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⭐️WIMednesday Interview⭐️   #9 : Kana Kamitsubo

Women In Music Japanが音楽業界で活躍する女性を紹介する
⭐️ウィメンズデイ⭐️

第9回はニューヨークで音楽教室を運営されている、上坪可奈さん。
ピアニスト、音楽療法士、音楽講師、経営者、母親、妻など沢山の面を持っていらっしゃいます。今までの経験から具体的なアイディアを沢山頂きました。是非参考にしてください!

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上坪可奈(かみつぼかな)

神戸出身。3歳よりピアノを始める。大阪音楽大学短期大学部器楽科卒。甲陽音楽学院でジャズピアノを学び、'03年ボストンにあるバークリー音楽院より奨学金を受けて渡米。'08年バークリー音楽院音楽療法学科を首席で卒業。NYへ移り、ピアニストとして活動。楽曲提供や即興演奏、ヒーリングを目的としたコンサートなども行っている。'12年、後に夫となるサシャ・マルコビックと出会い、アコースティックデュオユニット「Yagull(ヤグール)」として活動を始める。'14年発売のアルバム「KAI」はNYタイムアウト誌始め、世界20カ国以上から高い評価を得た。'18年リリースの「YUNA」は、発売直後より評論家Kevin Rolland氏よりベストアルバム'18の第1位に選ばれた。このアルバムがきっかけとなり、Yo-Yo Ma, Pat Metheny, 坂本龍一始め著名アーティストが出演する歴史的なラジオ番組「Echoes」への出演も果たした。

ミュージックセラピスト(全米認定音楽療法士)としては、'08より障がいを持つ子供達を対象にNYで活動。音楽教育と音楽療法を融合して作り出した独自のメソッドMusicreative™はアメリカの音楽教育、音楽療法の世界で高い評価を得た。さらには、バークリー音楽院の音楽療法修士号課程のカリキュラム作成・監修も担う。これら全ての活動が認められ、'12年、米国で「極めて卓越した能力を持つ者」と認められた者のみに与えられるアーティストグリーンカード(米国永住権EB-1)取得。'14年、夫のサシャと共にNYに音楽学校Hug Musicを創立。200名以上の生徒が通う学校のディレクターを勤めている。「音楽の持つ力が癒しや自己実現を促す」という考えは可奈のピアニストやセラピストとしての活動の基盤となる信念であり、音楽活動を通して伝えたいことでもある。

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1. あなたにとっての成功とはどういう意味ですか?

身体的、精神的、そして霊的なバランスが取れている状態。その状態で最大限に「私・自分」という存在であることに誇りをもち、唯一無二の「 自分の感性」を使って人生を楽しむことです

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2. あなたと同じように音楽業界で働きたいと考えている女性に対してどんなアドバイスがありますか?3つ教えてください。

・どの世界でも共通の法則があって、「自分」、「受け手」、「自分が属すコミュニティ」、この全てに恩恵をもたらすサービスが提供できたときにそれが「仕事」として継続していくことができます。音楽業界で働きたいのであれば、その世界の中で自分がどういうことをすればこの法則が成り立つのかを考えて想像してみることが大切かと思います。

・ビジョンを描くこと、自分が今いる場所(環境、状況)は自分を幸せにしているか、と常に聞きつづける。答えがNOなら自分の描いているビジョンと現実の何が違うか、どうしたら目標の形に近づけるかを考えて行動する。

・自己投影を手放すと楽になり、シンプルに音楽だけに集中できるようになる。また、コンプレックスは隠すと増大するので、隠さずにそれを認めてあげると前に進める。

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(以下3つまとめてこたえます)

3. 仕事やプライベートでのどのような経験が今の成功に結びついていると思いますか?
4. あなたが経験した中でも大変だった事を教えてください。
5. その経験で得た一番の学びは何ですか?

仕事でもプライベートでもここ15年くらい結構いろいろあり、体を壊したり、精神的に落ち込んだりすることもありました。主に原因は人間関係の悩みです。一時は人間不信になったこともありました。

それを乗り越える過程で自分なりのやり方を見つけました。それは、まず何か問題があったときに、人に相談したり聞いたりする前にまずは自分と対話するようにしています。するとインスピレーションがアイデアとして降りてきます。そこから、そのアイデアを行動に移す前に、人に相談したり、意見を聞いたり、教えてもらったり、リサーチをしたりするようにしています。そのあとに、まだ自分と対話します。するともっと具体的なアイデアや方法がインスピレーションとして湧いてきます。それを何回か繰り返して、自分の中に「しっくり」とくる確信が得られたら実際に行動に移すようにしています。

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6. あなたが今住んでいる地域で音楽に携わる女性達が直面している一番の課題は何だと思いますか?

女性の方が身体的に制限もあったりするので、男性と対等に働こうとすると体を壊したりすることがあるのではないかと思います。また、妊娠や出産、子育てしながらの音楽活動に関する情報があまりないと感じます。

情報が多ければ選択肢が増えたりして精神的にも身体的にも負担が軽減する女性が多くいるのではないかと思います。

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7. 誰からインスピレーションを受けますか?その理由は何ですか?

自分の本質とコネクトしている時にインスピレーションを受けます。なので、音楽を聞いている時、演奏している時が一番受けやすいかな。聴くと必ずインスピレーションを受けるのはピアニストのOmar Sosaさんです。彼のライブは必ず行くようにしています。
夫と息子からもたくさんインスピレーションをもらいます。

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8. 来年の目標は?

・経営している音楽学校(Hug Music)を目標としているレベルまで拡張していきます。

・夫と活動している音楽ユニットYagullで、ヨーロッパ&NY公演をする。メディアに出たりして、よりたくさんの人に音楽を聞いてもらう。

・ピアニストとして成長する。具体的な目標があるのでそれに向けて鍛錬する。

上記した目標達成めざしながらも一番大切なのは健康です!

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9. WIMJapanの活動に興味はありますか?

はい。興味あります。

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10. あなたの最終目標とその為の次のステップを教えてください。

人間としてピアニストとして自由に自分が表現したいことを表現できるようになりたいです。
そのために、自分の心に制限をかけず、気になったことはそれがどんなに難しそうでもやってみようと思います。

Hug Music
www.hugmusicny.com

Yagull
https://www.yagull.com/

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