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132の日記帳

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#自己表現

月の綺麗な夜に

言葉では足りなくて
砕いた心のかけらを
口づけにのせてあなたへ贈る
月食のような時間
つめたくて、あつい
あなたの手と吐息から
私宛の思いを探す

真夜中

眠れぬ夜
消えてしまいたいと思うたび
見えない心の臓を貫く言の刃が
ぐさり、ぐさりと問いかける
なぜお前は生きているのか
何のために生きているのか
あぁ、このまま眠りが醒めなければ
あぁ、このまま夢をみたら
私は私を抱いてやれるだろうか