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2018年問題を知らない人々

こんにちは、神状恵理です。
すでに2024年、いまさら何言っているの?と思われた方もいらっしゃいます。
これは、私が2014年に???と思い、悩んだ件です。

皆さん、2018年問題はご存知だと思いますが…

HRpro 用語集より

2018年問題は、日本の18歳人口が2018年ごろから減少し始めていくという問題を指します。
大学の学生獲得が難しくなるのと共に、業界問わず新卒採用も難しくなるという話が2010年ごろからニュースでちらほら見聞きするようになり、人事担当でなくとも耳にしていました。

介護業界に入る前からこの問題を知っていた私は、2014年頃に職場でその話題を持ち出しましたが、同僚たちがこの問題を知らないことに驚きを禁じ得ませんでした。
新卒採用を毎年行っている組織であれば、2018年問題を知っていて当然であり、4年後に向けて準備を進めているべきだったのです。

その当時、事務所の皆が片手間で採用を担当している状況にも不安を感じました。不人気業界として知られる介護業界において、人手不足が深刻化しているのに、有効な対策が取られていない現実に直面したからです。
介護業界の魅力をどう伝えるか、どうすれば優秀な人材を確保できるか、日々悩み続けました。

そんな中、私は偶然にも同じような課題に対し、同じ思いを持つ人事仲間に出会いました。とはいっても、同じ介護業界に居る方ではありませんでした。彼らは行政から依頼されたエキスパート(パ○ナとかリク○ートとかに在籍)
彼らとの交流は、私にとって大きな転機となりました。
情報を共有し合い、他県での取り組みなどを教えてもらい、少しずつ問題解決をしていく仕組みを作りました。

具体的な取り組みは、別のコラムでご紹介していきたいと思いますが、まずは一般企業と同じ流れを作ることに力を入れました。
あとは「介護の仕事を知ってもらう事」に注力。
これは今も試行錯誤中しながら継続しています。

さらに、職場環境の改善にも取り組みました。
働きやすい環境を整えることが、離職率の低下につながると考えたからです。
こちらも追々、ご紹介できたらと考えています。
これにより、法人の評価が上がり、新しい人材の確保にもつながりました。

また、人材育成にも力を入れました。新入職員がスムーズに職場に馴染み、長く働き続けることができるように、研修プログラムを充実させました。

こうした取り組みを通じて、私たちは少しずつではありますが対応策を講じることができました。
もちろん、課題はまだまだ残っています。
しかし、人事仲間を得られたことにより私の人事採用の幅は確実に広がりました。

最後に、2018年問題は一過性の問題ではなく、今後も続く人口減少社会において、継続的に取り組むべき課題です。
介護業界に関わる全ての人が一丸となって、この課題に立ち向かっていくことが求められていると思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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