人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになれる人である。その代わり、他人の気持ちになれる人というのは自分が悩む。自分が悩んだことのない人は、まず人を動かすことはできない。

シリーズ ” 真のリーダーになる為に ”

本田宗一郎 | 日本の実業家、技術者 | ホンダの創業者

この言葉は世界のHONDAを創業した、エンジニアの本田宗一郎ならではの言葉だと思う。人を動かす際に、もちろん権力やお金などの力技を使って動かすことはもちろんできるだろう。しかし、それでは気持ちよく心から動いてくれるわけではなく、ビジネスライクな関係性の中でしか難しいだろう。

戦後の厳しい時代に、沢山の人々を夢や希望や信頼関係といったもので動かしてきた本田は、人が動きたいと思う瞬間とはどういう心持ちであるのかをよく理解されていたのだと思う。

エンジニアである彼は、人もバイクも同じように感じていたのではないだろうか・・・

沢山のパーツを丁寧に組み上げて、最後に燃料を入れて点火して初めてバイクは動く・・・

人も一緒である、必要な人材が適材適所にしっかり組み合わさり、心というエンジンに燃料を入れて点火して初めて動いてくれるのだと・・・

その時に大切なことは、相手のことをしっかりと理解してあげることが重要です。この人はどのような人で何が得意で何が苦手で、何が好きで、何が嫌いで、何が悩みで何がしたいのか・・・・・・・

その気持ちが分かれば、自ずと相手が喜びそして最大限に活かさせる状況を創り出すことができて、自然にその人は行動に移してくれる。

そしてその為には、まず自分がしっかりと悩まなければならない・・・何故自分はこれがしたくて、何故このことが好きで、どうしてこのことに心が熱くなるのか・・・

それが理解できて初めて人を動かすことができる。

人は自らが必要とする環境、そして自らを必要としてくれる環境に出会った時、何も言わなくとも自然と行動してくれる。

ここから先は

287字
経営者、哲学者、発明家、科学者、芸術家…などなど様々な分野で、成功を収めた賢人達の言葉を毎週配信していきます。

少しでも多くの方に理想の人生を歩んでほしい…私は日々その目的を達成する為に事業を営んでいます。 私は借金地獄で多くのモノを失いました。しか…

いつもご拝読ありがとうございます。よろしければサポートお願いいたします。いただいたサポートは活動費として活用させていただきます。今後とも応援よろしくお願いいたします。