アニメ『境界戦機』の個人的な感想 スペシャル映像編(スタッフの意向がよく伝わってくる代物)

つい最近第二期放映に先駆けてスペシャル映像なるものが公開されていた。試しに見てみたのだが、これが非常に『らしさ』を感じる代物だったので感想を上げておく。

まず内容だが、身も蓋もない言い方をすれば「周回遅れのプロモーションビデオみたいなもの」というのが正直な印象である。
止め絵で前半時間の尺稼ぎを行い、後半ではケンブらが棒立ちの敵を一方的に倒していくシーンをやっておしまい、というだけのものだった。

もしこれをパイロットフィルムとして出してたらボツ食らいそうだなと。

最初ケツを向けたケンブから始まるのだが最初はむき出しのフレームに装甲が重ねられていく。足と手も含めたら三、四枚程度の止め絵だけであろうことか一分近く時間を割いてる。そんなにメカ動かすのが面倒なのかと。
これは後半の戦闘パートでも同じである。
敵は基本的に棒立ちで銃を撃つか意味のなさそうなポージングをしてるだけ。対するケンブらもそれっぽく格好つけたポージングだが動かないのでかえってみっともない。
極めつけはブースターを見たことないような吹かし方してるのに空中に留まって微動だにしないレイキであろう。この辺の手抜き具合はわざとなんじゃないか疑いたくもなる。

しかし『スペシャル映像』と銘打っておいて出てきたのが手抜きが透けて見える2分ちょいの映像とは、視聴者もばかにされたものだ。自分達は労力を割きたくないが誉められたいという性根がよく伝わってくる。
このアニメが二期で改善されるの期待しない方がいいだろう。むしろ悪化するかも?

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