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人を育てる、なんてムリ!?

長らくマネジメントという役割をさせてもらっている中で、色々と自分でも悩んだり迷ったり勉強したりしながら、自分なりにマネジメントというものに向き合ってきた結果、僕は「人を育てるなんておこがましすぎるのでムリだな」という結論に至りました笑。
 
 
そもそも今の多様な価値観の時代に、ひとつの意図のもとに育てよう、というのは少々無理があるような気がします。
 
 
人は育てる、じゃなくて「活かす」のがマネジメントだと僕は考えています。
 
 
極論かもしれませんが、育てる、という観点でものを言うと、「育とう」と思っている人しか育たないと思うんです。
お仕事をする動機や思いってみんなそれぞれ違うもので、それを一つの意図のもとにギュッと寄せていくことを育てる、ということにしてしまうと、当然それに共感している人しか育とうとは思わないと思うんですね。
 
 
それを無理矢理にやってしまうとむしろやらされ感だったりとか強制感を感じてしまい、むしろあまりよくないんじゃないか、と。
 
 
でも「活かす」という観点に立ってみるとちょっと視点が変わるんじゃないでしょうか。
 
 
僕は、人を活かす、という観点からマネジメントを考えたときに、大きく3つのことを大事にしています。
 
 
ひとつは「心理的安全性」。
 
もし僕らマネジャーが発した意見に対して反対意見や疑問があったときに、それを口にもできないのって不健全ですよね。
必ずしも否定的な意見じゃなくても「逆らうことになる」みたいな不安感があるチームってあまりよくないですよね。
 
 
そしてもうひとつは「咲く場所探し」。
 
置かれた場所で咲け、というのもいいと思うんですが、人はみんな強みも弱みも得手も不得手もあるので、僕としてはどっちかというと「人は咲く場所で咲く」だと思っています。
でも「咲く場所」なんて誰もその答えを知っているわけじゃありません。
 
だからマネジメントをする側とスタッフとで一緒にそれを探して、咲く場所をきちんと整えることが大事なんじゃないかと思うんです。
 
 
そして最後は「コミュニケーション」です。
 
心理的安全性を担保するためにも、そして咲く場所を探したり作ったりする上でも、コミュニケーションが乏しくなればどれもうまくいかない。
面談など改まった時ばかりじゃなく、日常的なコミュニケーションがやっぱり関係を作っていく上で大事だと思うんです。
 
 
そんな話を今日はしています。




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