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教育現場から学ぶ 大人になってからでもいかせる種まき

学校では教師が教え、板書する。
子どもは板書をノートに写す。
子どもは、学校が終わると塾に行く。
塾でも、教師が教え、ノートにまとめる。

日本人は教育に熱心な方が多いです。

個別最適化という言葉を最近耳にしますが、基本的には、一斉で行う座学中心の授業です。

テストで良い点数を取るために。

大人になった時、それまでの学習はどれくらい身についているでしょう。
私は、学生時代に学んだ英語や歴史など、正直あまり覚えていません。

脳の記憶について、興味深い内容があったので、紹介します。

精神科医ウィリアムグラッサー博士の発表によると、

インプットの仕方により記憶の定着が変わるそうです。
本を読む学習は10%程度脳に残る
聞く学習は20%程度脳に残る
動画のように目で見て耳で聞いての学習は30%脳に残る

しかし、学んだことを教えると記憶の定着は90%にもなる

今の教育では話し合い活動のように自分の言葉で伝え合うことが重視されています。

積極的に話し合いに参加するには、まず興味をもつことが必要です。

先日、数学の公開授業で面白い内容がありました。

A4の用紙をA3に拡大コピーします。
何%で拡大するでしょう?
ちなみにA3はA4が2枚分です。

多くの生徒は2倍の200%と答えます。

しかし、200%で拡大すると拡大しすぎてA4で写っていた部分が全てコピーできません。

これは平方根を実生活にいかせる内容です。

当たり前のように考えていたことも、

え!? と思う展開

生徒の興味を誘うとますます話し合いも活発になります。

会社に勤めると、後輩などに仕事を教えることがあります。

この部下は覚えが悪いなあ

そう思った時、他に人に伝える方法を試してみるのもいいかもしれません。

そのためにも伝えようと思わせる興味の種を蒔いてあげてください。

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