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同じ環境でも臨む姿勢によって未来の姿が変わる(環境のせいにしない)

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

僕は小学生から高校生までずっと、算数・数学や化学などの理系科目が好きでした。

高校2年生で訪れる文系と理系の分岐点は迷わず理系を選択し、大学も迷うことなく理系の分野(理工学部建築学科)を選択しました。

理系科目が好きだったのもありますが、文系科目が苦手だったということもあります。

文系科目は、答えのない問いに対して自らの意見や主観で解答するような機会があって、それが僕にとっては良くないストレスになってたんです。

大学での学びについては、大学入学前から「特に建築構造設計を学びたい」と思っていたので、構造系の授業は特に面白かったです。

建築学科だと意匠系・デザイン系の授業もあり、それらも楽しかったのですが、設計課題が僕にとっては難関でした。

今思えば、あの頃にやっていた設計課題は、自分で調べて考えて実行するトレーニングになっていました。

解はどこにもなく、何かしらの根拠を立てながら自らで自らの解を導いていくしかないんです。

あれは本当に鍛えられました。

先端教育に、こんな文章が掲載されていたことがありました。

人は小さい時から正解を与えられそれを覚えることだけを求められ続ければ、潜在的に自分で考え答えを自ら作り出す能力をもっていたとしても、この潜在能力が発現する機会がほとんどないから、当然自分で考えようとしなくなる。

(学習科学者の三宅なほみ教授)

まさにこれを、僕自身が体感してきました。

自分で考えて答えを作り出すことは、小・中・高の教育の中でやってきたはずなんですけど、どうしても「正解を覚える」ということが求められてきたと感じるし、正解を覚えれば高い成績を収めることができて評価されることが多かったなぁと感じます。

ただ、僕が受けてきた教育が悪かったとは全く思っていません。

大切なのは、能力が開花されるキッカケが与えられることだなぁと思っています。

今あるカリキュラムでも、『自分で考え答えを自ら作り出す能力』を高めることはできるはずなんです。

じゃあ、今ある機会を『自分で考え答えを自ら作り出す能力』を高めることに繋げている人と、そうでない人の違いを考えてみます。

これも僕の大学時代の体験を思い出していくと、なんとなくの仮説が出てきます。

それは、「与えられたカリキュラムに対して自分事で全力で臨んでいるか?」ということです。

なんとなくで授業に臨んでいたり、学ぶことの優先度が低かったり、課題も授業前日になんとかしようと思ってたり、提出が間に合わないから授業を休んだり、友達からノートをもらって表面的な学びをしていたり、、、そんな人たちは僕の学科にもたくさんいました。

主体的な姿勢を育むとか、自ら考えて行動すると、そういうのは本来、教育の根底にある前提であり、その前提に則ってカリキュラムが設計されているんです。

ただ、僕自身は学んでいる当時、そんなことは気にしていませんでした。

ただただ全力で、目の前のことを一生懸命にやってきただけ。

正直、与えられた課題や宿題を確実に着実にやりながら日々を過ごすことで精一杯で、ついていくことに必死でした。

「自ら考えて行動できるようになろう」とか「主体先な姿勢を育もう」なんてことは思ってませんでした。

ただ今になって、「あの時のあの姿勢は今に活かされている」と感じるんです。

あの時に自分に負荷を与え、全力で夢中になって日々を過ごしてきたからこそ、『自分で考え答えを自ら作り出す能力』が高まったと思ってます。

意図して設定した機会じゃないけど、結果的にその能力を開花させるキッカケになったんです。

だから、僕らが日々できることは、「今いる環境の中でとにかく全力で日々を過ごす」ことなのかなと思います。

ただ、これも前提として、「ここにいる」ということを自分で意思決定していることが大事です。

「なんで自分はここにいて、これを頑張っているのか?」ということを自分事にできれば、「やらされている」という感覚がなくなります。

そうすると、心の健康状態が良くなっていきます。

誰かに何かを強要される時、人は悪いストレスを感じて心が不健康になっていきますから。

自らの意志で意思決定するというのは、それだけで心が健康に保たれます。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。

他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。

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