Willie Yanaka

昭和レトロマンションで妻と二人、慎ましく暮らしています。ユダヤ研究家&カントリ…

Willie Yanaka

昭和レトロマンションで妻と二人、慎ましく暮らしています。ユダヤ研究家&カントリーゴスペルギタリスト。本業は特許翻訳者。

最近の記事

創世記1章4節b 原語解説

ויבדל אלהים בין האור ובין החשׁך׃そして神はこの光とやみとを区別された。 and God separated the light from darkness. וַיַּבְדֵּ֣ל  (ヴァヤデル) そして区別された/and separated אֱלֹהִ֔ים  (エロヒーム) 神は/God בֵּ֥ין (ベン) と הָא֖וֹר (ハオール) 光/light וּבֵ֥ין (ウヴェン) と הַחֽשֶׁךְ (ハハシュフ)  

    • 再生

      カンカラ三線ゴスペル Jesus’s Heart in My Heart

      沖縄で作ったカンカラ三線で石戸充氏作詞・作曲のJesus’s Heart in My Heartを弾き、歌ってみました。 カンカラ三線は、1945年の沖縄戦の後、米軍の収容所に入れられた人々が空き缶と木材を組み合わせ、パラシュートの紐を弦として使用して作った楽器です。 調弦と弾き方は通常の三線と同じですが、カンカラ三線には独特の味のあるシンプルな音色があります。

      • 旧約聖書に見る教会(エクレシア)の型その② 幕屋

        はじめに 本題の幕屋について触れる前に、少し考えてみたいことがあります。 みなさんは、「教会」というと、何を思い浮かべるでしょうか?やはり、屋根に十字架が立っている建物でしょうか? これは厳密にいうと、「教会」ではなく、「教会堂」です。 新約聖書においては、ユダヤ教の会堂は登場しますが、実はキリスト教の会堂なるものは一つも登場していません。当時のクリスチャンは、家や公共の広場などで集まったようです。あるいは、洞窟のようなところで集まったという記録もあります。 また、

        • クリスチャンになる資格

          クリスチャンになる資格とは、一体なんでしょうか?  日々、真面目に生きている?  お父さん、お母さんを大事にしている?  タバコ、酒、ギャンブルをやらない?  聖書を真面目に読んでいる? どれも当てはまりません。 実は、クリスチャンになる資格は、ただひとつです。それは、「罪人」であることなのです。 なぜなら、イエスご自身がこのように言われているからです。 自分は「罪人」であると自覚し、イエスのもとに行きたいという人を、イエスは両手を広げて受け入れてくれるのです

        創世記1章4節b 原語解説

          「私」ではなく、「キリスト」

          たまに、ご自分の宣教や成果を盛んに披露されるクリスチャンの方がいます。 世界各地でこのようなミニストリーやっている、この集会にこんなに大勢の人が来た、等々。 その一方で、やたらと自分を卑下するクリスチャンの方もいます。 自分はとても罪深い、自分には愛がない、自分はクリスチャンをやっている資格がない、等々。 両者は、実は表裏一体なのではないかと思うのです。つまり、主体が「自分」、つまり「私」なのです。「キリスト」が主体となっていません。 主体が「私」であると、結局、優

          「私」ではなく、「キリスト」

          創世記1章4節a 原語解説

          וירא אלהים את־האור כי־טוב神はその光をよしと見られた。(新改訳) God saw that the light was good; (NASB) וַיַּ֧רְא (ヴァヤル) そして見た/and saw אֱלֹהִ֛ים (エロヒーム) 神/God אֶת־הָא֖וֹר (エット ハ オール) 光を/the light כִּי־ט֑וֹב (キー トヴ) よしと/that [it was] good וַיַּ֧רְא (ヴァヤル

          創世記1章4節a 原語解説

          創世記1章3節 原語解説

          ויאמר אלהים יהי־אור ויהי אורそのとき、神が「光よ。あれ。」と仰られた。すると光ができた。(新改訳) Then God said, “Let there be light”; and then there was light. (NASB) וַיֹּ֥אמֶר (ヴァ ヨメル) そして言った/then … said אֱלֹהִ֖ים (エロヒーム) 神/God יְהִי (イェヒー) 〜あれ/let there be א֑וֹר (オ

          創世記1章3節 原語解説

          再生

          The Streets of Jerusalem

          4年前に作った曲です。2018年にクリスチャンアーティストの一団と一緒に旅した時の感動を歌にしました。

          The Streets of Jerusalem

          再生

          創世記1章2節c 原語解説

          ורוח אלהים מרחפת על פני המים 神の霊は、水の上を動いていた。(新改訳) And the Spirit of God was moving over the surface of the waters. (NASB) וְר֣וּחַ (ヴェ ルアハ) そして〜霊が/and the Spirit אֱלֹהִ֔ים (エロヒーム) 神/God מְרַחֶ֖פֶת (メラフェット) 舞っている/moving עַל־פְּנֵ֥י (アル

          創世記1章2節c 原語解説

          旧約聖書に見る教会(エクレシア)の型 その① ベテル

          旧約聖書は「型」に満ちています。「型」とは、モノや人物を予め表す原型のようなものです。旧約聖書で登場するモノや人物は、新約聖書のモノや人物、又は概念「型」として予め表していることが多いのです。 例えば、ノアの日の洪水(創世記6-7章)は、バプテズマ(1ペテロ3:20-21の)の型だとされています。 この「型」を理解すると、旧約聖書が俄然面白くなります。無味乾燥と思われた記述が壮大なスケールを持っていることがわかり、立体的に読むことができるようになるのです。 この記事、新

          旧約聖書に見る教会(エクレシア)の型 その① ベテル

          創世記1章2節b 原語解説

          וחשך על־פּני תהום やみが大いなる水の上にあり、(新改訳) and darkness was over the surface of the deep, (NAS) וְ (ヴェ) そして ח֖שֶׁךְ(ホシェフ) やみ עַל־(アル―) ~の上に פְּנֵ֣י(ベネー) 面 תְה֑וֹם(テホム)​ 大いなる水 神が地球を形造る前の状態を描写している一節です。非常にシンプルな文ではありますが、光が創造される前の神秘的な状況が見事に表現

          創世記1章2節b 原語解説

          ユダヤ人の物語 エイブ(ABE)

          「エイブのキッチンストーリー」  2020年11月に「エイブのキッチンストーリー」という映画が公開された。原題は「ABE」である。この映画の主人公は、「エイブ」という名前の、ニューヨークのブルックリン生まれの12歳の少年である。彼の父は、パレスチナ系アメリカ人であり、彼の母はユダヤ系アメリカ人であった。両方の側の親族が集まると、いつもお互いの民族の「物語」を巡って喧嘩に発展してしまう。パレスチナ側の「物語」とユダヤ側の「物語」が決して相容れることはないのだ。  エイブは、母方

          ユダヤ人の物語 エイブ(ABE)

          創世記1章2節a 原語解説

          והארץ היתה תהו ובהו 地は形がなく、何もなかった。 (新改訳) The earth was formless and void, (NAS) וְהָאָ֗רֶץ (ヴェハアレツ) הָֽיְתָ֥ה (ハイター) תֹ֨הוּ֙ (トフ) וָבֹ֔הוּ (ヴァヴォフ) (上記の単語には、ニクダーをつけました) 創造の過程の一番最初の状態を描写する場面です。原語で読むと、また違った風景が見えてきます。これから各単語を詳細に見ていきましょ

          創世記1章2節a 原語解説

          創世記1章1節 原語解説

          בראשית ברא אלהים את השמים ואת הארץ初めに、神が天と地を創造した。(新改訳) In the beginning God created the heavens and the earth. (NAS) בְּרֵאשִׁ֖ית (ベレシート)  初めに/in the beginning בָּרָ֣א (バラー)  創造した/created אֱלֹהִ֑ים (エロヒーム)  神/God אֵ֥ת (エット)  〜を הַשָּׁ

          創世記1章1節 原語解説

          ヘブライ語22文字解説

          私は30代前半にミルトス社の「はじめてのヘブライ語」を通してヘブライ語の勉強を始めました。ちょうどそのころ、初めてイスラエルにも旅行で訪れました。 その後、イスラエルのキブツで勉強してみたいという思いもあったのですが、夢かなわず、いつしかヘブライ語の学習はやめてしまいました。 最近、JTJ神学校の臼井勲先生のイスラエル史の講義を聴く機会がありましたが、現代にヘブライ語を復活させたイェフダーの話を聴いてから、自分の中に何か燃えるものがあり、18年前に買ったテキストを手に取っ

          ヘブライ語22文字解説