変わりゆく一人称
プライベートでは自分のことを「俺」と呼んでいる私ですが、高校までは「僕」と呼んでおりました。
今日は、そんな私の、一人称の変化についてお話いたします。
〇恐怖!デビル担任に強制させられた小学校1年生
小学校1年生って、めっちゃ優しい女の先生か、めちゃくちゃ厳しいベテランの女の先生って感じだ思うんですけど、僕は残念ながら後者でした。
ちょうどその頃「女王の教室」というドラマが放送されておりまして、、、。
天海祐希演じる悪魔の教師、「阿久津真矢」と当時の担任が、僕の中でガッツリと重なり、毎日学校に行きたくありませんでした。
(ちなみにわたしは、小学校の頃『アクツ マヤ』を『アク ツマヤ』と思っておりました。
『悪の妻や!』ってね。かわいい💕)
通学の際は、校門まで母に連れて行ってもらい、泣きじゃくる私の手を引き教室まで連れて行ってくれたのは、校長先生でした。
日曜の夜はおしっこを指につけてちょっと舐めていましたし、あの時は本当に行きたくなかったんでしょうね笑笑
その女教師に、一人称を変更させられたのが第1のターニングポイントです。
それまで私は、「ダイはねぇ」と、自分の名前のを一人称として使っていました。
それを悪魔の女教師は見逃さなかったのです。
休み時間だったか授業中だったかは覚えていませんが、担任は私を呼びつけるなり
「ダイはねぇ、なんて小学校にもなって言うもんじゃ無い!!僕って言いなさい!僕って!」
もう、「ひぇぇえ〜」でした。
おしっこちびりそうでした。
そこからはまぁ早かったです。
「あぁ、僕って言わないと、僕、僕、僕、、、」
私は無事に洗脳され、すっかり「僕」と呼ぶようになりました。
〇バレる事なく無事にデビューを果たした大学生
一人称が変化した2回目のターニングポイントは、大学一年生の頃です。
洗脳されていた私は、中学に入ってもなお、自分の事を「僕」と呼んでいました。
その頃、周りの男子達はすでに「俺」が多数派なんですよね。
それを見て、ちょっと恥ずかしくなった当時の私は、高校に入ったら「俺」と言おうと決めていました。
ですが、高校生になった時、
「俺」を使うのが、どうもぎこちなかったのです。
これには二つの理由がありまして、、、。
①解けきれない洗脳
②高校にもいる中学の友達
「僕」以外の一人称を、悪魔から封印された私は、「俺」と言おうとすると、気持ちの悪い感覚に襲われるようになっていました。
まあ、9年間も使い続けてきた一人称なんて、そんなもんですよね。
また、中学時代の友人が十名以上同じ高校に進学しました。その中には私の親友もいたので、一人称を変えようとする私を見て、めちゃくちゃいじるんですよね。
「あぁ、だいすけが高校デビューしようとしてる〜」って。
それが恥ずかしく、私は高校でも「僕」を貫き通してしいたのです。
そして時は大学。。。
夢の一人暮らし。私もついに自由の身です。
髪も染め、少しはチャラついてやろうと努力した精一杯が、『一人称の変更』でした。
結局は朝練のある週6の部活に入り、「高校生かよ」と思うような大学生活を送っていたのですが、、、。
〇同窓会にて
時は社会人2年目の正月。
久しぶりに高校の部活のメンツと集まって飲みました。
久々に会った部活のメンバーは「え、だいすけ俺って言ってたっけ?」と笑っていました。
めっちゃめちゃ照れ臭かったです。
おしまい。
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