800字で毎日noteを書く理由
実はこっそり私の毎日noteに新しく追加されたルールがあって、それは「できるだけ800字を超える」というもの。
そう決めたのは、半年ぐらい前のことだった。
800字は、けっこう絶妙な数字だと私は思う。1,000字は「うう……何を書いて増やそう」と少し負担に感じやすいし、500字だと読み応えも、書き応えも物足りない感じがする。
それに800字はキリが悪い数字のように思えて、実は400字詰めの作文用紙2枚分だ。あのぴらぴらの紙、2枚分。
私は「あ、意外に書けるかも」と思える。
学生の頃に課題として課されていた作文は基本的に、3枚以上5枚以下だった。3枚になるといきなり1,200字に跳ね上がるという不思議。その1歩手前で、私の毎日noteはできている。
とはいえ、もしこれをほんとうに作文用紙で書いていたら段落替えですぐに2枚分は埋まるんだろうな~と思う。そうだったら楽なのに、と思うこともある。
けれど、noteは段落替えを字数にカウントしてくれない。だから「800字書く」は、作文用紙だと文字が隙間なくびっしりと埋まっていることになる。
想像するとちょっと気持ち悪い。
それでも、作文用紙2枚分をびっちり埋めるつもりで800字以上を目指して書いている。
「もう少し書いたほうがいいんじゃないの?」「800字でいいの?」と思う私もいるけれど、800字は私にとって怠惰なんかじゃない。
手を少しだけ伸ばして「あ、届いた」と思える数字でもある。言いたいことも、書きたいことも、正直800字で届かないことも多い。まさか、500字ぐらいで書きたいことが終わって「ははーん、なるほど? 500字しか書いてないですね?」と一人で余裕ぶって内心焦るときもあったりする。
だから、ほんとうに程よい「壁」なのだ。
手を伸ばせば簡単に超えられるけれど、考えなしのままでいくと意外に超えられない(ちなみにここまでで780字。ほらね? 意外に超えないのよ)。
「このまま終わってもいいのになー」のところで、もう一歩書き足す=考え足せる数字が、私にとっては800字なのだ。