にしてでも、育児には取り組むべき。だって、間違いなく今この瞬間しか味わえない出来事がたくさんあるのに、それを見逃すなんてもったいないですから。

僕は「これだけやりがいがある仕事は他にはない」と思っています。子育ては、文字通り「未来を創ること」にほかならないからです。

もっとみんなで、子育てという尊い仕事の価値を高めていけるといいなぁ~。極端かもしれませんが、「育休を取る・取らない」の選択を個人に委ねるのではなく、いっそのこと徴兵制みたいに国が強制した方がいいかもしれませんね。

■まとめ

仕事が楽しくて仕方がない気持ちも分かりますが、別にそんなのは、切り捨てていいんじゃない? あなたは死ぬ時、仕事に囲まれて死にたいですか? それとも家族に囲まれて死にたいですか? 大量の書類を棺桶に入れて欲しいなら、別にそれはそれで否定はしませんが(笑)

仕事の合間に子育てなんて言ってないで、いい加減、子育ての合間に仕事をする社会にシフトしましょう。僕もそうしました。魅力的な仕事をあきらめるのは辛いと思っていたけれど、すべてを手にするのは無理です。現実は残酷ですが、でも、それだけの価値が子育てにはあると確信しています。子どものためじゃなく、自分のために、ね。

人生という一大事業を考えた時、あなたはずっと最重要課題を棚上げにしたまま、どーでもいいタスクばかり延々とこなすのでしょうか。その最たる例が、仕事と育児です。だって、親になったんでしょ? あなたが選んだんでしょ? なのに育児をないがしろにして、それで幸せな人生が手にできるとは、僕には到底思えません。

皆さん、誰に言われるでもなく、育児をちゃんと楽しみましょうね。あのウォーレン・バフェットも言っています。「人生で一番大事な仕事は子育てである」と。

最高にエキサイティングな仕事が、家の中に待っているにも関わらず、それをみすみす見逃すなんて「絶対に損じゃない?」と僕は思います(^^♪

…ま、いつも申し上げている通り、あくまで僕の個人的な意見に過ぎませんけどね。僕の考えを押し付ける気は毛頭ありませんが、よかったら参考にしてみてください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?