少年期のスポーツ導入に「野球」はアリ
■なぜ「野球」が良いのか?
このnoteでは少年野球の”ヤミ”を取り上げる予定ではありますが、いきなり”ヤミ”ばかりを取り上げると野球人口の減少に加担することになり、本末転倒になりますw
ですので最初のコンテンツの投稿は、
【なぜ野球が少年期のスポーツとしてオススメなのか?】
について説明したいと思います。
団体競技のため「社会性」を養うことができる
ポジションがガッチリ決まっており競技の中で「役割」が多くある
試合の進行が流動的ではなく「セットプレー(※1)の連続」で構成されるため、考えるための「間(時間)」が確保できる
「投げる」、「打つ」、「捕る」、「走る」という他のスポーツに通じる運動をまとめて体験できる
(※1)セットプレー:一定のポジショニングや位置からプレーを再開すること
以上がポイントになります。
上記で伝えたいことは箇条書きしましたので、以下からは駄文にて。
■「野球」は意外と特殊な球技である
いきなりですが、まずは私なりに考えた「項目」に関する野球と他球技を比較した表を添付します。
(※主観的なコンテンツですので基準等への批判はご勘弁ください…orz)
上記で掲げた項目の意図を簡単に説明しますと
・「団体競技」
→集団の中での学びがあるかが分かる
・「ポジション」
→ポジションとは”役割(求められること)”が明確にあるということ
であり、スキルに特化した活躍の場があるかが分かる
例)太っちょでも長打者になれる
肩が弱くても内野になれる
捕るのが下手でも投手になれる
・「セットプレー」
→セットプレーは”間”を作るので、考える時間があるかが分かる
・「運動量」
→運動量が多いスポーツは「スタミナがあるかどうか?」という前提
をプレイヤーに求める傾向にある
・「得点方法」
→ボールで得点をしない球技は特殊であり、出塁しても尚、主体的に
頭を使って得点に絡むことができる。
・「道具の有無」
→道具を使わない球技はボールを動かす”出力(筋力)”をプレイヤー
に求めるが、道具があればその差をカバーできる可能性がある。
ここまで書けば鋭い方々は気付かれると思いますが、
「野球」というスポーツは社会に出て働く時に求められることを、”思いの外しっかり”と訓練できるスポーツなんですね。
以下にてなが~い文章(笑)にまとめますと、
野球とは、
【団体行動】を通してチームワークの最大化を目指し、
【ポジション(役割)】を通して自分の強みを活かせる場を見出し、
【セットプレー】の時間で常に考えて行動に移す、
ことが出来るスポーツであり、
【運動量が少なく】、【道具を使うこと】で体格差のある相手とも
身体的な優劣以外の戦略でも戦えるスポーツ
なのです。
(※規格外の選手が出てくるとしんどい、という異論は認めますが。。。)
そして野球は、「投げる」「打つ」「走る」「捕る」という運動の連続で成り立つスポーツですので、少年期にこれらの運動能力を高めておけば他のスポーツにも転用が効きます。
実はものすごく優秀で社会性のあるスポーツと言えるのです。
(素行の悪い人がやるスポーツとか言ってごめんなさい。。orz)
■実は「野球」という競技は悪くない
ここまで書きますと、読者の皆さんも「野球」がなぜ子供のスポーツ教育に良いのか、なんとな~くご理解いただけたかと思います。
余談ですが、私がもともと(今も少し…)「野球」が嫌いなのは、
・「子供アニメ大会」を邪魔した「全国高校野球選手権大会」のせい
※↑以下自己紹介記事参照※
・野球を取り巻く環境(ガラの悪い指導者や素行の悪い選手等)のせい
・監督絶対王政の中央集権型の競技の歴史のせい
・土日の終わりの見えない長時間練習のせい
・地方の〇〇連盟に鎮座する旧態依然の人々のせい
・あと、たぶん、、、妖怪のせい ……など
外的要因による影響が大きかったということだったんですね、、、、
(そんなことは早めに教えて欲しかったですよ、セバスチャン。)
そして野球経験のある方は、試合において監督からのサインは絶対であるイメージが強いかと思いますが、本当に監督が試合をコントロールすべきなのでしょうか?
試合中に行われるサインが「指示」ではなく、
同じベクトルと戦略で試合展開を考えてプレイする選手間の「意思確認」
というモノへ昇華することが出来れば、
「野球」はスポーツとして非常に学びの多いソフトに変わり、
社会に出る前にTry&Errorを繰り返せる最高の訓練の場になります。
以上のことが、”野球嫌い”の私が「野球」をお勧めする最大の理由になります。
最後の章で少し「少年野球」の”ヤミ”が漏れ出てしまいましたが、まずは明るい話題でこのnoteをスタートいたしました。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。
少しずつ発信してまいりますので、どうぞ気楽にお付き合いください。ノシ