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⭐️WIMednesday Interview⭐️    #17 : Rayko

水曜日にお届けするWIMednesday (ウィメンズデイ)。
今回はLAで活躍されているRaykoさん。ミュージシャンとしての活動に止まらず、多岐に渡って活躍し、自殺予防や女性ミュージシャンの活動を支援するなど、社会的にも使命感を持って活動されています。

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Rayko (れいこ) from Lolita Dark

http://rayko.com/

東京生まれ。ロサンゼルスを拠点に活動するシンフォニック・ロックバンド「ロリータダーク」を結成し、バイリンガルボーカリスト兼作曲家、多楽器演奏者、SAG/AFTRA女優として、マルチに活躍中。

現在関わっているプロジェクトは多数。ボーカリストや女優としてはディズニーや全米放送テレビシリーズ(2020年リリース予定)、エミー賞を受賞した「The Man in the High Castle (邦題:高い城の男)」の劇中歌作曲・歌にはじまり、LACMA美術館のオープニングアクト、全米で一番人気を誇るアニメコンベンション、「アニメ・エキスポ」の開閉式アクト、アマゾン・アレクサの瞑想動画シリーズ音楽制作やUCLA自殺防止教育で名の高いマーク・グルストン博士や自殺未遂・演説家のケビン・ハインズらとドキュメンタリー映画で共演(米題Stay Alive)するなど、その活動はとても幅広い。
音楽や女優活動の傍ら、2013年よりマルチカルチャー・エンターテイメント・イベントとして「東京ステータス」をホストしている。日本文化にも精通しており、茶道裏千家の16代目家元から上級許状を授与された。アメリカ国内で行われているお茶会では裏千家助教授でもある母親の半東として活躍中である。

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1. あなたにとっての成功とはどういう意味ですか?

子供の頃からの夢だった仕事や希望、夢が叶い、人生それで食べていける、それで家族を養っていける、、、それが大きかれ小さかれ、大成功だと思います。毎日幸せを感じられることが大成功だと思います。

結果がどうあれ、そこに向かう過程が一番誇れるものではないでしょうか。

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2. あなたと同じように音楽業界で働きたいと考えている女性に対してどんなアドバイスがありますか?3つ教えてください。

・批判はモチベーションに変えること。
・女の子だから、と自分にリミットをおかないこと。
・何年かかってもいいから音楽だけで生きていきたいという強い願望がなかったら他の仕事をしながら趣味でやっていくしかないです。

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3. 仕事やプライベートでのどのような経験が今の成功に結びついていると思いますか?

私は生まれてから音楽しか心になかったので、アメリカで成功するのが目的で、ただ英語ができるだけでは十分ではなく、アメリカの空気を吸って、その土地を歩いて、お互いを知り合って関係性を作る事が出来なかったら音楽で心が伝わらないと確信してました。育った渋谷からアメリカに移って、ウェートレス、フィットネストレーナー、モデル、女優、秘書の仕事までしながら音楽に没頭しました。いろんな経験を重ねて皮膚が相当厚くなり、どんなことがあっても諦めなかった自分が、競争率の激しいハリウッドのど真ん中で引き抜かれたんだと思います。

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4. あなたが経験した中でも大変だった事を教えてください。

911 の後、パールハーバーの事とかで日本人にいっぱいとばっちりが来てた時期、ステージから降りると沢山のいびりが聞こえたことがありました。

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5. その経験で得た一番の学びは何ですか?

911は我々アメリカ人にとって、何年たった今でも一番悲惨な出来事のうちの一つ、未解決な問題です。アメリカは大きな国です。911には色んな面で国中が影響を受けています。人種差別は状況によってはWest Hollywoodでさえ消えません。

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6. あなたが今住んでいる地域で音楽に携わる女性達が直面している一番の課題は何だと思いますか?

LAでずっと音楽の仕事をしてきて思うのは、女性が女性のミュージシャンを応援することが本当に少ないですよね、、、悲しいです。私のバンドも90%のファンは男の人達です。LAの女性に対するイメージって異常ですね、、、今現在の芸能界の「美」のスタンダードは、お金を出さないと獲得することができないという認識になっているほど異常なので、それに惑わされ、振り回されてしまうと整形費だけで破産してしまうほどです。

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7. 誰からインスピレーションを受けますか?その理由は何ですか?

バンドMUSEのMatthew Bellamy
オーケストラとロックを混ぜたバンドを昔から絶対やりたいと思っていました。彼がそのマスターピースを世界に捧げてくれた、Absolutionのアルバムが出たときの感激は忘れられないです!

バンドRage Against The MachineのZack de la Rocha
言葉にボーダーのない彼には子供の頃から憧れてました。やはり自分も渋谷で暴れまくってたので、その頃は怖いもの知らずみたいに見えたのが、大人になってから彼の世界観や、政治的観念にかなり感化されて来ています。

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8. 来年の目標は?

人のできなかったことを先頭に立ってやる自分を伸ばしたいです。
最近はAmazon Prime、Disney、Adult Swim、LACMA… など大きな仕事が入って来てて、来週にもメジャーネットワークの番組のことで打ち合わせがあります。来年だけでなく一生音楽でこうして生きて行きたいです。もう少しで落ち着くと思うので、そうしたら一生懸命頑張ってる女性のミュージシャンやアーティストを是非引っ張っていってあげたい‼️

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9. WIMJapanの活動に興味はありますか?

上でも言ったように女性が女性をサポートする場所が少なすぎます。みんなお互いを支え合う同士・仲間なのに、ライバルのようにお互い競い合うばかりで、それでは女性が絶対に伸びていけない。この歴史を変えたいので参加させて頂きました。

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10. あなたの最終目標とその為の次のステップを教えてください。

今毎日音楽の仕事がはいってます。病気の母と姉を支えてるのでこの恵みには心から感謝しています。
近い将来、新しいアーティストやグループのアーティスト育成やプロデュースの方をやりたいと思ってます。



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