亜無亜危異(アナーキー) - ノット・サティスファイド - 1980
パンクは好きではないし、基本聞かないんだけど、ピストルズとか出した後だから、その流れでちょっとだけ。と言っても、まったく語れないので、とりあげるだけですね。
前回ピストルズの時に書きましたけど、バンド名はピストルズの曲「アナーキー・イン・ザ・UK」から。
Sex Pistols「Anarchy In The UK」1979
ちなみに、anarchyとは、無政府状態・無秩序状態って意味。
アナーキーは埼玉出身のバンドでして…ヤマハ主催のアマチュア音楽コンテスト「EastWest」で、1979年に賞を取ったことで翌年にレコードデビュー。
「ノット・サティスファイド」1980
それがこれですね。そうですね、ちょっちブルーハーツとかと似てる気がしなくもない。
私の周囲にも熱狂的なファンがいなかったわけではないから、聴く機会はあったんだけども、当時はとくに印象に残らなかったなあ…
うん、とにかく演奏も歌も粗削りだったし、デビューアルバムに関しては、過激だけど下手糞なバンドやなあってっっ
そんな印象だったww 曲もこれと言って特徴なかったし(カバーばかりだったから)。
「シティ・サーファー」1980
国鉄の作業服が、彼らのトレードマークな衣装でありました。
「心の銃」2008
デビューアルバムは、ザ・クラッシュ、チャック・ベリー、スティッフ・リトル・フィンガーズ、イーター等の曲に、日本語のオリジナル歌詞を乗せたカバー曲を収録ってあるんですけど。他はともかく、チャック・ベリーはパンクじゃないやろってツッコミ。まあ、ロックの古典だけどさ。
「東京イズバーニング」1980
で、これって…
クラッシュの「ロンドンは燃えている」のカバーなんですが、これはイギリスの王室批判の曲なものだから、結果的に皇室を揶揄するてか、批判や歌になってるわけで、するってーと右翼が黙っちゃいなくって、某政治団体から抗議を受けたことでアルバムから削除されてしまったのでした。
で、オリジナルの…
The Clash「Londons Burning / ロンドンは燃えている!」1977
私個人としては好きでもないけど嫌いでもないってバンドですが、熱狂的な支持者というか、コアなファンが多かったりしますよね。日本のパンクバンドとしては、まず絶対に外せないバンドというか、忘れてはいけないルーツとして源流にいるバンドでもあったり。影響を受けたバンドも数多いし、
BOØWYやTHE ROOSTERSとも仲良かったしね。
で、メンバーが元奥さんを刺すという事件を起こしてしまったので(元奥さんいるバンドのライブ行ったことあるなあ…)。
活動休止になって、バンド名をTHE ROCK BANDと改名して活動を続けたそうですが、やはり自然消滅状態になりました。
THE ROCK BAND「遠くで家事を見ている」1986
THE ROCK BAND「四月の海賊たち」1987
で、90年代にオリジナルメンバーで再結成して、ライブをしたりしていたようですが、メンバーチェンジをして、音楽性も大きく変化。パンクバンドでは無くなってしまいましたっっ
その後、再びの活動休止・再結成を繰り返すも、オリジナルメンバーの一人が急死し、残りのメンバーで再始動。現在も活動している模様デス。
「パンクロックの奴隷」2018
「馬鹿とハサミは使いYO!」2020
いったん逸れたけど、またパンクに戻ってるなあ。
「パラドックス」
これはメタルっぽいかな。そして還暦過ぎても活動中っていいですね。そして彼らに関しては、映画にもなっていたりするである。それと書籍も数冊出ているのであった。
映画予告「アナーキー」2008
ドキュメンタリーですけど。
てなわけで、こういうバンドもいるんだよって、知らない人は知らないバンドなので、さわり程度の紹介なのでしたー
他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。
「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/07/09 掲載記事より転載
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