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カウントダウンするほど楽しみだったゴールデンウィークの記録(後編)

はい、続きまして後半です。
前半の記事はこちら。


GW後半(5月3日〜6日)

後半は地元の奈良へ帰省しました。
帰省は年始の成人の日のある3連休ぶりですが、バタバタ帰省だったので、ゆっくり帰れたのはお盆ぶり、っていう感覚です。

今回の帰省、わたしは、

「羽をのばそう」

をテーマにしていました。

これまでの人生でいっっちばん幸せだったというか、のんびりできたというか。穏やかでリフレッシュできた期間があって。
それは、大学卒業から社会人を迎えるまで実家で過ごした1ヶ月間です。
小中高大、常にテニスという存在があったこと、また引退後もやっぱり東京での一人暮らしということもあり、常に気が張っている生活でした。
大学卒業の1ヶ月前、東京の家を引き払い、社会人がスタートするまで実家で過ごしましたが、この1ヶ月がわたしにとって一番の「おやすみ期間」でした。
何に追われるでもなく、家族と過ごして、ふらふらっとお散歩いって、ふわふわっと過ごした1ヶ月。
今回の帰省では、このときみたいな、ふわふわっとゆるゆるっと、羽を伸ばして休む期間にしたいなと思っていました。
なので、普段地元の友だちとの予定を詰め込むところをあえて詰め込まず、余白を残すような。ほとんど家族と過ごすか、思い立ったらお散歩にでも行こうか、とか。そんな予定を組んでいました。

いよいよ帰省目前、5月2日。
ふわっふわ、浮き足立ちまくり、たぶんヤクルト1個分は浮いてたんじゃってくらいの足取りで職場から東京駅へ。
定時ダッシュとはまさにこのこと。
時計をみるわたしの視線は、まんまハイスクールミュージカルの夏休みの到来を待つあのシーンそのものでした。
はい、知らない方はこちらの開始20秒だけご覧ください。

このときの私の頭は、
「golden week… Golden Week… GOLDEN WEEK!!!!!!!」
でしたね。

今回の帰省は、もうかれこれ15年近くの付き合いになる、かつてテニスのライバル同士だった幼馴染と新幹線で帰ることになっていました。あ、GW前半の記事にも登場した、一緒にゲームセンターへ行った彼女です。
ゴールデンウィーク後半の皮切りとなる2日の18時半頃、東京駅は半端ではない大混雑。駅弁買うにも一苦労。
人混みの中は人や弁当だけじゃなく、ストレスも満ちていました。すれ違いざまにちょっと荷物が当たっただけでキレちゃう方々爆誕。怖かった。

そんなこんなで友だちの分の駅弁を買いつつ、友だちにお菓子を買ってもらいつつ合流。
大阪行き、のぞみ。ゴールデンウィーク期間中は全席指定です。
東京駅のホームに到着し折り返し運転。
大阪方面からの乗客が降りてから清掃が入るので、自分たちが乗る新幹線に乗れるまで若干のラグがあります。
ホームに並んでいる人のひとりが、新幹線がホームについているのになかなか乗車できず、中をのぞきまくってました。
友だち「あのひと絶対大阪の人やわ(笑)」
ゆうてました。

うずうずしている関西人たちを乗せ、のぞみは西に向けて出発。
しぐれ煮弁当を光の速さでたいらげ、
まだしぐれてる友だちをよそに、お菓子に手を伸ばし。
なんかずっと喋って笑ってたけど、ほっとんど覚えてないな。
関西人との会話って大体そう。
んで喋ってたらもうあっという間に京都。速い速い。
これまで関西へ青春18きっぷでも帰ってきたわたし、新幹線乗るたび文明に感謝。時空歪む。
この速さは関西人文句言えん。リニアなんて登場しようもんなら関西人も拍手喝采よ。

京都から奈良へは近鉄奈良線へ乗り換えです。
わたしは京都と奈良の境目くらいで降りるのですが、さらに南へと南下していく友だちに合わせ特急を取っちゃいました。
おいおいなんだか社会人ジャーン!!!!!!
特急の列車内では、金融に勤める友だちから投資について教わってたら着いちゃいました。かなりおもしろかったので、今度改めて教えてもらう。

最寄り駅まで父親に車で迎えにきてもらい、家までは運転させてもらいました。練習練習。東京にいるとどうしても運転する機会がなかなかないのでね。
家に着いたのは22時過ぎ。玄関の扉を開けるや否や駆け寄ってくる犬たち!!!
ウエスティというわんこ(ジル♂、エマ♀)を2匹飼っている我が家。

ジル


エマ


実家ぐらしのころは半端ではない愛情を注いでいたので、帰って来るたび犬たちがしっぽふって喜んでくれます。
駆け寄ってきたかと思えばトイレにダッシュして嬉ションしてました。

5月3日(金)

余裕たっぷりの初日。朝からエマの散歩へ。

昔、犬の散歩でうんち袋を忘れたとき、父がこの谷に向かって葉っぱにくるんで投げ捨ててました
大阪と奈良を結ぶ路線の終点間際
エマは逃走歴あるのでリード2本付です

朝の光よ、収まれ〜!という気持ちで撮ってました。
散歩終わり、家についた頃、見覚えある走り方やなあと思ったら小学校からの同級生でした。
朝7時に同級生と遭遇はさすがに実家帰ってきたのを感じた。走り方変わってなさすぎた。

この日は昼から高校テニス部の友だち5人組で過ごしました。
奈良県民ってわりと地元に残りがちなんですけど、最近みんな一人暮らしだとか同棲だとかで新生活を始めたらしく。ゴールデンウィークはどこも混むからなあ、ってことで、各新居にお邪魔しつつ、近くのいい感じのお店を開拓して家主にも貢献するっていう企画を提案したところ通りました。(笑)

一軒目は近々入籍予定の友人宅へ。

いろんな電車見てきたけど近鉄線はやっぱりおしゃれと思う
近くで見つけた定食屋さん。タルトもおいしそうだった、、。

二軒目は初々しさのあるカップル宅を目指し、大阪中心エリアへ。

この5人と対峙するなんて、彼氏肝すわってるわあ〜ゆうてました

そしてラスト三軒目は、レコードがありーの、間接照明置きーの、ハリー・ポッターの本もDVDも揃えている、こだわり抜かれしインテリア一人暮らし宅へ。

絶妙にドライなお兄さんたちのやきとり屋さん

関西勢のお宅の広さ、そして家賃の安さに東京組驚愕。泣きたい。
2LDKで9万だとーーーー!?!?
まあこれはさすがに安いとして。他の関西勢二人も、うちの方が家賃高いのにうさぎ小屋だわ、とか、だったらうちは金魚鉢だわ、とかゆうてました。
だとしたら我が家は筆箱です。

もうこの日は、爆笑しては一休みして、爆笑しては一休みして、笑いのインターバル走でした。帰る頃の疲労感は二泊三日の旅行後と同レベルでした。
なんであんな関西の友だちっておもろいんほんまに。

5月4日(土)

この日はなにも予定をいれていませんでした。
両親と過ごそうか〜、ひとりでパン屋さんにでも行こうか〜とか考えていました。
何しようかね〜と父親と話していたところ、突拍子もなく、
「信楽行く?」
といわれ。急遽信楽までドライブへ。
運転はわたし。助手席に父親、後部座席に母親を乗せいざ。
と、奈良から京都に入ったあたりで道を間違え。峠道に突入。
引き返そうとしたところ、このまままっすぐいきゃ行けるから!!と峠道を突き進むことに。
もうそれはそれはとんでもない道でした。ヘアピンカーブの応酬。
隣でテンションあがりまくってるのバレてるぞ、お父さん。
走った道は京都府道321号「和束井出線」です。

時折見える茶畑がとってもきれいでしたが、そんな景色を楽しむ間もなく次のカーブがやってくる、そんな道のりでした。
ようやく信楽に入り、大量のたぬきがお出迎え。
もうそれはそれは大量の。
中学生くらいのころに信楽へは行ったことがあり(ちなみにうちのエマは信楽あたり(曖昧)のブリーダーさんのもとからやってきました)、
この大量のたぬきさんたちの光景は初めてではなかったんですが、大人になってからきてみるといかに異様かを感じますね。
この景色を見るだけでも行く価値あり。
せっかく来たってことで、母親がコンパクトたぬきさんを一つ買ってくれました。
いろんな顔のたぬきさんがいるわけですが、わりと即決で、「あ、かわいい」と思ってからはその子が一番かわいくて。他のたぬきさんをみても響きませんでした。この手のものは一目惚れするタイプです。

東京の我が家までしっかり連れて帰りました

東京に戻ってきてから思い出しましたが、
そういえば2ヶ月前に、有楽町駅にあったたぬきさんたちを「なんだかいいじゃない!」って写真に収めていました。どうやら伏線だったみたい。

有楽町のたぬきさん

さて、この信楽ドライブ、峠道も、たぬきさんたちも楽しめたドライブだったんですが、わたしにとってはもう一つ。
大量のバイクを見れたこと!!!これがまた最高のコンテンツでした。
昨年鈴鹿8耐を見に行って以来、バイクにどハマり。
ずっと乗りたい乗りたいと言い続けること1年。未だ免許をとりにいけておらず、完全見る専と化しているわたしです。
道中はツーリングを楽しむバイク乗りの方々が大量に。両親の前でかっこいいかっこいいと大騒ぎ。
帰り道、少しだけ父親に運転を変わってもらっていたのですが、後続のスーパースポーツのアプリリアが我々を抜かさんとうずうずしていて。対向車が途切れたタイミングで一気に加速し抜いていったとき、かっこよすぎて私発狂。断末魔の叫びのように。
母親爆笑。
いやああああかっこよかった。しびれた。
さすがに今年は免許を取りたい・・・・。引っ越しもしたいのでタイミングが合えばだけど・・・。

バイクを見て叫びつつ、道中のお茶屋さんでソフトクリームをつまみつつ、ソフトクリームを食べているバイク乗りを見つつ、夕方に帰宅。
ちなみに行きの峠道でテンションがあがった父は、帰り道もわざわざ細い道を通らせ、わたしにドラテク修行をさせていました。
わかちゃんも運転上手くならな!ゆうてましたが絶対自分が通りたかっただけやと思います。

夕方からは、犬たちの散歩に行き、家の庭でぼーっとして。
ぼーっとしつつ、近所の小学校からの友だちに「今ひましてるー?」ってLINEを入れて、ちょうどゴロゴロしていたところだったようで、一緒に近所へお散歩に行きました。
約束してたわけではないのに、今から会お!で会うのが、なんだか小学生のときの放課後のようで、これがまたよかった。
また年末年始にゆっくり会おね。

5月5日(日)

端午の節句。
わたしは三姉妹の末っ子で、8つ上と5つ上の姉がいます。
長女はつい先日4月24日に第2子(二人とも男の子)、次女は1月に第1子(これまた男の子)が生まれ、気がつけばわたしはおいっこまみれになっていました。
三姉妹ということもあり、端午の節句に縁がなかったわけですが、おいっこまみれになり、端午の節句という催しが我が家のイベントとしてスタートしました。
てなわけでこの日は姉家族2世帯がわが実家へ大集合!
母は前日からテキパキと掃除やらなんやらと準備しておりました。
長女の第1子は一時期横浜に住んでいたということもあり、大きくなっていく様子を見守れていましたが、奈良へともどってからはなかなか会えず。
わたしが東京にいるので、気がつけばぽこぽこと生まれ、知らぬ間にどんどんと成長を遂げている、なんてことになっています。
かつて私が末っ子としてわがまま言いたい放題だった食卓は、すっかり次世代を感じさせる様子に。

かわいいおいっこたちをひたすらカメラで追いかけ。

みんな袴ロンパースに装束衣装にと着飾られたおいっこたちはヘッダーに。おいっこにまみれるわたし。

わたしも小さい頃遊んでいた公園へ、おいっことお義兄さんとおさんぽへ。

帰りはおねむでぐずぐずしてました

年始に会ったときは、少ししか歩けなかったのにいつのまにこんな、、!!!ぶら下がったり、おっきい階段を登ったり。成長はや!!!
動き回るようになって、表情も豊かになって、カメラマンも一瞬のシャッターチャンスを逃すまいと、構えておりました。

ちなみにこの一日カメラマンして、お義兄さんたちのカメラ欲に火をつけてしまいました。
だからずーっと、カメラ買いな〜って勧めてたのに。
翌日、二番目の姉夫婦からは、明日カメラ一緒に見に行ってくれない?って連絡きてました。

姉家族たちが帰り、一息ついたところで、また前日同様、近所に住む小学校からの友だちと急遽会うことになって。
お店に入るでもなく、近くのスーパーでマウントレーニアのカフェオレ買って、あの頃一緒に通った小学校までの通学路歩いて、なつかし話だとか、最近の話をしてました。
お互いなにも変わってない安心感。ついついわたしばっかり喋っちゃうのも、そんなわたしの話に笑ってくれるのも、あの頃から何も変わってませんでした。
あとわたしたちが小学生だった頃、通学路途中におっっっきな白い犬が二匹、カーポートにいるお宅があったんですね。
そこのお家の前を通ったとき、我々何も言わずとも、今はどうなってんだ?ってカーポート覗いたら。
同じくらいの大きさの、おっっっっきな白い犬が二匹いて。
思ってること同じでふたりとも爆笑。
「えーーーーー!?!?」って(笑)
さすがに違うわんちゃんでしたが、あの頃と同じような景色をみている感覚で、不思議というかなんというか。

5月6日(日)

あっという間にゴールデンウィーク最終日。
帰りの新幹線を取るのが遅く、京都20時半発とほぼ終電の、遅い便となってしまい、最後の最後まで帰省を堪能しました。

この日は午前中から、中学校時代の友だちと約束していました。卒業後もたまに会っていたんですが、社会人なってからはなかなか会えておらず。
会って話せたらどこでもいい!!ってマクドで集合して、お昼は近くのイタリアンへ。
近況報告から、地元の同級生が今どうしてるーって話、仕事の話、恋愛の話。
ちなみにその友だち、みてくれはめちゃくちゃキラ女。ほんまにかわいいんです。ミスキャンの運営代表やってましたが、じぶん出る側やろってずっとゆうてました。

お店出て、なんとなくで中学時代の友だちにテレビ電話かけて。
わたしは中学卒業ぶりの友だち。当時仲良かったものの、それ以来約束して会うような仲ではなかった友だち。
なんと東京で、しかもわりと近くに住んでいるみたいで。東京住みの関西人あるあるとか話してわいわい大爆笑しながら話してました。
来月、3人で東京で集合することになりました。たのしみ。(笑)
こういう、勢いでなにかが決まっていくこと、勢いでなにかわくわくがうまれることが好きです。もう切れたかと思っていた縁が、ひょんなことで復活するような、そんな感覚も好きです。

帰宅後は、ゆったり犬たちとの時間を過ごしたり、カメラを買いに行った姉夫婦の相談に乗ったり。(姉夫婦のカメラの買い物につきそう予定でしたが、友だちとの話があまりに盛り上がったため大阪への出張は見送りました、ごめんね)

この緑の芝生と白い毛とピンクのお耳が最高
お外のぞくエマ
日が暮れるまでお庭で。


最後の最後まで、母の作る夕飯まで堪能して、おみやげもたくさん持たせてもらって帰りました。

東京駅についたのは23時ごろ。
駅にいるのはほとんど新幹線で戻ってきた人で、行きと違って人も少なく。
日常が戻ってくることに対し、普段であれば嫌悪感しかないんですが、このときは、明日から頑張ろうって思えるくらい、心の底の底からリフレッシュできた、そんな感覚でした。
地元にしかないやすらぎ、落ち着きを味わい尽くしました。
また、帰ろう。

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