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女性リーダーのための自分を労わるススメ・セルフコンパッション

男性女性関わらず、リーダー的なポジションの方は非常に忙しい日々を送っていらっしゃいます。
そして、男性と比べて家事育児の負担が割合が高い女性もまだ多いので、日常もフル稼働している女性リーダーたち。

自分を長い間後回しにしているという人も良く見かけますね。
「あなた自身を労わってますか?」と心配になります。

部下や家族を守るためには、まずはあなた自身の心身が整っていることが大切です。

今回は労わる方法の一つ「セルフコンパッション」をご紹介します。

セルフコンパッションとは

セルフコンパッションとは、「自分への慈しみ」。
他人を思いやるように、自分のことを大切に思うことです。
ストレスも多く、ネガティブと思われる状況であっても、前向きな気持ちを持ち続けられるようにすることを指します。

最近は、企業研修でも取り入れられるようになってきています。
それだけ普通にしていては、心身ともに参ってしまう人が増えているからかもしれません。

セルフコンパッションの重要な要素は下記の3つです

  • 自分自身を親友と同じように捉えて優しい言葉をかけたり、思いやりを持って接する

  • 自分だけがついていないと考えない

  • あるがままを受け止めて、良い悪いと判断しない


自分に厳しくし過ぎて痛めつけていないか?

あなたは何かミスをしたり、苦しい状況になったら、自分にどんな言葉をかけますか?
「なぜこんな失敗したんだ!」「もっと早く行動できていたら」
などと、つい自分に厳しい言葉を掛けていませんか?

ですが、もし親友が同じような状況で落ち込んでいたら、あなたはどんな言葉を掛けますか?
「大丈夫よ」「次はきっとうまくいくわ」といった優しい言葉をかけるのではないでしょうか?

もちろん、目標がもっと高いところにあるから、まだまだだと思うのかもしれません。
ネガティブになることは、そこを変えたいというチャンスでもあるので、
悪いことではありません、
ただ、「ネガティブな感情や状態」を引きずるのはよくありません。
いつまでもマイナスな言葉を自分にかけ続けるていると、
「自分はダメな人なんだ」と暗示をかけていき、行動に後ろ向きになっていきます。

昨日よりも今日できるようになったこと、
がんばっている自分、良いところに目を向けましょう!
自分自身を親友と同じように捉えて優しい言葉をかけたり、思いやりを持って接することで
自己肯定感が高められて、結果パフォーマンスが上がることにつながります。

自分だけがツイていないと思いがち

困難な時に「どうして自分ばっかり嫌なことが起きるのか」と思ったりしませんか?
SNSで旅行に行っている、こんないいことがあったと自慢している人をみて、
つい「私はついていない」と比べてしまうことはありませんか?

でも、誰もが失敗も、ネガティブなことも起こっているはずです。
良くないことはSNSにアップしませんよね。

自分だけではなく、みんな同じ人間なんだと思いましょう。
必要以上に悲観的にならないようにすることで自分を労わることができます。

何でも良い悪いと判断していませんか?

一つの出来事を、これは自分にとって良いことだ、悪いことだと判断しがちではありませんか?

確かに仕事では、目的や目標に照らして良い悪いをすばやく判断することが
リーダーの役割でもあります。
それが習慣になって、
私達は起こった出来事を、良い悪いと判断しがちです。

判断し続けることで、振り回されることになります。
ストレスが増えるということにもなりますよね。

そこで、
苦しみや困難があったとしても、
無かったことのように無視するわけでもなく、誇張し過ぎることも無く
「あるがまま」受け入れましょう。
これをマインドフルネスと言います。
できごとに振り回されることなく、ストレスを減らしていくことにもつながります。

かけがえのない自分を労わろう!

まずは、自分に優しい言葉をかけるところから始めましょう。
そして、ネガティブに考えがちなクセを変えてみる取り組みをしてみてください。
3週間ぐらいやり続けると、習慣として身につくと言われています。
すぐにクセは変わりませんが、
「今日はネガティブな言葉を言わなかった」
「今日はダメだと言い掛けて、やめることができた」

と出来た自分をほめてあげてください。

かけがえのない自分を大切にしてくださいね。

篠田寛子

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