見出し画像

便利な世の中になったはずなのに大変になったお母さん

おかしい。。。

昔のお母さんは一日中家事が中心だった。
それこそ、米はかまどだったから火を見るのにつきっきりになる。
(私の実家も中学生まで土間があり、かまどがありそこでもち米を蒸して餅つきをしていました。)
洗濯機だってないから手で行う。
掃除機だってないからほうきとちりとり、雑j巾で家じゅうをピカピカにしていた。
お風呂も薪で焚かなきゃいけない。
(実家では小6まで薪炊きだったのでよく祖父と火の番をしたのを覚えてている)

今はどうだろうか。
米は炊飯器で炊ける。おかずだって買ってこれば作ることなくても良い。
洗濯機は自動でしてくれて、干すのはやるけど、乾燥機があれば干さなくても良いかもしれない。
布団ではなくベッドが主流になり布団の上げ下げもないのでは。
掃除機も最新はルンバで自動でやってくれる。

こんなに便利になったのにお母さんはさらに大変になった気がする。

一つは「仕事をしないといけない」という圧が今の社会にはあるからだ。
高校→大学に行くのは当たり前。大学まで行ったら就職するのが当たり前。
それなのに、結婚したら家事は女性の仕事だろという風潮がまだあり、結婚したら会社では子どもを産んだら疎まれるのに、出産しないと心配される矛盾。
保育園や幼稚園では父母の会と言いつつほぼ母親が会に参加し、PTAでも母親が参加。

そんな中での子どもはしっかり見れるだろうか。いや見れない。

自分の時間を取りたいのに罪悪感で取れなかったり、とってもじゃぁ誰が見るんだということ。

もう一つは女性は「発する生き物」であると私は思うのに発することができなくなってきている。
周りを気にして愚痴や相談、ちょっとしたおしゃべりも気を使ってできなくなっている。
近所は顔知っているくらいだし、友達に言っても友達の状況によって言えなかったり、会社ではもちろん言えないし。親に言ったら「甘え」だと言われるし。個人情報?気にして言えないし。夫に言ってもテレビかスマホ見てるし。答えが欲しいわけじゃない。共感してほしいだけ。

最後は子どもをみる大人が少なくなってほぼ100パーセント子どもへの危機管理を母親がしてしまうことだと思う。
私の場合、私が生まれた家はひいおばあちゃんがいて、畑をやっている祖父母がいて、父がいて母がいた。

母が目を離していてもどこかしらに大人がいたので安心はしていたと思う。
もちろん、3世代同居家族、4世代同居家族のストレスは今だとわかる。

しかし、周りに大人がいるだけの安心感を3人こどもを今育てている中とても実感している。

もちろん、今書いたことに当てはまらい人もいると思うし、もっと大変という人もいると思う。

私が礼儀作法を学んでいく中でどうして今のお母さんは余裕がなくなってしまったのかを考えたときに出た答えの一つ。
客観的に見ることでだったらどうすればよいのか。自分はどうしたいのかを見直すきっかけに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?