見出し画像

【価値観の押し付け】子供に「背が高い方が良い」という呪いをかけてしまう理由

娘(5歳)に、ついつい「背が高い方が良いよ」「よく食べて良く寝て、大きくなろう」と言ってしまいます
それはなぜでしょうか。
今回は、子どもに「背が高い方が良い」という呪いをかけてしまう件についてお話しします。

◆コンプレックス

私は幼少期、背がとても低くて悩んでいました。
背の順ではいつも一番前。
周囲から「チビ」とか、「小さいね」と言われて、とても嫌な思いをしました。

中学生の頃、どうにかして背を高くしなければ!との思いで、とにかくご飯をよく食べました。”もりもり食べる”という言葉がぴったり。

そのお陰で、1年間に10センチずつ背を伸ばし、今では女性の平均身長(158㎝)あたりまで伸ばすことができました。

そもそもなぜ小さかったかと言うと、私は早生まれなのです。
同学年の4月生まれと比べたら、約1年の差があります
でもそう思えたのは、子育てを始めてからです。
大人になるまで、ずっとコンプレックスでした。

◆小さくても良いのか

学生の頃に、「小さい方が可愛くて良い」と言ってくれた友達がいます。そのふたりは高身長でした。
ひとりはキャビンアテンダントになり、もう一方はモデルになりました。

背が高くないとなれない職業があると思ってしまいました。
スポーツの世界(クラシックバレエ・バスケットボール・バレーボールなど)ではもっとシビアですよね。

◆呪いの言葉

娘には、私と同じ思いをしてほしくないという強い思いから、「背は高い方が良い」という言葉かけをしてしまいます。

《例1》
娘「ご飯を残す」
私「大きくならないといけないから食べなさい!」

《例2》
娘「まだ眠くない」
私「早く寝ないと背が伸びないよ!」

もはや呪いのよう

振り返ってみると、娘が自ら「大きくなりたい」なんて発言をしたことはありません。

でも私が「大きくならなければいけない」という刷り込みをしているので、「大きくなりたいでしょう?」と問いかけると「うん」と返答します
それはそうですよね。

◆身体測定

先日、娘の身長を計りました。
いま5歳なのですが、”6歳女子の平均身長”を超えていました

その背中を見て、「かつて小さくて可愛かった娘はいない」のだと、その成長の早さにしんみりしてしまいました。勝手な話ですが。

【最後に】

背が低いから悪いという話をしたい訳ではありません。
私がかつてコンプレックスを抱えていたので、固執しているだけです。

子どもは親の夢を叶える道具ではない」とよく言います。
なぜなら子どもは、大好きな親の期待に応えようとするものだから。
親がレールを敷かないように気を付けなければならないですよね。

いまは多様性を認める時代。
それとはかけ離れた価値観とは分かっているけど止められない、そんな悩みです。

最後までご覧いただきありがとうございます。
Have a good day!
ではまた明日♪

▽記事紹介▽


この記事が参加している募集

#子どもの成長記録

31,907件

#多様性を考える

28,097件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?