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支援者が「シンドい」今の福祉

ここ最近様々なソーシャルアクションを行うようになったことでずっと頭の片隅にあるキーワードとして「支援者の支援」みたいな言葉があります。
 
 
そもそも僕がオンラインコミュニティを始めるきっかけでもあったところがあるんですが、支援者さんが抱えるしんどさ、というのは結構根深い問題なのかもしれない、と思うんです。
 
 
ちょうど来月、地域のダイニングバーで毎月行なっている福祉イベントの中の「Bar SCHOLE」という支援者の学びのためのコンテンツの中でも、支援者のセルフメンテナンス、というテーマでトークイベントを行う予定なんですが、ありがたいことにとても早いペースでお申し込みをいただいてるんですが、いわゆる制度外のアクションをこうして動き始めてみると、ちょくちょく支援者さんのしんどさ、みたいなものに触れることが増えたんです。
 
 
そのしんどさにはいろんな種類があるわけなんですが、利用者さんの支援をする中で手段がなくて行き詰まってしまっている、とか、組織に所属しているが故の閉塞感や不自由さだったり、支援者さんが孤独感に苛まれていたり、想いを共有できる仲間がいないことだったり。
 
 
ただでさえハードな仕事でもあり、さらには感情労働という側面もあるので自分自身のコンディショニングにも気を配りながらいかないといけないのに、それ以外にもどうやら支援者の生きづらさ、というかそういうものを抱えなきゃいけないんですね。
 
 
じゃあ実際にそういうコンディショニングや支援者としてのアイデンティティを育んでいくためのインフラが整備されているか、というと少なくとも僕が活動している地域ではまだまだほとんどありません。
 
 
地域の福祉をもっと前に進めていくために、当事者さんのための支援のインフラを増やして行ったり機会を創出して行ったり、というのももちろん大事なんですが、結局はそこに従事したり当事者さんと一緒に伴走する「支援者」さんが元気がなかったら、いい支援なんてできっこありません。
 
 
ということはやっぱり支援者さんの支援、みたいなものについてもきちんと向き合わなければいけないんだろうな、というところにたどり着いちゃうんですね。
 
 
今は僕なりに福祉人も福祉にワクワクできるようなアクションを生み出すこと、そしてその中で「Bar SCHOLE」とかYouTubeチャンネル「ふくしLabo」みたいな支援者さん向けのコンテンツを運営するくらいのことしかできていないんですが、他に僕に何かできることはないんだろうか、と折に触れて考えます。
 
 
そんな話です。




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