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さあ、みんなで売り上げを減らそうぜ!笑

おはようございます、ひらっちです。みなさんの地域では、雨は大丈夫でしょうか? 全国的に猛烈な雨が降っていて、各地で大きな被害が出ているようです。うちも農業の方で多少ダメージを受けておりますが、まあなんとか大丈夫そうです。皆さんも身の安全には十分ご注意くださいね!

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■売上を「最小化」するってどういうこと?

あらためまして、ひらっちです。今日は「ビジネス」「起業」「フリーランス」あたりをテーマに書いてみようかなと思います。

最近、タイトルに惹かれてこんな本を読んでおります。

すみません、僕は不勉強で全然存じ上げなかったのですが、東証一部に上場されている「株式会社北の達人コーポレーション」の社長、木下勝寿さんがお書きになったビジネス書になります。

木下さんが本書で主張されているのは、「不況に負けない経営のカギは、売上を下げること」。経営者の最大の使命は、会社をつぶさないことであり、そのために経営者は、突然のリスクに備えて「無収入寿命」を確保する必要がある、と説いています。

無収入寿命とは、言葉そのままですが、売上がゼロになっても経営の現状維持ができる期間のこと。

木下さんは、この「無収入寿命」の基準を「24カ月」に設定していて、毎月の固定費などを支払っても、売上ゼロで2年間耐えられるだけの手元資金を常に確保するようにしているそうです。

また、多くの経営者は「売上の最大化」を目標に掲げがちですが、売上が上がれば単純に利益も上がるわけではないし、売上が大きくなればなるほど、その分リスクが増すことになるため、むしろ売上が少ない方が経営は安定する、と説いています。

本書では、自社の売上を管理する具体的な方法などが披露されていますが、そのあたりを詳しくお知りになりたい方は、ぜひ本書を読んでいただければと。あくまで木下さん独自の経営手法なので、すべての人がそのまま応用できるわけではありませんが、きっと参考になる部分がたくさんあるんじゃないかな?なんて思います。

■フリーランスが注目すべきは「利益率」と「時間単価」

もちろん上場企業とは全く状況が異なるわけですが、僕もこの「売上最小化、利益最大化」という考え方には大賛成です。

いやむしろ、フリーランスや個人事業主の方が、もっと売上を減らし、利益にこだわる必要があると感じています。

このnoteでも、過去にこんな記事を書かせてもらっていますしね。

僕は、フリーランス、個人事業主の方が注目すべきは「利益率」と「時間単価」だと思っています。

そうです。大切なのは「売上」ではなく「利益」であり、さらに言えば「利益率」に注目すべきだという考えです。

逆にいえば、仮に売上が小さかったとしても、利益率が高い状態なのであれば、「方向性としてはオッケーだ」と考えています。

なぜか。ちょっと詳しく解説していきますね。

フリーランスや個人事業のビジネスの場合、基本的に「人的リソース」が限られます。フリーランスであれば、仕事を外部に振らない限り、基本的に「1人」ですよね。

フリーランスの仕事は、基本的に「労働集約型」のビジネスです。労働集約型とは、生産要素に占める資本の割合が低く、人間の労働力に頼る割合が大きい産業のこと。 お金や機械よりも、人間の手による仕事量が多い産業ということですね。

となると、一人で売上を伸ばそうとすると、馬車馬のように働かざるを得ません。労働時間が長くなり、休みが削られ…。若いうちはそれでいいかもしれませんが、人間は必ず年老いていきます。

ドラゴンボールのピッコロ大魔王のように、神龍にお願いして「永遠の若さ」を手にいれることができれば別かもしれませんが、たとえ若くたってどこかで限界が訪れます。

要するに、利益率の低さを売上の多さでカバーするというビジネスモデルは、フリーランスが一番取ってはいけない「悪手」というわけです。

そして、併せて考えなきゃいけないのが「時間単価」です。要するに時給ですね。

どれだけ利益が取れても、それに要する時間を勘案した時給が「コンビニバイト以下」であれば、それはプロの仕事としてはあんまり意味がないですよね? もちろん「実績作り」とか「単純に趣味としてやりたい」とかいった話であれば、また別ですけど。

■まとめ

いかかでしょうか? 特に駆け出しのフリーランスの方の場合、どうしても目先の売上確保ばかりに目を奪われがちです。

もちろん、最初は実績がないと土俵にすら上がれないケースが多いので、その気持ちも十分理解はできますが、どこかのタイミングで「利益率」「時間単価」へと目線を移していかないと、10年後、いやもっと早いタイミングで行き詰まりを感じるようになると思います。

最近、仕事をしながら「voicy」という音声メディアを聴くことが結構あるんですけど、voicyのパーソナリティをしていらっしゃる社会派ブロガーのちきりんさんも、音声配信で同じようなことを言っています。気になる方はお聞きになってみるといいかもしれませんね。

別に難しく考えることはありません。あなたがどんな人生を手にしたいのかを考え、そこから「目標の時間単価」を逆算して設定しさえすれば、あとはそれを基準に仕事を取捨選択していくだけです。

フリーランスの場合、サラリーマンに比べて保障が少ないですから、会社員時代の月給のおそらく1.5~2倍くらいは稼がないと厳しいです。なので「目標の時間単価」も、サラリーマンの平均時給の1.5倍ぐらい、3000~3500円あたりに設定するのが一つの目安かなと。もちろん、最初からもっと稼げる自信がある方は、時給5000円、1万円…と高くしていけばいいと思います。

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