ヲザワリヲウタ

【小説書く!】 人里離れた山奥で発見・捕獲されたヲザワの生態レポートです。

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  • 【小説】500文字しばり

    【5つのルール!】 1.ショートショート小説を書くぞ! 2.キッカリ500文字で終わらせるぞ! 3.質より量ぞ!質より量ぞ! 4.週に1本は投稿したいよね! 5.特になし ヲザワが小説をひり出す様子を、Youtubeで公開するので、そっちも良かったらどうぞ! 以上!頑張るぞ!

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    【小説以外のヲザワがこちら】 何でも気になっちゃう&自分でもやってみたいヲザワの生態レポートです。

最近の記事

【小説】500文字しばり/桃型カプセル

桃型カプセルに乗り込み、鬼ヶ島からどんぶらして来た小鬼は焦っていた。人間達が住む島に流れ着いたらカプセルから出る予定だったが、出口が開かない。歓喜する爺婆。迫る包丁。 ダメだ!どんぶらし過ぎて出口が壊れた! 「おい!やめろ!中に居るんだよ!」 「これじゃ真っ二つだ!」 桃型カプセルは防音・耐衝撃機能を備えている。小鬼の叫び声と壁を叩く音は二人には届かない。力一杯振り下ろされる包丁! 「それっ!」 まあそうか。切れねえよな。安心する小鬼。 「…硬い桃じゃの」 「よし、こ

    • 【その他】『ゴジラxコング 新たなる帝国』観て来た!面白かった!

      お疲れ様です。ヲザワです。 末弟(普段一緒に映画を観に行ったりはしませんが、このシリーズだけは一緒に観に行く)と母(コングのファンのコング)を引き連れて映画観て来ました! 4/26(金)から公開だったので、土曜日に観に行こうかと計画していましたが、末弟がバイトだったので、本日日曜日の朝9時から早起きして映画館へ突撃だ! 見どころ! ①グルメなコング!ずっと何食ってんの? ②ゴジラさん!そこが気に入ったのね! ③これまでの集大成!プロレス感MAX! 感想! ①いつも映画

      • 【小説】500文字しばり/6.あわてんぼうの

        しまった。いまさら後悔してももう遅いが。 …プレゼントを運んでいる途中、飛行機に接触してしまった。驚いたワシはソリから転落し、気を失った。目を開けるとそこは雲の上。楽園のような風景が広がっていた。 「起きましたか?」 声のする方に目をやる。そこには女神のように美しい女性。思わず口にしてしまう。 「雲の上に女神様…ここは天国かの?」 「そうです、天国です」 「えっ?マジ…?」 「マジです、どうも女神です」 この女神によるとワシはこれまで一応頑張って来たので、次に転生

        • 【小説】500文字しばり/5.ラブ&ピース&

          「先生〜!先生〜!」 この声は長年ワシの助手を勤めてくれているジョシュの声。息を切らして部屋に飛び込んで来た。ぶどうの甘い匂い。 家族よりも一緒に居る時間が長いせいか、話を聞く前に声の調子で良いニュースか悪いニュースか分かるようになってしまった。 この声の調子からすると…良いニュースじゃな。はて?ワシはジョシュに何を頼んでおったかの?そうじゃ…! 「まさか?!本当に完成したのか?!」 「はぁはぁはぁ…」 「お茶飲む?」 落ち着いたジョシュに改めて問う。 「それで?

        【小説】500文字しばり/桃型カプセル

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          【小説】500文字しばり/4.正直な漁師

          「母さん、行ってくるよ」 年老いた母に見送られ、家を出た浦島太郎は仕事場に向かう。 するとその途中、一匹のでっかい亀が近所の悪ガキ達にいじめられているのを目撃する。それはもうでっかい亀。 困っている人が居ると放っておけない性格の彼は浜に向かう。今回の場合は人では無いが…え?でっかくね?大人二人か三人くらい背中に乗れそうじゃん。 「これこれ君達やめないか」 浦島太郎が生真面目で、融通の効かない面倒くさいヤツだと知っている悪ガキ達は素直に言う事を聞き、逃げる様に去って行った

          【小説】500文字しばり/4.正直な漁師

          【小説】500文字しばり/3.そのあとは知らん

          「ねぇちょっとウタっち!」 「聞いて!スゴいもん見ちゃった!」 「んー?どしたん?リヲちゃん?」 「アタシ夜型じゃん?朝弱いじゃん?」 「うん」 「今朝も寝坊して、近道するために裏路地を通ったわけ」 「夜は焼肉屋さんから匂いが漏れて来るあの狭い道だよね」 「…今度焼肉行かん?」 「焼肉は有り」 「んで見たらさ、ネズミが一匹居たの」 「小ちゃいネズミね」 「怖っ、ネズミなんて夢の国でしか見た事無いかも」 「…今度夢の国行かん?」 「良いね行こか」 「そのネズミが

          【小説】500文字しばり/3.そのあとは知らん

          【小説】500文字しばり/2.どうして?どうして?

          「どうしておばあちゃんの耳はそんなに大きいの?」 「え?何て?もう一回言って?」 「機能してないじゃん」 …よし!いいぞ!順調だ!耳、目、手と次々に質問攻めしてくる。全く!知りたがりちゃんだね!世話の焼けるずきんちゃんだよ!さあそろそろ美味しく頂くとするか! 「ねぇおばあちゃん…」 来た…!待ってました!最後は『どうしておばあちゃんの口はそんなに大きいの?』からの"お前を食べるためだー!"の流れ! さぁ聞きな!ずきんちゃん! 「…壁紙変えた?」 「ちーがーう!」

          【小説】500文字しばり/2.どうして?どうして?

          【小説】500文字しばり/1.美味くて不味い

          ポスッ! 「うっ、お前…」 ドサッ。ふうこれで依頼達成。殺し屋の俺はサイレンサーを素早く外すと、慣れた手つきでカバンに仕舞う。 あとは”ターゲット”片づけて…死体を処理し帰路に着く。 自宅に着いた俺は、テーブルに仕事道具を広げ、食後のデザートならぬ”仕事後のデザート”を食べる。殺しの後は腹が空く。たしかあれは半年前だったか。 スーパーでふと目に留まったバナナ。久しぶりに買って食ってみた。この味がこの価格で?年中手に入る?コスパの高さに感動した。あの日からずっとお気に

          【小説】500文字しばり/1.美味くて不味い