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本はどうやって手に入れるのが一番良いの?

こんばんは、ひらっちです。今日は朝からとある大学で先生たちのインタビューをしてきました。その後は、有名100円ショップの社員さんたちのインタビュー。しかも撮影付きでした!

カメラマンとして重たい機材を持って出かけるのは久しぶりだったので、なんだか疲れました。しばらくしたらものすごい筋肉痛になるんじゃないかと心配していましたが、今のところ大丈夫そうでちょっと一安心、といった感じです。そろそろ「年には勝てないなぁ…」なんて言っちゃう年になってきちゃいました。残念ながら。。。

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■先日、フリーランス向けの本を紹介した記事に、こんなコメントをいただきました

あらためまして、ひらっちです。今日は「本」「読書」について書いてみたいと思います。

先日、「フリーランスになった人にお勧めの本は?」ということで、こんな記事をアップさせていただきました。

noteは、SNSの部類に入るのかどうかよく分かりませんが、Facebookなんかに比べると文章を読むことが好きな人が多いのか、この手の「お勧めの本紹介」の記事を読んでもらえることが多い気がしています。現時点でスキも50近く集まっているようですしね。

で、この記事に対して、よくこのnoteをご覧いただいている方から、こんなコメントをいただきました。

一点ご質問なのですが、本は新書で買われていますか?中古ですか?それともKindleなど電子書籍でしょうか?今年はたくさん読書したいと思いつつ、手に入れる方法についてぜひひらっちさんのご意見を伺いたく。なにかおすすめの方法があれば教えて頂けないでしょうか?m(__)m

すでにコメント欄には返事を書かせていただいたんですが、改めて思い返してみると「ちょっと中途半端な返答だったかなぁ…」なんて感じまして、せっかくなので今日は、この質問への回答を中心に「僕なりの本の入手の仕方」について書いてみようかなと思っております。

■新品、中古、電子書籍…。あなたはどんな方法で本を手に入れていますか?

コメントを見る限り、質問者さんが聞きたいのは、以下の通りだと思います。

・本は、「新品」「中古」「電子書籍」のどれで買うのがいいのか?

実は、意外にも「お勧めの本は?」と聞かれることはあっても、「お勧めの手に入れる方法」を聞かれたことはあんまりなくて。「なるほど、こういう視点で本を考えるということもあるのか!」となんだか新鮮でした。

「ベストな本の入手方法」を考える時、その前提として一つ、確認しておくべきことがあります。

それは、あなたが「お金」と「時間」のどちらを優先するのか、ということです。

「本」という商品は、つくづく面白い商品だと思います。本の価値というのは、そこに書かれている情報の質で決まると思いますが、この点に関して「新品」「中古」「電子書籍」に違いはありません。

「紙の本」に雑貨的な価値を感じるような人はまた別問題ですが、「役立つ情報を得る」という点のみにフォーカスすれば、よほどビリビリの中古本でもない限り、どの方法でも「中身の情報という価値自体」は一緒です。

では、「新品」「中古」「電子書籍」の3つは、何が違うのか? それは、それぞれに要する「お金」と「時間」です。

■お金と時間、どちらを優先させるかで、ベストな方法は変わってくる

もしあなたが「お金」を最優先にするのであれば、「中古」に軍配が上がる可能性が高いと思います。その次に安く入手できる可能性が高いのが「電子書籍」でしょう。価格だけを比較すると「新品」が最も選ぶ価値が低い、ということになります。

ちなみに「お金」をもっと優先するのであれば、「図書館で借りる」という方法が一番です。あとは「立ち読み」という方法もあるかもしれない。モラルとの兼ね合いもありますけど、どちらも無料で読むことができますからね。あとは、電子書籍による定額読み放題サービスなども、価格の面では選択肢に入ってくるかもしれません。

お金を優先させる人があえて「新品」を選ぶとしたら、「リセール」を考慮する時ぐらいでしょうか? ビジネス本などはよほどの話題作でない限り難しいと思いますが、人気漫画の単行本であれば、新刊を購入してすぐに読んで売却すれば、中古を探すよりも金銭的なメリットが出てくる可能性があります。

一方で、あなたが「時間」を優先するのであれば、どうなるでしょうか? 

まず「中古」は選択肢から外れる可能性が高いですよね。Amazonなどを利用すれば中古本そのものを入手することは比較的容易ですが、過去かなり売れたベストセラーでもない限り、圧倒的に安価かつ高品質の中古本をゲットするには、サイトをこまめにチェックするといった手間がかかります。今まさに売れている本を中古で手に入れるためには、探す時間に加えて、「安くなるのを待つ時間」もかかってくるでしょう。

この点でいうと「図書館で借りる」という方法も、同じような理由で「時間」を優先する人の選択肢から外れるはずです。借りて返却する行為自体に時間がかかりますし、人気の新刊をすぐに借りるというのはなかなか難しいでしょうから。

お金を優先するのか? それとも、時間を優先するのか?

「あなたがどこに価値を置くかによって、本の入手方法も変わってくる」というのが、質問者さんにコメントに対する僕なりの回答かな、と思います。

■自分の時給を判断基準にしておけば、目の前の選択に迷うことがなくなる

ちなみ僕はフリーランスなので、とにかく「時間」を大事にするようにしています。基準にしているのは「時給3000円」です。

この金額は、よほど大好きなことでもない限り、これより料金が低くなるようならその仕事はお断りするという「ギャランティの下限ライン」です。

なので、基本的に僕は「時給は3000円以上」ということになります。で、本の入手方法をはじめ、何かの作業が発生する時には、この基準に照らしあわせて損得を判断しています。そうすれば迷うことがないですからね。

例えば、図書館で1500円のビジネス書を借りる場合に、その貸し借りにトータルで1時間かかるとします。すると、1500円の本を無料で読むために3000円の時給分を損しているので、トータルでマイナス3000円です。

一方、本屋にふらっと立ち寄った時に、この本を見つけて購入したとします。すぐさま購入すれば、余計にかかる作業はほぼゼロ。すると、トータルのコストは本の代金の1500円で、しかも新品の本が手元に残ります。

どちらを選択するかといえば、後者、というわけですね。

このように僕は、本の入手方法に限らず、「時給換算」という方法を使って得か?損か?を判断するようにしています。何かを選ぶときの自分なりの判断基準をあらかじめ定めておくと、余計な時間を使って迷うことがなくなるので、なかなか便利だと思いますよ。

もちろん、この「時給換算」という基準にも、まったくデメリットがないわけではありません。友人や恋人との関係に「時給換算」の物差しを当て始めると、間違いなく「めちゃくちゃ嫌な奴」になってしまうので、くれぐれもご注意くださいね(笑)

■まとめ

というわけで、今日は「本の入手方法は何がいい?」という質問にお答えする形で記事を書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?

改めてまとめると、僕なりの答えは以下の通りです。

●「お金」と「時間」、どちらを優先するのかを決める

●そのうえで、「お金」or「時間」を最大化できる方法を選択する

実際にフリーランスになってみると身に染みてわかると思いますが、ふと気が付けば、とにかく時間に追われて、「悠々自適」みたいなことにはならないことが多いはずです。なので僕は、自分の時給と照らしあわせて「時間で損しない」ことを最優先にして入手方法を考えています。

もちろん実際には、入手方法はもう少しフレキシブルに考えることが多いです。電子書籍が合理的だと思う場面もありますが、僕は紙でないと目が異様に疲れるので、ほとんど電子書籍は読みませんしね。

あと、合理的ではないことが分かっていても、あえて「新品」を買うことがほとんどです。

僕の場合、ずっと出版業界で飯を食わせてもらってきました。なので、ある程度余裕ができてきた今は、「少しでも出版業界に恩返しできれば」という思いで、できるだけ地元のリアル書店で新品を購入するように心掛けています。このあたりは、ライターならではの特殊事情ですかね。


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