自分の「こうすべき」と向き合う
はじめに(いつも書いてること)
このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。
※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。
今回の内容
不定期ですが、ファシリテーターとして、アンガーマネジメントの基礎講座を実施しています。
講座に登壇する立場ですが、アンガーマネジメントは心理トレーニングなので、トレーニングをやっていかないと上達しません。
日々、僕自身もトレーニングをしながら自分と向き合っています。
現在、もうすぐ6歳になる娘がいます。
その娘に、今朝、怒られたことがあります。
それは、横断歩道を渡っている時のこと。
横断歩道を渡っている時に、信号が点滅し始めたんです。
すると娘は、「パパ!いったん止まらないとダメだよ!」と叫びました。
横断歩道を渡る時の注意点や、信号での注意点をこれまでの関わりの中で伝えてきたので、点滅する信号を見て「止まらないとダメだ!」と思ったんですよね。
えらい。
「信号が点滅してるならいったん止まるべき」
これが、今の娘の中に存在する『べき』です。
僕も昔から、どんなに車が通らなくても信号無視はしないタイプの人間だったので、この『べき』を持ってくれて良かったと思います。
まぁ、これは『べき』というよりは交通ルールですから、守らなければならないことなんですけどね(そんなルールあるの?ってくらい信号無視をしている人がいるので、悪い事例として娘には伝えさせてもらってます)。
今朝の場合は、上記引用文章の太字にした部分に該当するパターンなので、いろんなケースとして娘には伝えていく必要があるなと思いました。
日々の暮らしの中で遭遇する出来事や人の言動、周りにいる大人たちと関わりが、娘にとっては自身の価値観(「こうすべき」という判断基準)を形成する機会になってるわけです。
親を中心にして、子供に対して「これは良いことだよ」「これは良くないことだよ」ということを伝えれば、良いことと良くないことの判断はできるようになります。
ただ、それだけだと、機械的に「これは良い」「これは良くない」と判断するだけになってしまいます。
これだけでは物足りないので、良い良くないを伝える時には、必ず「なぜならね・・・」ということを伝えるようにします。
子供は本当にいろいろなことを覚えていて、まっさらな脳に大人が教えたことや大人がやってることを刻んでいきます。
「子供だから理由の説明はいらない」と思って、例えば「ダメって言ってるんだからダメなの!」と言っていては、良いことと良くないことや判別ができなくなったり、自分で考えることをしなくなったりしてしまうかもしれません。
あと、僕がやっていることとしては、以前に説明したことがある場合に、「これってなんで良くないと思う?」と問いを立てたりします。
そうすると、娘はめっちゃ考えます。
わからない時は「わからない!」と言ってくるので、その時には「前に言ったでしょ」なんてことは言わずに、娘自身に落とし込まれるまで、その理由を伝えるんです。
子供の「こうすべき」というのは、親を中心にした周りの大人によって形成される価値観です(特に、一緒に過ごす時間が多い親の影響は大きい)。
僕ら親は、これまで生きてきた中で、「もっとこうした方が良かったな」とか「この判断は良かったな」などの体験をしているはずです。
そして、それらの体験の裏には、「こうすべき」という自身の価値観が必ずあります。
子供は親に似るというのは、子供は常に親を見ているわけなので当然なんですけど、「自分の体験を踏まえて子供との関わり方を意識的に変えられる」ということを理解しなければなりません。
そのために、親自身がアンラーニングの姿勢を持って、「より良く過ごせる個人になるにはどんな価値観を形成していくべきなのか?」ということを考える必要がありそうです。
意識的にも無意識的にも、親は子供を導いているんです。
「なんでそんなこと言うの」
「なんでそんなことをやるの」
そんなふうに、子供を一方的に怒っていませんか?
そう思ったら、自分を省みてください。
きっと、自分自身がイラっとする言動を自分でやってるから、それを子供が学んでいるだけなんです。
子育てというのは、自分と向き合う機会です。
その中で、アンガーマネジメントを切り口にして子供と関わっていくと、自分自身も生きやすくなるはずです。
感謝
今回も、読んでいただきありがとうございました。
他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。
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