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【コンサート観覧】Madonna Rebel Heart Tour: 2016

 先日、さいたまスーパーアリーナでマドンナさんのショーを観てきました。

本当に素晴らしいショーでした。

マドンナさんの来日ライブは10年前にも一度拝見しておりましたが、正直、前回よりも何倍も素晴らしいショーでした。

各曲のテーマに則した演出やしかけのバリエーションが圧倒的に増えていて、観ていて飽きない、2時間があっという間のショーでした。

しなる棒を使い観客の目前までパフォーマーが迫るしかけ、高い美術舞台からマドンナさんがパフォーマーを突き落として観客を驚かせるサプライズ、ステージを斜めにせり立たせてパフォーマーをワイヤーで吊り上がったり下がったりさせる演出など、サーカス的な要素も多く、表現としての幅がとても広がっていました。

また、パフォーマーを常にしたがえて歌うだけではなく、楽曲によっては一人で踊り歌ったり、ギターで弾き語りをしたりとメリハリもとてもあり、いい意味で次の演出が予想出来ないので楽しかったです。

それにしても、数万人を前にして一人で踊り歌う彼女を見て、本当に元気な方だなと思いました。自分があの歳になったとき、あんなに元気で情熱を燃やし続けていられるか・・。

 更に素晴らしかったのは、"全員主役感"です。

どちらかと言うと10年前はあくまで「"クィーン・マドンナ"を魅せるためのショー」という感じでした。

しかし今回は、他のパフォーマーのダンスの美しさ・若々しさをかなり前面に出した演出が多かった様に思います。

しかもそのパフォーマーの中にAyabambiさん達をはじめとする日本人パフォーマーも含まれていたので、感動もひとしお。

正直今回の観覧は、Ayabambiさん達が出ていらっしゃらなかったら行っていなかったほど、彼女達にはとても注目させていただいております。

彼女達に対しては、ダンスのイメージから堅い人物だと思っていましたが、生でダンスを見てみると非常にしなやかで可愛らしく、ダンス以外にも臨機応変に対応されている部分もあり、愛らしく、人としても好感の持てるパフォーマーだと分かりました。

Ayabambiさんの他にも日本人パフォーマーさんがいらっしゃって、彼らはマドンナさんのすぐ横で踊っていらっしゃった演目も多く、堂々と世界レベルのショーで演じられていました。もの凄く、もの凄く感動しました。

最も感動し、今回のショーの根本的な理念を見たと感じたのはラスト。"スーパースターマドンナのショー"という名目を忘れるほど、パフォーマー全体の一体感と躍動感を目一杯に表現する、全体に大きく広がったダイナミックなダンスで締めくくられており、「このショーはこのメンバー全員でお届けしましたー!」というマドンナさんのリーダーとしてのメッセージを感じるような、まるでミュージカルのラストの様な締めくくりでした。

マドンナさんの表現者・エンターテインメントに対する愛を、とても感じるショーでした。

そしてもう一つ密かに感動したのは、ショーの直前・直後に流れていたBGMが、どちらもMichael Jacksonの曲だったことです。マドンナさんのMichaelを慕って尊敬されている思いが伝わってきました。

マドンナさんのショーを見て、私自身もエンターテインメントに愛をずっと注ぎ続けていきたいと思いました。とても素晴らしいものを観させていただきました。

マドンナさんに、大感謝です!

Wolf Boy

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