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アニメ『境界戦機』の個人的な感想とか

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境界戦機の感想文です。
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2022年2月の記事一覧

アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第12話編①(ヤラセ番組のノリ再び)

北米の軍人ブラッドからもたらされたゴーストの情報は果たして正しいのか?…なんてやってたら時間がないのでさっさとネタばらしすると確かにゴーストは隠岐の島にいた。
のっけから自由アジアの駐屯軍を相手に暴れまわり一方的に叩き潰す様を見せつけてくるがイマイチ緊張感に欠けるのは何故なのか?きっと本来のストーリーラインであるはずの日本奪還からは縁遠い存在だからだろう。
ともあれコイツを放ったらかしにするわけに

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第11話編③(忘れてたアレクセイのこと…とか)

11話ではアレクセイも登場していたのを言い忘れてたのでここで話しておきたい。以前にも似たようなことをしてしまったような…

前回の戦闘以降ユーラシア軍では対メイレスの特別な部隊が設立される運びになり、アレクセイらはそこに編入されるとのこと。
それを上官から伝えられるアレクセイだが意外にも前回のようなエキセントリックさは見受けられずいたって普通の受け答えをしている。
この場面ではユーラシア軍は地方ご

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第11話編②(限界組織ヤタガラス)

レジスタンスを名乗るには現場に危機意識が欠落しているとしか思えないヤタガラス。ではその上はどうなのかと言うと、ハッキリ言ってもっと酷いとしか思えないような描写がされている。
どういうことか話していきたい。

キリュウの素性場面は変わりヤタガラスの代表のキリュウが書斎らしき和室で過ごしている様子を見せている。そこにゴーケンが訪ねてくるのだが、そこは何と広大な和風のお屋敷であった。
ヤタガラスが限られ

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第11話編①(主人公サイドが蚊帳の外)

短いようで長かったこのアニメもついに終盤戦に突入、ラストバトルに向けての前振りという重要な回でヤタガラスはどのように動くのか。

てなわけでまずゴベールが北米軍ブラッド一行に連絡をつけるところから今回の話ははじまる。
なんでだよ。

ゴベールの暗躍…?前回からヤタガラス一行とは別行動をとっていたゴベールだが、北米軍の特別回線に入り込んで接触したり都合よく相手が求めていたゴーストの情報を寄越したりと

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 6話~10話の総括編(あっちへこっちへ大迷走)

ここまで境界戦機を10話まで振り返りどうしても言いたいことは「6話以降お話の筋道が無くなってしまったかのように展開がおかしくなっている」「何をやりたいのか考えないでやって迷走してしまっているのではないか」ということだ。
具体的にどういうことか話してみる。

使い走りと化したアモウ5話までのお話を通して目的もなく日々を過ごすだけだった自分と決別しレジスタンスとして活動することを決めたアモウの姿が描か

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 スペシャル映像編(スタッフの意向がよく伝わってくる代物)

つい最近第二期放映に先駆けてスペシャル映像なるものが公開されていた。試しに見てみたのだが、これが非常に『らしさ』を感じる代物だったので感想を上げておく。

まず内容だが、身も蓋もない言い方をすれば「周回遅れのプロモーションビデオみたいなもの」というのが正直な印象である。
止め絵で前半時間の尺稼ぎを行い、後半ではケンブらが棒立ちの敵を一方的に倒していくシーンをやっておしまい、というだけのものだった。

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第10話編②(モブに見せ場取られる主人公がいるってマジ?)

前回追い詰められていた東北のレジスタンス組織であるアラハバキの救援にどうにか間に合ったアモウ達であったが、そのことで余裕の態度で静観していたユーラシア軍の少佐アレクセイが俄然やる気を出してしまってうることは露知らず。
はてさて作戦の行方は?

目立ちたがり?のアレクセイさて今回の話でやたらと目立っている敵役のアレクセイ。アラハバキという東北最大規模のレジスタンス組織を壊滅寸前に追い込んだ手腕は確か

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第10話編①(顎で使われ東北遠征)

前回のお話ではそれまでの活動本部を引き払ったヤタガラスであったがそれはレジスタンスとしての活動の休止には繋がらない。
アモウ達は東北地方で活動している別のレジスタンスの窮地を救うべく用意された輸送船に乗り目的地を目指していた。
どうしてそうなったかと言うと、自分の取引先の一つが危なくなってるから助けに言って欲しいというゴベールからの依頼であり、ヤタガラスが自主的に動いた訳ではないのだ。

いくらゴ

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第9話編④(これぞ正しく『どっちもどっち』)

この9話ではガシンよりもユウセイに対して注目すべきであると自分は考えている。彼はこの作品ではとても珍しい『(不本意とはいえ)経済圏勢力に与している日本人』であるからだ。
彼はヤタガラスを見限り自分のやり方で自治区を作り出し日本人を救うために行動している…ということになっている(それについてもおかしな所ばかりである)が、まずヤタガラスの何に対して失望したのかを見ていきたい。

ヤタガラスの問題体質ま

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第9話編③(どうあがいても物別れ)

ゴベールから「ユウセイが自由アジア軍のスパイをやっている」と告げられて大いに動揺するガシン。
彼にとってユウセイは頼れる兄貴分であり、実の父親が死んだ時一緒になって泣いてくれた優しい人であるのだから無理からぬことである。
書いてて思ったのだがガシンのユウセイに対する思い入れの強さ、キャラが変わったのかと思うレベルで強い。そんなぽっと出のキャラにそこまでしてもどうしろというのか?
ともあれゴベールの

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第9話編②(身内贔屓が酷すぎるガシンくん)

オープニングを挟んで公園で談笑しているガシンとユウ兄。その様子を眺めるアモウ達にケイからユウ兄について説明がされる。
ユウ兄こと末永ユウセイはかつてレジスタンスの一員であったという。同じくレジスタンスだった彼の両親が自由アジア軍との戦闘で亡くなってからはガシンの父親に引き取られたことで彼の兄弟分となったらしいが、3年前ガシンに何も告げずにヤタガラスを去ったとのことだ。

前から思っていたのだがこの

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第9話編①(間違いまくりのガシンくん)

さて今回の『境界戦機』第9話なのだが最初にいくつか言っておきたいことがある

まずこの話を要約すると「ガシンくんが大好きだったお兄ちゃん(非血縁者)とケンカ別れしちゃってピエンってなる話」でしかないということ。そしてもうひとつが「この話、一話の中の描写において酷い矛盾が発生している」ということである。この二点でもアレなのがヒシヒシと伝わってくるのだが、細かい描写やキャラの発言にもおかしな所が全面

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第8話編③(やる気のなさを隠そうともしない)

まだ半分も残ってるこの8話、マジでウンザリさせられるがこのまま続けてやる。

畑を整えたり焼き物窯や水車を作ったり井戸を掘ろうとする場面が続くが、大して語ることのないのでスルー。
そして本当にハンバーグ用意するという。スタッフの誰かが実際に食べたのを元にしてたりして?

岩盤対策に何を使う?

井戸を掘ろうとしてたら岩盤にぶち当たった。ドリルが通らないからそれを出来る道具を持ってくることになった。

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第8話編①(何してるのこの人達?)

今回の8話、最初から最後までデタラメな内容であるのは承知していたつもりだったが、見返していて新しく突っ込みどころが出てくるという「クソマズいスルメのような回」である。
正直言うと気は進まないがこの回は境界戦機を語る上である意味外せないであるのでやるしかない。まずアバンで物資を運んでいたヤタガラスのメンバーが山中に煙が上がっているのを見つけるところから始まる。このメンバーはその後ゴーケンにこのことを

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