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#52 はじまりました!10月1日消費税インボイス制度

10月1日よりインボイス制度が始まりました。

インボイス事業者を適用するか否か、悩まれた事業者さんも多かったかと思います。
すでに消費税の課税事業者(つまり消費税の納税義務がある事業者さん)であればステイタスはかわらない。

インボイス制度の導入はインボイスの体裁を整えることだけとなります。そして支払先の消費税の確認とその処理についてのみ気にすればよいということになります。

しかし、免税事業者であった場合は、
個人事業主なのか、法人なのか、事業内容や業務提供がインボイスが必要ある事業者か否かでインボイスを選択するか否かが変わりますので選択について悩まれたと思います。

<私は小規模の事業者さんは経過措置の期間は、インボイス制度を選択しなくてもよいのではないかと考えています。>

国際基準を考えると、ヨーロッパを中心とした世界の多くの付加価値税(VAT)といわれる消費税は20%が平均です。
その税率と比べたら日本の消費税は各段に低いです。



「消費税の転嫁は出来てますか」というようなアンケートが来ます。

日本の大企業の中には、輸出売上が中心で、輸出免税による消費税の還付金を受け取るステイタスの企業もあります。
そういった還付金が多い企業には、下請企業が支えています。下請けがインボイスを選択することを求められますが、誰も「還付金をごっそりもらってるんだから、下請にもっと払いなさいよ。」とは言いません。

下から上への転嫁積上げが叫ばれて、ほくほく企業の下方向への消費税還付金逆転嫁のことは誰も言わないのです。

大企業が生き残らないと私たちの生活にも影響がありますから、大企業のその問題点のみを指摘することも、そういった側面があるという意見になるのかなと思っております。

そして、財政、税の公平性、そして、実務に係る事務負担や処理、事業者の資金繰りなどの経営の側面、あらゆる点から是非を検討しなければならないと思っております。。。

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