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Wikipediaのウソ【ジブチ自衛隊】

Wikipediaの掲載情報は基本的に査読情報ではありません
少数の著者が書きこんんだ情報が
「われこそは正しい知識」
と胸を張ります・・・
たくさんの情報には
誤情報
未確認情報
も満載です。
(とはいえ現代社会では便利で不可欠です。)

Wikipediaチュウ毒症の解毒剤も毒薬

ジブチ共和国における自衛隊拠点

概要欄には

以下の派遣部隊が拠点にしており、その他、
航空自衛隊第1輸送航空隊C-130輸送機が空輸支援として、
ジブチへの人員や器材の輸送を行なっている。
隊員は基本的に4ヶ月毎に交代する。
とあります。

Wikipediaジブチ共和国における自衛隊拠点


yahoo しごとカタログでは

派遣期間は
まあざっくり半年強といった感じでしょうか!
(ざっくりですよ!)

実情は・・・ケースバイケース
半年より長い人もいるし短い人もいる
細かい事は書けません
(なぜ・・・武士のなさけ・・・)
🎵なさけねえ~ byとんねるず

数次に分かれる派遣隊は
先遣隊と本隊では派遣期間は
・・・当然ですが
先遣隊が長くなります。

派遣海賊対処行動支援隊 (DGPE)
派遣海賊対処行動支援隊
(Deployment Support-Group for Counter Piracy Enforcement, DGPE)
は海上自衛隊と陸上自衛隊の統合部隊であり
ジブチ国際空港を拠点に活動する。
海上自衛隊から約30名、陸上自衛隊からは軽装甲機動車などを装備する約80名が参加し、基地業務と警護を担当している。
陸上自衛官は色合いを砂漠用に変化させた
「砂漠用迷彩服」を着用している。

Wikipediaジブチ共和国における自衛隊拠点

↑↑↑↑↑↑↑この人数違います↑↑↑↑↑↑↑↑

海自の人手不足に鑑みかんがみ・・・
徐々に陸自主体へ転換・・・
海自・陸自の比率はもう少し海自多めです
(油多め麺堅め・・・)
派遣航空隊は・・・100%海自です
海自の航空隊ですから・・・
派遣艦艇は・・・数名の海保職員以外海自です。
あと・・・C-130とんとみません
足の長いC-2とKC-767が主流ではと・・・
あくまでも一般情報・報道です。

ジブチ空港職員の誘導を受けるKC-767

Posted by 防衛省(Japan Ministry of Defense) on Tuesday, October 15, 2013

ジブチ基地に慰霊碑?

Wikipedia掲載「ジブチ基地にある日本の慰霊碑を清掃する駐留自衛隊員。」

ジブチ基地にある日本の慰霊碑を清掃する
駐留自衛隊員。↑↑↑↑Wikipedia掲載のひとコマです。

この写真の注釈については完全に間違いです。

そもそも清掃ではなく碑を整備している写真です。
(赤柄のローラーを持った陸自隊員の足元には白ペンの入ったバットが見えます。最右翼の海自隊員は白ペンのついた平刷毛を握っています。)

砂漠の真ん中に建立された慰霊碑は
「砂嵐:sandstorm」
に四六時中さらされ
白いペンキはすぐに剥ぎ落とされます

定期的に補修しないとすぐに
「地のコンクリむき出し」に戻ります。

この慰霊碑は自衛隊ジブチ拠点内にはありません。
小生の本にも書きました

世界一?塩分濃度が濃いアッサル湖へ向かう路上
(※ジブチの国道9号線)
にある「JICA」隊員の慰霊碑です。


JICA隊員慰霊碑


慰霊碑 碑文右
慰霊碑 碑文左

そもそも論として
ジブチに派遣された自衛隊員は無事に帰国している
のに「誰を慰霊する碑」
を基地内に建立するのか意味が不明です。
(※記念碑ならまだしも慰霊碑です)

尊い任務中に亡くなられた
「JICA」隊員を顕彰するため

「自衛隊有志」が手弁当で事故現場へ建立したのが
この慰霊碑です。
現在も清掃や整備のため
自衛隊員が定期的に通っております。

※ジブチ拠点からクルマで一時間以上を要する場所
であり頻繁に整備という訳にはいきません。
非番の隊員有志が訪問します。

Googleの地図で確認すると距離感が・・・

11.431132,42.688193
↑ このポジションです

ほかにも細かい間違いは・・・・

でも舅じじいのようなあらさがしは本意ではありません。
かと言ってWikipediaの内容を正しい情報へ訂正すると
「職務上知りえた・・・」に抵触します。

小生のジブチに対する発信はあくまでも
「一般情報」です。
ジブチに関する書籍も
「民間人も採取可能な一般情報」です。

論文執筆に苦労した理由も
「自衛官しか知りえない情報は
たとえ学術論文でも書けない」

からです。

それゆえ枢要な地位の上司の幾人かに相談してから
論文に取り掛かり
掲載データ選定にも注意し
推敲にも時間をかけたのです。

小生の目立ちたがり屋や知ったかぶりの欲求を
満たすためなら
「びっくり!!」
「え!そうなの!!」
という情報は・・・

でもそれが・・・
後輩の安全や自衛隊の活動に影響を
与えるわけには行かないのです。

防衛ジャーナリスト

防衛ジャーナリストを名乗り自衛隊批判を続ける方
もおられます。
日本はどこかの国とは違い
誰でも発信できる自由な国です

批判情報を封殺
しませんよ
日本は!(自衛隊も政府も小生も

揚げ足取りに終始
できませんよ小生は!(確証バイアスの餌食?)

「現職自衛官は反論できない」

それを知っていながら
好き放題に罵る!
自衛隊を言いたい放題斬り捨てる!

そんな方は
「防衛ジャーナリスト」

ではなく
「防衛反対ジャーナリスト」
と・・・・
・・・でも反論を聞く
それが「日本の美点」
自分の都合の良い情報だけを採取しないのは
対確証バイアス戦の要諦です。

現職を退いた自衛官であっても
言えないことは山ほどあります。

職務の宣誓

私は、わが国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し・・・・政治的活動に関与せず・・・・・事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。

職務の宣誓

自衛隊員はすべて宣誓しています・・・
宣誓できずに入隊を辞退する方も時たまおられます。
(※身をもつてに・・・人間だもの仕方ないです)

どこかの議員さんみたいに
「法的な責任はない」などとウソブク自衛官は・・・
ほとんどいません。

Wikipediaの掲載情報には誤りもあります
しかし
防衛ジャーナリストを名乗りながら
批判ばかり・・・
一次情報が必ずしも公開情報にできない
自衛隊のジレンマ・・・どっちがまし
Wikipediaさん
これからも応援よろしくお願いします

たとえ中毒患者でもいいウイキペディアは仲間・・・
由紀恵は
若い頃より今の方がのびのびと自然で素敵だと思う



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