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そら、少子化だよな

と、私がぼんやり思っていることについて、今回は書きますね。

私たちは、時短・省エネ世代

昔は「男が仕事に出て、女が家を守る」でしたよね。便利な家電もなかったし、洗濯は寒空の下でも洗濯板でゴシゴシ。おむつだって、紙じゃなくて布が主流。女の役目である家事育児も根気が要り、相当な負担がかかっていました。
高度経済成長期も、若い女の子はみな結婚すると寿退社。もっと働きたくても辞めさせられる風潮でした。白物家電の普及など、文明が進歩していくと、空いた時間は子どもに英才教育を仕込む「教育ママ」という言葉が出てきます。私が幼少期読んでいた絵本にも英語のものがたくさんあったな~、無駄な投資だったようですが(笑) また、少しずつ共働き世帯も増えてきます。女性の社会進出。母も私が3歳のときから働きに出ました。

そして、私たちの世代は、共働きがスタンダードになりつつあります。共働きでないと「マイホームが買えない」「子どもを大学まで行かせられない」…。現在は、乾燥機やコードレス掃除機、食洗器など、家電の機能が充実し、時間貧乏である共働き夫婦の味方も増えてきました。オーブンレンジとか、機能が豊富すぎて使いこなせてないけど…(塩こうじとか、誰が作るの?w)最近は、「働き方改革」という言葉が出てきて、効率的に仕事をこなして、プライベートも充実させよう!という考え方も。
文明の進歩による時短、省エネ。そして、効率重視の風。
時代が進むごとに、世の中はよくなっている…ように感じます。

でも、子どもの数はずっと減っている。
なんでだろ~って考えてみる。

所説ありますが、私が思うのは、
私たちが、「時短・省エネ世代」だからかな?とも思ったり。

子どもを生む育てるって、時間もお金もかかるし、精神力と体力も使い、時短・省エネに逆行する。生半可な気持ちで子どもは育てられないので、生まない。あるいは1人まで、2人までと打ち切っていく…。

私が直面していること

そんな時短・省エネ世代の私が、日常において譲れない「ゆとり」。年配上司に悟られないよう配慮しながらも、いかに仕事を早く切り上げるかに日々注力していました。
我が家は、共働きで、現在は2人子どもがいて、上の子は保育園、下の子は私が育休で自宅保育をしています。

そして今、タイムリーに「3人目どうする?」とやんわり夫と話し合っています。
最近まで「子は2人まで」派だった私も、「3人目もぜひ!」というキッシーの異次元会見をぼーっと見たり、「子どもが3人いると家庭に『社会』ができる」という先輩の話にちょっと魅力を感じ、「3人目…生めたら、生みたいかな…」と夫に歩み寄りつつあります。

でも!3人目ができても、お金と時間、体力の面でもゆとりある生活を送りたい!
なので、そのためには…

☑現在の育休を継続しつつ、3人目を授かりたい。そして3人目出産後は、上の二人は保育園に預かってもらいたい
☑収入は維持したい
☑妊娠中は仕事をセーブしたい

でも、現実は…

☑上の子を保育園に入れるには、一旦復帰しないといけない
上の子の育休中に、次の子を授かり出産して、また育休を継続するのが理想ですが、その場合、上の子を保育園に入園申し込みは、ほぼできません。そうなると、上の子のお世話をしながら0歳育児をすることになります。上の子を保育園に預けたいなら、入園後すぐに復帰が条件。なので3人目を授かるときは、必然的にワーママ中。(え、仕事と上の子2人の世話をしながら妊婦生活?!)

☑3人目の育休給付金が減る
子ども2人いるし、復帰中は時短勤務をとること以外、選択肢のない私。勤務時間が短くなると、給料が下がり、そして標準報酬月額が下がる。そうなると、3人目の育休に入る際、給付金が減ります。試算してみると…給付額が月10万円を切ることも!ナンコレ?!(爆)

☑妊娠休暇がない

妊娠中の就労はかなり過酷です。ご存じです?職場での妊婦の笑顔は、みな作り笑いですよ?どんな瞬間も横になりたい。でも周りに理解されにくい。なんの、私も経験するまで、理解できてなかった。理解してたつもりだったけど。そういえば、産休直前に上司から「産前休暇ってなにすんの?暇でしょ?申し訳ないと思うんだったら出勤してよ。」って言われたよ←。てめぇは転んで舌嚙んじまえって、今でも呪ってる。話は戻して、妊娠中は、地獄のつわり時期が過ぎても貧血や腰痛、寝不足等で仕事に身が入りません。上の子の世話をしながらだと常に失神寸前です。(2人目妊娠中に痛く経験)

「子どもを生んだら得」と思わせてほしい

どうせ届かないってわかってるけど、日本政府にお願い ↓

妊娠中は復帰条件なく、上の子を保育園に入園できるようにしてほしい
✅育休中・時短勤務中は基本給分の収入を期間制限なく保障をしてほしい
✅妊娠中から休暇に入らせてほしい、もちろん有給で

1つ目の「誰でも保育園」みたいなのは、保活激戦地域では保育園を増やさなきゃいけないから、なかなか難しいとはいえ、あとの2つはできると思う。
「コロナで~」「物価高騰で~」という理由で非課税世帯にばらまいてるくらいならさ。お金持ちの「非課税世帯(笑)」にも血税が渡っちゃってると思うと腹立ったな~。

妊娠・子育てを理由に、仕事と距離が置ける。収入も保障される。余裕をもってわが子と向き合う時間が確保される。「え、それなら、子どもをたくさん生んだ方が得だし、家が賑やかで楽しいじゃん!」と若い世代がプラスに思えるような仕組みづくりが早くできてほしいです。

結び

核家族化・少子化が進む今は、「親だけでなく、社会で子育てしよう!」という風潮になろうとしていますが、まだまだ整備が行き届いておらず、親が歯を食いしばって子育てしています。

少子化対策が見直されているのはいいことです。でも、まだまだ子どもを多く生むことのハードルは高いです。まだ育休などの制度が充実していなかった先輩方からすると、甘ったれた考えかもしれませんが、核家族化も進み、おじいちゃんおばあちゃんが若くて現役で働いている方も多く、身近に気軽に頼れないなどの時代背景もあって、少子化はどんどん進んでいます。妊活すら大変なのに、他のマイナス要素が少しでもあれば、私たちは簡単に子どもを諦められます。

なるべくストレスなく、子どもがいても、QOLを上げたい。
日本政府、頑張れ。私も、頑張る。

私の長い独り言でした。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
さあ、今日も前を向いていきましょう!

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