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慶應義塾大学文学部対策【英語】

慶應義塾大学文学部入試では、英語の試験中に辞書を使うことができます。私が受験した際には2冊まで付箋などがついていない紙の辞書を持ち込むことができました。

私が慶應義塾大学文学部に合格した経験をふまえて、主に辞書について以下にまとめました。

慶應義塾大学文学部を受験しようと考えている方のご参考になれば幸いです。

なお、最新の情報は慶應義塾大学公式ホームページよりご確認ください。


辞書のあれこれ【準備編】


皆さんは英語学習にどのような辞書を使っていますか。

私は学校に電子辞書を持ち込めなかったときは紙の辞書を使っていましたが、高校に入ってからはずっと電子辞書を使っていました。

慶應義塾大学文学部の英語の試験では、紙の辞書を2つまで持ち込むことが可能です。電子辞書ではなくの辞書です。


どの辞書を買うか


いざ辞書を買おうとなっても、どの辞書を買うべきか迷うと思います。

入試には、和英辞典を2冊持ち込んでも、和英辞典と英和辞典を1冊ずつ持ち込んでも、英英辞典を2冊持ち込んでも大丈夫です。

どのような組み合わせで辞書を2冊持ち込むのかが悩みどころです。

入試に辞書を持ち込めるとは思ってもみなかったので、私は高3の12月頃にあわてて辞書を2冊購入しました。

購入した辞書は、『ジーニアス和英辞典』と『ジーニアス英和辞典』です。

過去問を解いているときも本番もこの2冊で足りないと感じることはありませんでした。

試験会場でも『ジーニアス和英辞典』と『ジーニアス英和辞典』の2冊を持ってきている受験生が多かったです。

時間があれば、実際に書店で使いやすさを確認してから購入するとよいと思います。

和英辞典・英和辞典・英英辞典の組み合わせについては、もちろん個人の自由ですが、個人的には和英辞典と英和辞典を1冊ずつ持ち込むのが無難だと思います。


辞書を使う練習は必要か


普段から紙の辞書を使っていないと、紙の辞書を使いにくく感じたり、引くのが遅かったりするかもしれません。

ただ、基本的には過去問を解くときに本番で使う紙の辞書を使うだけでよいと思います。

辞書はあくまで安心材料なので、受験期に辞書を使うことだけに時間を費やすのはもったいないと思います。

紙の辞書を愛用している人でなければ、普段は電子辞書などを使っていて問題ないです。


【おまけ】辞書を買う必要性はあるか


辞書は1冊でも高価なので、入試本番のためだけに買うのはもったいないですよね。

受験生当時の私も辞書を買うかどうか迷いました。実際、私は紙の辞書を2冊所有していたので、買う必要はないはずでした。

しかし、2冊とも大量の付箋が貼ってあったのです。

付箋の貼ってある辞書は持ち込みが禁止されていたので、大量の付箋をはがす手間を考えて辞書の購入を決断しました。(お金で時間を買いました。)

辞書を買ったときは大学に入ってからも紙の辞書を使おうと思っていたのですが、実を言うと英語を専攻しているにも関わらず大学に入ってから一度も使っていません。不徳の致すところです…。

すでに持っている紙の辞書があれば、新たに購入するよりもそちらを活用することをおすすめします。付箋が貼ってあるかどうかにご注意ください。

入試に辞書を持ち込まないという選択肢もあります。私にはそこまでの勇気はありませんでしたが、辞書はあくまで安心材料なので、自分の気持ちにあわせて選択してください。


辞書のあれこれ【本番編】


慶應義塾大学文学部の英語の試験では、「辞書に頼りすぎない」ことと「辞書に頼る」ことが大切になります。


辞書に頼りすぎない


英語の問題は長文1つだけという非常にシンプルな問題構成です。

長文はとても長いので、読んでいる途中で知らない単語にいくつも出会うかもしれません。

しかし、その度にいちいち辞書を引いていると、時間のロスにつながります。それまで読んできた長文の内容が頭からぬけてしまいます。

分からない単語は丸で囲んだり下線を引いたりしておいて、長文を読み終わるまではスルーしましょう。最初に長文を読む際、辞書を引くのはおすすめしません。

長文を読み終えてから、どうしても意味が気になる単語は調べてよいと思います。ただし、調べる個数は最小限にしたほうが効率的です。

私は分からない単語がいくつか出てきても自分なりに文章の意味をざっくり把握できた場合、辞書は引きませんでした。


辞書に頼る


辞書が活躍する場面は、問題を解いている途中見直しのときです。

問題を解いていて、ちょうど日本語訳を知りたいところに分からない単語があるという場合は、ぜひ辞書を引いてください。

英作文をする際も不安な場合は積極的に辞書を使いましょう。特に用例を読んで、正しい使い方で書けているか確認するとよいです。

全ての問題を解き終えたら、見直しに辞書を使いまくります。少しでも不安な箇所は辞書で調べ、ミスを減らしていきます。

文字数の多い単語はスペルの確認も辞書で行うとよいでしょう。

まずは自分の書いたスペル通りに英和辞典を引きます。もしそのスペルで該当する単語が出てこなかったら、つづりが間違っているということです。

多少のスペルミスであれば、多くの場合、同じページに自分の書きたかった英単語が載っていると思います。

もし載っていなかったら、和英辞典で自分の書きたい単語を日本語で調べます。すると、書きたかった単語を見つけられるはずです。


受験した感想


私は広い会場で受けたのですが、机の縦の幅より解答用紙の縦の長さが長かったので、少しやりにくい印象を受けました。

英語については、完璧だという自信はありませんでしたが、手ごたえは感じました。

そして、帰りに通りかかった日吉記念館が真っ白でとてもきれいでした!

慶應義塾大学文学部の英語の問題はとても挑みがいがあります。

私立大学の英語の問題はマークシートの場合が多いですが、こちらは日本語での記述や英作文もあり、求められる英語力の幅が広いです。

皆さんもぜひチャレンジしてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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