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#76 国際税務って何?

「国際税務」とは、と検索すると以下の説明がでてきました。

とりあえず一つピックアップすると

国境をまたぐ取引で生じる各国での課税関係に関する議論のことを言います。自社と取引先が共に日本法人であれば基本的に日本の税法をケアすれば足りますが、たとえば自社が日本の企業で取引先が米国の企業である場合、この取引の課税関係を考えるにあたっては、日本の税法、米国の税法、

そして

日本と米国の間で締結されている租税条約(日米租税条約)をそれぞれ考慮する必要があります。」

これ、説明として間違っていません。

国際税務ってすごく特別なことのように感じるかもしれません。

でも周りをみると
今、起業や副業でビジネスをはじめる人も多く、例えば個人で輸入ビジネスをしていたりしてもう国際取引は身近ですよね。

特別な取引ではありません。

そして、国際取引がある会社、、、もめずらしくなく、どちらかというと一般的ですから、国際税務の取扱い、取引先の国の税務、日本の税務、取引先と日本との租税条約の確認を無視できなくなってきています。
うっかりケアしていなくて、思わぬトラブルや税金の間違いによるペナルティを受けないよう気をつけてください。

先日ある会計士さんからお仕事のReferがありました。

「日本法ベースの会計事務所であり、英国法及び米国法に基づく、会計・税務助言は提供していません。」とお答えすると

「国際税務は担当されていなかったのですね。失礼しました。」とお返事が・・・。

えっっと・・・広く言えば彼は同業者ですが、これはまずいです。

Big4の監査法人だけの経験だとTAXの専門はわからないのでしょうか。
通常はそんなことはありません。
そしてもともと知り合いなので連絡があったのです。
これだと、金融機関出身や米国CPAや公認会計士やFPと我々をひっくるめて同じだと思って同じ土俵で競わせよう(笑)とする素人さんと同じです。

私たちは日本のライセンスで日本税法の専門家です。海外の法律は現地専門家である弁護士などと確認しながらすすめます。国際税務は、国内法、租税条約、現地税法を判断できるスキルや経験が必要です。

もちろん「国際税務を行っている」なのですが・・・。

同業であれば「現地Tax Lawyerか現地会計事務所はお客様がアサインしていますのでやりとりしながらすすめてください。」とか

「現地Tax Lawyerか現地会計事務所はどうしたらいいですか?」

という返しがきたら、まず第一段階で、あっこの人からのお仕事受けても大丈夫かなと判断します。

これは専門家同士の話ですが、
もしあなたが起業したり、副業を開始したら、

自分でビジネスを行っているということ。
社長または事業主であるということ。

知らなかったにならないよう、無関心ではいらなれないですね。

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