見出し画像

事実だけでなく真実も知ることの大切さ(「真実はいつもひとつ」byコナン)

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

真実はいつもひとつ。

これは、名探偵コナンの有名なセリフです。

うちの娘はコナンが大好きで、このセリフにハマっています。

このセリフ、調べてみると、その意味が奥深かったので紹介します。

Yahoo!知恵袋からです。

【名探偵コナン】にて、『真実はいつもひとつ!』って言ってますが、真実は本当に1つなのでしょうか? 『事実はいつもひとつ!』の方が言葉として適切じゃないのでしょうか?真実・・・嘘のないこと、本当のこと事実・・・現実に起きたことだと思うので、コナンのこの言葉に非常に疑問を感じてます。 だって、犯人が人を殺した理由なんて、犯人の心の中にあるからわからないですよね。 だったら、『事実はいつもひとつ!』の方が言葉として適切なんじゃないでしょうか? 例えば、有名タレントが殺されたというニュースを見て、 『ああ、腹の黒い人だったからなぁ・・・ 殺されてもしょうがない』と思う人と 『あっ、この人好きだったのに、何で殺されたんだろう?』と思う人が いた場合、両方とも【嘘のないこと】ですよね。 だったら、コナンの『真実はいつもひとつ!』というのは嘘ですよね! 本当は『事実はいつもひとつ!』の方が適切なんじゃないのでしょうか?

Yahoo!知恵袋より:質問

劇場版で新一が口にしたこの言葉ご存知でしょうか・・・ 「そのことが事実でも、それがイコール真実とは限らない」口調は違いますが確かにこういっています。これは、「昔小五郎が妻である妃弁護士を銃で撃った。」という事実に戸惑う蘭に対しての言葉です。当時蘭は小さく、この「撃った」という事実しか覚えていなかったのです。しかし本当(真実)は、人質になっていた妃弁護士を助けるために、足に弾丸をかすめさせ、足手まといにしかならない人質を犯人が置いて逃げることを見越したものだと書かれています。つまり、この漫画では、真実はうそのない本当のことではなく、物事の真相を見抜いた事実を指すことだと思います。だから・・・・質問文のものはそれはそれで正しいと思います。が、そもそも漫画の上での「真実」のとらえかたがちがうのではないでしょうか?

Yahoo!知恵袋より:回答

事実と真実の違いを知ると、真実を捉える重要性を感じます。

組織で仕事をしていると感じるのは、事実を伝えることも大切だし、真実を伝えることも大切だということ(事実は事実として押さえておいて、その背景にあることも踏まえて真実として押さえてもらう)。、

なので、事実をどのように伝えるかというのが鍵になってくるわけです。

事実は誰が伝えても変わらないけど、真実は伝える人の理解度とか伝え方によって変わってしまう可能性がある。

だから、組織において何かを伝える人は、非常に重要な役割を担っているんです。

上記の引用部分を借りると、『物事の真相を見抜いた事実』として伝えられるかが重要なので、伝える側が物事の真相(本当のありさま)を理解していないとダメですよね。

組織が大きくなると、経営者が思っていることが末端のメンバーにまで伝わりにくくなる・・・それは、管理職に経営者の想いや意志が伝わっていないからで、管理職の研修をやらないといけない・・・こう感じている会社や経営者の方が多いと思います。

ただ、管理職研修をやれば解決するのかと言うと、そうじゃないと思うんです。

事実の背後にある背景を説明して、真実を理解してもらうような発信を、経営者が管理職にしているのかどうかを問わなければなりません。

事実だけを伝えて、「いいからやるんだ」というスタンスでは、管理職の主体的な姿勢は生まれない。

そうなると、やらされてる管理職が増えて、それは組織の末端にも伝わり、やらされている人が多い組織になっていきます。

事実を伝えることはできているけど、真実を伝えられていないから、本当に浸透してほしいことが浸透せずに、捻じ曲がって伝わっていってしまう。

どのような規模の組織でも同じで、トップに立つ人が事実だけじゃなくて真実を伝えられるかっていうのが、そのチーム力を引き上げるためには大切な気がします。

人事という立場で、真実を隠して事実だけを伝える管理職や経営者を見てきましたが、部下やメンバーからの心の底からの信頼や尊敬を集めることはできていませんでした。

その状況では当然、チーム力も組織力も上がりません。

チームの力を引き上げる前提には、個人の力を引き上げることが大切なんですけど、個人の力を引き上げるためにも、真実を伝えることは大切です。

よく聞くのが、「事実はわかりますけど、背景がわからないので、しっくりこないです」ということ。

このモヤモヤ状態を脱しないと、その組織に所属するメンバーは目の前のことに夢中になれません。

管理職や経営者など、上の立場にいる人が担っている重要な役割は、「その組織に所属するメンバーが目の前のことに夢中になっている状態をつくること」だと思っているので、その状態を実現するためにも、真実を伝えるようにしないと。

事実は事実として受け止める。

ただ、事実だけに引っ張られないこと。

真実を知って、その上で自分が何を感じるか。

ここまでを意識していきましょう。

事実だけを見たら良くないことはあります。

個人としてやるべきなのは、良くない事実に直面した時に、「あー、ついてないな」と思うのではなく、「その事実の背景にあることを理解して真実を捉えよう」と思い、その上で自分が何をやるのかを考えて行動に移すこと。

両者の成長度には大きな違いが生まれます。

例えば、前任者から何かを引き継いで、それが明らかに良くないことだとわかった時、その事実を悲観的に捉えてマイナスなことばかり言うのか、真相を理解した上で「じゃあどうする?」という前向きなことを言うのか。

個人としては、自分自身の納得度をつくり出すことができるので、後者のような存在になることをオススメしています(後者の方が成長度が圧倒的に上がる)。

「なんでこれをやってるのか?」という納得度をつくり出すには、事実だけでなく真実を理解して、自分に落とし込む必要があるからです。

成長度が上がるだけでなく、自分自身の働いやすさや働きがい、生きやすさや生きがいを生み出すことにも繋がります。

真実を知り、納得度をつくり出すことで、自分の心に余裕を生み出すことができるんです。

「真実はいつもひとつ」というセリフから真実について深掘りしていくと、組織づくりや個人の成長にも必要な要素が書かれていました。

アニメや漫画から学ぶことは多いですね。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。

他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?