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あれから半年_3

私は、友人を誘い大阪へ辿り着いた。


節約の為、夜行バスでの移動。
朝のシャワーで疲れを流す。

今日は、念願の彼に会えるのだ。

彼は、関西を拠点に活動するグループに所属していた。一度、行ってみたいと興味があったものの、大学の授業と、本命の推し活が忙しく、やっと作った遠征スケジュール。

初めての現場。
若者からおばさままで、沢山の人が集まっていた。

いつもの現場と違い、知り合いもおらず、新しい土地。新鮮味があり、気を使うことなく、心のままに過ごすことができた。

終演後の特典会では、ヲタクたちが各々の推しの列に並んでゆく。

私も、手作りのデコレーションされた手紙を抱え、彼の列に並び順番を待った。

約半年ぶりの再会、
「〇〇の舞台で見て〜」と話すと、
彼はパッと笑顔で「遠くからありがとう!」と明るく対応してくれた。その後も少し会話をし、ツーショット撮影撮る。

普段の現場では、自分が頑張らないと会話すらするチャンスが無い+塩対応デフォルトの俳優を追っていた為、感動する私w
夜のステージ開始までの間、既に同行した友人と次回の予定を立てていた。

夜のステージも安定に全力で楽しみ、昼間同様に剥がし無しのゆるゆる特典会へ。安定の大満足。
(絶対接触できる現場っていいよねw)

今回は、2days公演だった為、
友人と共に興奮気味に宿に戻り、明日に備える。

二日目も同様に(よりノリノリに)楽しみ、夜公演では、誰よりも先に握手にお話に撮影を満喫し、急いで夜行バスに飛び乗る。

敵が居ない(敵を知らない)地方現場で、浮かれ、甘い味を占め東京へ帰る。


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