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ナイジェリア

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【尼】アフリカの国内退避民と今後の国連の課題。

【尼】アフリカの国内退避民と今後の国連の課題。

2023年、3月9日。ISWAP(イスラム国西アフリカ共同体)によりナイジェリア北東部にあるボルノ州ムクドロ村で36人の漁師を殺害され、数十人が誘拐された。

生存者によると殺害された漁師たちはティクワの町から来た国内退避民であると述べている。

報告を受けたMNJTF(西アフリカ多国籍軍)は同地域に到着後、遺体を回収。連れ去られた民間人の捜索活動を行ったが、未だ発見されていない。

記事・弱体化

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【尼】弱体化するボコ・ハラムと拡大するISWAP

【尼】弱体化するボコ・ハラムと拡大するISWAP

先週、ニジェール軍による大規模な攻撃が行われ、ボコ・ハラムの構成員約30人が死亡。女性子供含むハラムの関係者960人を拘束したと、ニジェール当局は発表した。

ニジェール国営テレビは3月7日、ナイジェリアとの国境をなすカマドゥグー・ヨゲ川沿いでチャド湖に向かっている大規模な集団を探知したと公表。

彼らはボコハラムのメンバーであり、ISWAPからの攻撃を受けナイジェリア北東部からニジェール西部に位

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【尼】ティヌブ政権への期待と迫る軍事拡大

【尼】ティヌブ政権への期待と迫る軍事拡大

チャド盆地やナイジェリア北東部で活動を広げるISWAPへの対策として今回大統領選で当選したボラ・ティヌブ大統領はどのような対応を取るのだろうか。

MNJTF(西アフリカ多国籍軍)の活動により、ボコ・ハラムの勢力は収縮しつつあるが分離組織のISWAPは勢力を拡大する一方である。

ブハリ前大統領の果たされなかった公約

ブハリ前大統領は、同国やニジェール、カメルーン、チャド、ベナン、マリなどに影響

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