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2019年12月の記事一覧
485:無理な人員削減をしなくても、理念がが硬ければヤル気のない人間は勝手に離れる。 [トップリーダーズSelect]
危機的状況にある子会社にやり手の新社長が出向すると、新体制に不満を持つ社員たちが何百人と辞めていったが、新社長は全く気にせずに改革を進めていったら、あっさりと子会社は持ち直し、さらにその手腕で親会社もV字回復させた! リストラのために希望退職者を募ると、本当は離れてほしくないような有能な人がどんどん希望退職し、本当は辞めてほしかった連中ほど残ります。希望退職制度というのはそれぐらいうまくいかないものです。 しかし希望退職を募らなくても、「会社はこのような理念で行くし、こう
482:会社の窮地を救うのは、日頃からの地道で緻密なコミュニケーション。 [トップリーダーズSelect]
無闇な拡販をせず地道に地元民と御用聞きの信頼関係を続けてきた調味料メーカーが、他社メーカーの力を借りてようやく製品を少量作ることができ、復興イベントでの他者が見守る中で販売開始を告知すると、復活を待つ地元民たちが大行列を成していた! 自社の経営の効率化を考えると、仕入れ先や取引先はどんどん変えていく、商圏はどんどん変えていく、お客様もどんどん入れ替えさせる、と効率の良いところに乗り換えていくのがよいと考えがちです。しかし、会社が窮地に陥った時に支えてくれるのは、地道にコミュ
480:不振や低迷の理由を天候などの外部環境のせいにする雰囲気を排除する。 [トップリーダーズSelect]
農家が零細の個人事業から法人へと発展させていくために必要なことは、農業には必ず密接に関わってくる天候への意識を大きく転換させることだった! 店長会議などで、売上未達や来客数減少の理由を「この夏は猛暑だったので…」「今月は豪雨があって…」などと天候のせいにする人がかなり多くいますが、会社として「それが理由だ」と結論づけてもいいのでしょうか。 天候を理由にして「だから自分たちのせいではない」という責任逃れをしていても意味はありません。都合の良い天候が続くわけがないのですから。
479:専用に作ることで無駄が生じ、汎用として作ることで効率化を生む時代。 [トップリーダーズSelect]
幼稚園の改装の際に、あるものを職員の都合が理由で排除してみると、幼稚園児の間で仲間はずれやいじめが怒らなくなり、園児たちの運動量や集中力が著しく上がった! 専用スペースを作ると効率的に感じますが、実際にはその専用のこと以外には使わないのだからとても非効率です。時間も空間もどんどん限られていくこの時代、「専用に使うためのもの」という発想は無駄を産み続けていくことになるでしょう。 これからは「汎用で使えるもの」「専用ではないもの」という発想が必要です。他のものにも流用できる、
477:国外に事業展開したいならば、多様性が当たり前であることを意識する。 [トップリーダーズSelect]
そんなに特別な設備でもない民家のようなゲストハウスに、わざわざ外国人観光客が殺到する理由は、オーナーが海外に行った時に感じたことをサービスに生かしたことだった! 海外進出をしたのに失敗したという企業や店舗の多くが、日本での常識やオペレーションをそのまま持っていって現地に強要したから、というケースが多くあります。日本の常識は海外では通用しないのです。 「なぜ外国はこうなんだ」と眉をひそめるのではなく、「世界は多様性が当たり前なんだ」という意識を持たなければなりません。自社は
476:「理想の一回分」を追求して定義することで、マーケットを大きく制圧できる。[トップリーダーズSelect]
不採算部門が切り捨てられてできた赤字スタートの会社が、東証1部に上場するほどの有料企業へと駆け上がったきっかけは、マーケットを見つめる中で見つけた「理想の一回分」を決定したことだった! スーパーに行っても小分けのパックを多く見る時代になりましたが、単純に大きいものを小さく分ければいいわけではありません。小分けにするには必ず「ここが理想の一回分である」という値があるはずです。 多くもなく少なくもなく、ちょうどいい一回分の適量。それがお客様に受け入れられると、その適量を定義し