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コンフォートゾーンを広げる

 コンフォートゾーンとは、自分がリラックスできて、パフォーマンスを十分に発揮できる、場のこと。

 例えば慣れ親しんだ場所や相手だと、リラックスして話しやすいですよね。そういった、場のことを指します。なのでコンフォートゾーンからひとが離れると、十分な能力が発揮できなくなる。

 例えば、いつも行っている内容の業務のことなら、体が覚えていて、サクサク仕事が進むのだけれど、他の仕事はそうはいかない。何だったっけ?どっから進めたらよいの?と、手探りで業務を進めていくことになる。そうすると、無駄に時間がかかってしまう。なので慣れた作業の方が人ははかどって仕事ができるものなのである。
 しかしながら、慣れ親しんだ作業ばかりをしていると、どんどん面白くなくなっていき、やる気が出なくなるものだ。例えば工場のライン作業の方。いつも同じ作業をしていると、「同じことの繰り返しで充実感がない」そんな話を伺うことも多い。いくらやってみたかった仕事でも、お金的に良かったとしても、毎日同じ作業では面白く感じなくなってくる。

 人間って、わがままな生き物なのだ。


 ではどうするのか。やはりコンフォートゾーンから、慣れ親しんだ業務から一度外れてみることが大事なのだ。
 会社で働いていると、自分の好みではない仕事が回ってきたり、the雑用!ってな仕事も来たりする。たまに違う業務をしてみると、今まで見えてこなかった視点が見えてきたりする。自分の慣れない作業をやってみることも、時には新たな発見につながるのだ。自分の未知の才能に気づく機会にもなる。


 何故ならわたくし、そもそも文章を書くのが苦手。書くことなんて、何~んにも思いつかない。しかしある時、共著で本を出すことになった。当初のわたしは、いやいやそんなの無理。作文なんて、小学校の時から、苦手だった。原稿用紙3枚なんてとても無理。段落をいっぱい増やして、空白を空けたうえに、2枚と1行だけ書いて、3枚書いたって、言ってるような子だった。
 しかし、いざ、仕事を引き受け、文章を書き始めてみると、はまってしまった! 楽しくなってきたのだ。だんだん「こんなに制約つけられるのいやだ。もっとたくさん書くことあるのに。」となっていったのだ。

 そして、書き足らなくなって、noteを始めた。今では記事が100件を超えた。自分でも、びっくりしている。いったいあの、子供のころの作文への、苦手意識はどこに行ってしまったのだ・・・。

 子供のころの宿題は義務でやっていたので、まったく面白くなかった。しかし、いまこうやって伝えるついうことは本当に面白く、楽しく行っている。 そう、私のコンフォートゾーンは広がってきたのだ。コンフォートゾーンが広がると、楽しくなってくる。自由にふるまえる場が広がるのですから。

 子供のころの価値観なんて、本当にあてにならない。そんなことに縛られていたら、こころの自由は得られない。


 あのとき、共著での本を書く仕事を請け負っていなかったら、今頃noteを書いていなかっただろうし、表現することの楽しさも理解できていなかった。
 時に、与えられる仕事をすべて請け負ってしまうことも、時には問題ではあるが、苦手だと、いやだと思っていることも、案外苦手じゃなかったりするものだ。私にとっての作文はこれにあたる。子どものころに、宿題としてさせられていたものは、私に限らず、苦手意識を持っちゃってるのではないだろうか。
 そして、みんなが苦手意識を持っている仕事こそ、チャレンジする人が少ないから、チャンスが転がっていたりするのだ。


 コンフォートゾーンを広げてみると、気持ちの上での豊かさが得られる。そのためには、時として、勇気をだして挑戦することも大事だと思うのです。


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