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冬~早春のおうちビストロ
今年、料理とワインの記事はまだ1つ。
1月以降、冬からの早春にかけて、おうち料理とワインの気軽な記録をざっとお届けします。
名付けて「おうちビストロ」
ユイじょりさんの「セレク落ちおうちごはん」や、ますたやさんの「3000円ワイン」シリーズの掛け合わせのような感じでしょうか。
不定期ですが、季節ごとにご紹介しようかなと思っています。
初回のメニューはこちら。
ペポーゾ2024とアルゼンチンの赤
まず、昨年つくった「ペポーゾ」=「牛肉のコショウと赤ワイン煮込み」を今年も作りました。
前回はソフリット(=イタリア料理の香味ベース)を入れましたが、今回はトマトペーストを入れたバージョンにして、お肉も牛すじを使ってみました。
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ニンニク、コショウ、ローリエ、
トマトペーストとプチトマト、あと赤ワイン1本
牛すじは一度軽く煮てアクをとってから、一口大に切って、ニンニク、コショウ、塩とともに10分ほど炒めて、トマトペースト、赤ワインを入れて、1時間半コトコト煮込む。
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完成!(盛り付けたお皿を撮り忘れ)
赤ワインがしみた柔らかい牛すじがたまりません。
トマトの酸味があるからか、玉ねぎや人参などで作ったソフリット入りよりやや軽い印象です。
ワインは、エノテカのキャンペーンで1割引だったアルゼンチンのマルベックの赤。
マルベックは肉料理によく合います🍷
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色調は濃く、カシスやブラックカラントのような黒い果実の香り、スパイス感もあり、タンニンは滑らか、アルコール度15%とボディがありつつ重すぎず、上品な印象。
このワインオススメです!
豚肉とリンゴと長野の白
北フランスにお住まいのユイじょりさんが繰り返し作られていた豚肉とリンゴのお料理。
リンゴ好きですし、簡単で美味しいとのこと、作ってみましょう!
豚肉に1.5%の塩を揉み込んでおき、フライパンにリンゴと豚肉をのせて、バター、白ワイン、水を入れて20分ほど蒸し煮。
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ユイじょりさんは、白ワインよりみりんがオススメとのことで、私は半々にしようとしました。
そしたら、みりんと間違って酢を入れてしまい、結局、白ワインとみりん、酢の3種類で作りましたが、ちゃんと美味しかったです。
この料理に合わせたのは長野県のワイナリー、大好きなリュードヴァンの白ワインです。
リュードヴァンに行ったとき、ブドウ畑の横にリンゴの樹もありました。
長野はリンゴの産地で、もともとリンゴ畑だったところをワイナリーにしたそうです。
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ピノ・グリの「グリ」とはグレーの意味で、果皮の色は黒ブドウと白ブドウの中間、藤色のような色合いです。
ワインは、オレンジがかったピンク色で透明感があり、黄桃の香り、グレープフルーツの香り、キレイな酸、オレンジワインっぽい苦味もいいアクセントに。
バター風味のリンゴや豚肉の旨味に負けないコクもあり、飲み応えがあります。
料理もワインもリピートしたい美味しさ。
豚肉とリンゴの料理には、セイズファームのシードルも合わせてみたい。
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シードルとジュース
節分のアジとサルディーニャの白
お肉だけでなく、お魚も。
節分の日、スーパーで恵方巻きやイワシはよく売れているようでしたが、アジが売れ残って40%オフになっていました。
4~5パックあるなかから、1パック連れて帰ってきました。
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アジは3枚におろして切って、小麦粉ふって揚げ焼き。
玉ねぎとピーマンを切って炒めて、オリーブオイル、粒マスタード、塩コショウでマリネ。
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焼きネギ、プチトマトも添えて
青魚といえばサルディーニャのヴェルメンティーノでしょうということで、パーラのソプラソーレと合わせました。
グレープフルーツや黄桃の香り、スッキリとした酸とミネラル感は、魚料理にバッチリでしたが、冬なのでもう少しコクのあるタイプのワインでもよかったかも。
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ワインは季節感を加味して選ぶのが難しいところでもあり、面白いところです。
また春夏には、前回のイワシとヴェルメンティーノの組み合わせをリピートしたいです。
雛祭りのちらし寿司とイギリスのスパークリング
節分に恵方巻きを食べなかったので、ひな祭りにはお寿司が食べたいと、スーパーの魚屋へ。
カニのちらし寿司や、海老の握り、マグロとホタテの刺身も買ってきました。
上にのってるカニは北陸のズワイガニかな、だといいなと思いつつ、ちょっと豪華に!
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まわりにマグロとホタテの刺身を刻んだもの、
カニのほぐし身もトッピング
祭り感のあるカニ海老ちらし寿司になりました🎎
この料理に合わせたのは、イギリスのスパークリングワイン。
新年にと思って買ってありましたが、何かと晴々しい気持ちになれず、開けそびれていました。
春になるし、ひな祭りだし、と開栓。
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かつて、イギリスの冷涼な気候でワインを作ることは難しかったそうですが、温暖化により質のよいスパークリングワインが作られるようになったとのこと。
フランスのシャブリも、近年はブドウが熟すようになり、ボディがしっかりしてきていると聞きます。
ワインは、輝きのあるライトゴールドで、想像したより濃い色調。
リンゴや柑橘類の香り、ブリオッシュのようなニュアンスもあり、フレッシュな酸味、泡はきめ細かい。
作り手の「ハッティングレイ・ヴァレー」は評価の高いワイナリー。
美味しいスパークリングワインでした。
カニや海老のお寿司にも合って、祭り感を盛り上げてくれました。
そんななか、2月下旬に仕事関係の知り合いの方がお亡くなりになっていたことを知りました。
闘病されていたのは知っていましたが、昨秋お会いしたときはお酒は止められていないとのことで、普通に召し上がっていましたし、これから回復しそうな雰囲気だったので、急なことに驚きました。
素敵な人生の大先輩でした。
スパークリングワインとレモンサワーが好きな方でした。
このイギリスのスパークリングワインも珍しがってくださったんじゃないでしょうか。
あとから、このカニちらし寿司とスパークリングワインの日が、お通夜だったと聞きました。
もしかすると、どこかから見ていて、俺にも飲ませろとおっしゃっていたかもしれません。
良識はありつつ、枠にはまらない方でした。
改めて、共通の知り合いの方々と想い出話をする機会を作って、献杯したいと思います。
◇ ◇ ◇
最後しんみりした感じになりましたが、こんな風におうちでワインと食を楽しみました。
あまり手の込んだメニューには挑戦していませんが、「牛肉」「リンゴ」などの食材や季節感からワインを選んで組合せてみるのは楽しいです。
冬は少し重さのあるワインの方が合わせやすいようです。
とはいえ、セオリーは気にせず、誰かを想ってワインを選ぶのもよいと思います。
気軽な料理と気分のワインでおうちビストロ、いかがでしょうか。
今回もお読みいただきありがとうございました🍷
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