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「米粉パン」と「おからパン」

今年も年の瀬が近づいてきました。
歳を取るたびに一年一年は早く短く感じるものですね。
でも身体で体感しているよりもずっと多くのことを内面では感じて身体の内側に吸収していってることだと思います。

私もこうして主婦になり、家事というものに向き合うようになって17年程経ちました。
17年…と改めて数字にしてみて少々驚いている私がいますが、17年も主婦をやっているんですね。
この1年1年は短く感じていても、さすがにそれが積もって17年ともなれば何かしら積もっている感じすらします。

確かに主婦1年生の頃の私は今から振り返ればどうやって毎日を過ごしていたんだろうか…と。
それを1日1日、1年1年と積み立て過ごしてきました。

はじめの頃はひとつひとつに時間がかかってメニューを考えるのも一苦労。
夕食の準備も大仕事でした。
それがふと気が付いたのが5年程前。
主婦をはじめて12年程経った頃です。
献立作りに苦しんでいない私に気が付きました。

そして今…
苦痛に感じていた食事作りを楽しんでいる私に出会っています。

今まで積み重ねてきたひとつひとつのことが、点と点でそれが線でつながりはじめた感覚。
そしてそれがつながり面と面になり大きなフィールドになりはじめた感覚をつかみはじめています。

なんとなく好きで買い集めたものたち


おやつに自分で作った米粉パンを食べながら、ふと10年以上前によく作っていた自作のおからパンなるもののことを思い出しました。
この米粉パンはあの主婦になりたてだった私ががむしゃらに毎日を重ねていた頃、作っていたものととても見た目も食感も味も似ている。
またひとつ点と点が線でつながったと感じた瞬間でした。

ふと思い立ち、あの時のレシピが書かれたノートを仕舞われた引き出しからひっぱり出して今の私のために作ってみようと古い引き出しを久しぶりに開けてみました。

残念ながらあの日の「おからパン」は出てこなかったけれど、新米主婦だった頃の私の書き溜めた献立ノートなるものが出てきました。
今ならきっと美味しく作れるはず!
来年のお正月は目に止まった「2010年さつまいもきんとん」というのを作ってみようと思います。

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