【地元リピ店】 南房総の古民家ラーメン店! のどかな漁村の空気感に癒されて1杯の醤油ラーメンを食べる幸せ🍜
千葉県の県南で、ご当地ラーメンといえば、竹岡ラーメンや勝浦タンタン麺がある。どちらも個性的でインパクト大だ。
館山や南房総では、昔からご当地ラーメンがあるとは聞いたことがない。
それでも最近では、ラーメン専門店がポツポツとできて、生姜醤油ラーメンというのがあるようだが、ご当地ラーメンと呼んでよいのかどうか??
子どもの頃、お店で食べるラーメンといえば、町中華の中華そばだった。この醤油ベースの素朴なラーメンが、いつしか懐かしく美味しい記憶として心に残った。
塩分制限のある自分にとって、ラーメンはスープまで飲み干すと1日の塩分量をかる〜くこえてしまう。まさに天敵。
なので、今ではお店でラーメンを食べることはほとんどなくなった。
ても、でも、でも、どうしても、食べたくなると行くラーメン店がある。ラーメンを食べるなら、ここ!と決めている。
今回は、派手さやインパクトはないけれど、昔なつかしい中華そばを、さらに深化させたような素朴でシンプルな醤油ラーメンを紹介したい。
No.7 房州 華乃蔵
お店の名前は、房州 華乃蔵。
南房総市千倉の街中からはずれた、のどかな漁村といった雰囲気の場所にある。
お店の隣には、漁村センターなるものがあって、これに気づいたときには、マジ!?、本当に漁村の中にあったんだ!と思った。
この日はゴールデンウィークの真っ只中。休日は混むこともあるので、開店11時の20分前に着いて名前を記入。先客は1名だけ。すいてる!!
開店時間まで海辺を散策。徒歩数十秒のところには白子漁港。漁村ののどかなロケーションだ。
海風が気持ちいい。ツバメやスズメ、蝶やミツバチも飛んでいる。青い空と海。天気もよく平和だ〜〜。
道端にはハマダイコンがモサモサ茂って、小さなうす紫の花を咲かせている。
館山ものんびりしているが、ここ南房総千倉は、さらにその上をいっている。時間の流れがゆっくりで、街の風景や働く人の空気感があきらかに違う。
いつでも午後の昼下がりといった感じで、スペイン風にいうとシエスタという表現がピッタリ??
⬇️南房総千倉についてはこちらの記事もどうぞ!
お店は古民家で、土間で靴を脱いで座敷へあがり、畳に敷いてある座布団に座る。
注文はいつも、らーめんの醤油。いろいろ食べて、シンプルな醤油に落ち着いた。醤油ラーメン好きは、子どもの頃の、なつかしく美味しい記憶のせいかもしれない。
見た目は、ご当地ラーメンのようなインパクトはない。具もチャーシュー、メンマ、ナルト、海苔、薬味の玉ねぎといたって普通だ。
スープは、魚のやさしい出汁が効いている。
ふか〜く豊かな……、というのか、いろいろな出汁の風味がして酸味も感じる。
小麦の香りがほのかにするストレート麺は好みの硬さ。量も多いように感じた。
チャーシューは、どんぶりの半分近い大きさ。
箸で持ち上げると形を維持できないくらいやわらかくて、口の中に入れると崩れてとろける。
メンマは厚みがあってコリコリと歯ごたえがいい。ナルトはなつかしい気持ちにさせる。
薬味はネギから玉ねぎに変わったようだ。玉ねぎの薬味というと竹岡ラーメンを連想するが、こちらの方がやさしい味だ。
ここの醤油ラーメンは、派手さや見た目のインパクトはないけれど、スープ、麺、チャーシュー、メンマ、それぞれがしみじみ美味しい。
昔なつかしい中華そばをグレードアップした感じだろうか。今回も黙々と食べ続けてしまった。
食べ終わると、満足感と幸福感で満たされた。
この1杯を食べたくて、きっとまた来てしまうだろうなぁ〜、と思って店を後にした。
南房総千倉の、海、空、山並みなどの景色、のどかな漁村の空気感、古民家で食べる一杯の素朴でシンプルな醤油ラーメン、すべての相乗効果で
心が癒されるのだろう。
千葉県の南端に、こんな穏やかなラーメン店もあるよ!という紹介でした。
お読みいただきありがとうございました🍀
⬇️お店についてはこちらも参考に!
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