見出し画像

ほのぼの生きる  091_20230414

本気が足りない

ボルダリングの話ばかりで恐縮です。
しかし、ボルダリングからは学ぶことが多い。

私がボルダリングを始めてから2か月が経過した。
始めた経緯は過去の記事にて省略する。

どうやら私は人よりも上達が遅いようである。

どれぐらい上達が遅いかというと、この前コーチが他の人へ説明していたのを盗み聞きしていたことをそのまま書くと
「お父さん(つまり私よりもちょい下の男性)は、早い方で2、3回でA~Zまでマスターされます。でも子どもはもっと早いです。」
とのこと。私は2か月ちょっと、約30回通っても残りのX~Zができていない。

ボルダリングはセンスなのか?それとも私がただの運動音痴?

コーチもそろそろ呆れてきた。
先日はちょっと改まって「精神論」なるものを説いていただいた。

「怖いと思ったら、手が掴めないんです。
絶対に掴むんだ!掴めると思い込むことが大事なんです。
上級者が数名あつまって難易度の高いコースに30分挑んでいたとします。
どうしても克服できないと皆が諦めかけていた時、ある人がひょいとやってきて、軽々とクリアしてしまった。
それを見たメンバーは、すぐにできるようになるんです。
つまり、できないと思えばできないし、できると思えばできるんです」

私は、どちらかという慎重派である。一方努力家でもある。
いわゆる長距離タイプである(と勝手に思い込んでいるところがある)。

今はできなくてもいい、そのうちできるようになる。
練習を重ねることが大事。
練習をたくさんして、成功体験を重ねていけば、きっとできる。

そう思ってやってきていた。そのことをコーチにも話してみた。

「ボルダリングは時間も重要です。いつまでも時間をかけてやるもんじゃない。どんどん挑戦して、次に進みましょう。」

私はこのコーチをボルダリングのアスリートとしてだけではなく、ボルダリングジムの経営者として尊敬している。
ここのジムに通い始めて、興味があるのがこのコーチの運営の仕方だ。

料金設定から子どもの扱い、保護者の扱い、利用者との距離感。
利用者から見て、とても心地いい距離感である。
がっつり教えてくれるわけでもなく、普段は放ったらかし。
教えてくれと頼めばとても論理的に教えてくれる。
それに利用者の性質もよく見ている。放っておいていい人とダメな人。

経営者って本気度が違う気がする。リスクをとる思い切りもあると思う。
そういうことをこのコーチから日々学んでいる。


実は、これ2日前に書いたものだったが、「精神論」を説かれてから、尊敬するコーチのいうことを信頼して、本気で掴むに行くことにした。
今日で、このコースは終わらせる!と心に決めて挑んだ。
昨日、Xを克服。本日、Wを克服した!!
でも今日、Zでまた弱気になって、コーチのため息。。。
だけどやっぱり気持ちによるものだなぁとつくづく思った次第。

最近、熱心に読んでいる本で、外山滋比古先生の『ちょっとした勉強のコツ』というのがある。この本はすごくいい!!
一つ一つに読書感想文を書けるレベルの内容だ。シリーズにしたいぐらい。
その中の「集中」にも同様のことが書いてあった。

勉強もそうだが、頭を使う作業では、あまりたっぷり時間があってはいけない。(中略)忙しく、時間のないときは、気持ちがはりつめていて、時間の短いわりにたくさんのことができる。(中略)どれだけ心をこめるか、集中度との関連の方がより大きい。(中略)その集中力を高めるのにはスポーツが有効である。(中略)勉強は、短時間に、集中してやるにかぎる。

外山滋比古著『ちょっとした勉強のコツ』「集中」より

先月受けたTOEICの結果が出たのだが、これが無残なものだった。仕事してほとんど勉強できていなかった時に受けてた時の方が成績いいじゃん!何これ?あんなに時間かけて勉強したのに~

ボルダリングも勉強も私には本気が足りていない!!反省。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?