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糖質過剰摂取による頭痛

こんにちは西宮の鳴尾ぴっと骨盤整体院です。
この記事では当院の知識や技術を実際の症例報告と共にお伝えさせて頂いているコンテンツになります。
主に施術歴7~10年の先生向けの記事になります。
今回は糖質を過剰摂取する事で起こる健康被害について実際の症例を踏まえてお話させて頂きます。
糖質は身体のエネルギーになるので必要な栄養ではありますが、過剰摂取する事で身体に様々な不調が起きてしまいます。



患者さん情報

性別・・女性
年齢・・50代
主訴・・頭痛、右頸部の痛み
検査・・頚椎右回旋(+)
    頚椎伸展(+)
★6〜8月に毎年頭痛が出て、特に食後に頭痛が出やすいとの事でした。ヒアリングをしていく中で糖質の過剰摂取が一つの原因ではないか?と見立てました。
また6〜8月の期間は基礎代謝が低下して内臓の疲労も起きやすい時期なので内臓性の頭痛では無いかと見立てました。

糖質過剰摂取によって起こる反応

①背骨の痛み

糖質を過剰摂取すると胆嚢から胆汁や膵臓からリパーゼが分泌されます。
胆嚢や膵臓に負担がかかると胸椎6番に刺激が加わりやすくなります。この状態が続くと背中の痛みが起きやすくなります。

②頭痛

頭頂部に食後1時間30分〜2時間以内に頭痛が出る方は小腸の消化酵素の分泌量が低下している可能性があります。糖質等を過剰に摂取して小腸に負担がかかると、このような頭痛が起きやすくなります。

上記のように糖質を過剰摂取する事で身体に様々な負担が起こります。余談ではありますが海外では捻挫をしたら糖質を抜くという治療法があるらしいです。

施術内容

まずは糖質の摂取を抑えるように栄養指導を行い、施術では肝臓や胆嚢など内臓へのアプローチを行ないました。4診目くらいで頭痛薬を飲まなくてもいいくらいに症状は落ち着いたとの事でした。右頸椎の痛みに関してはまだ残存しているので筋骨格だけでなく頭痛と同じく内臓が原因の可能性もあるので細かく検査を追っていきます。

最後に

今回は糖質過剰摂取による健康被害についてお話しました。もちろん徒手療法で改善するのも大事になりますが、栄養指導だけで改善できる症状もあるので毎回、細かいヒアリングや検査は非常に大事になります。
今回の記事が不調改善のヒントになれれば幸いです。

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